フィリピンの競馬
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- 1867年、マニラジョッキークラブ設立。マニラ市内の1/4マイル(約400m)の直線道路を使った競走が行われる[1][2]。
- 1880年、サンタメサの競馬場に移転[1][2]。
- 1898年、米西戦争のため競馬開催中断[1][2]。
- 1900年、サンタクルスのサンラサロ競馬場に移転[1][2]。
- 1903年、馬券販売の解禁[2]。
- 1937年、フィリピンレーシングクラブがマカティにサンタアナパーク競馬場を開設[1][2]。
- 1941年、太平洋戦争のため競馬開催中断[1]。
- 2002年、サンラサロ競馬場がカヴィテ州カルモナに移転[1][2]。
- 2009年、サンタアナパーク競馬場がカヴィテ州ナイックに移転[1]。
- 2013年、メトロマニラターフクラブがバタンガス州マルバーにメトロターフ競馬場を開設[1]。
- 2022年、サンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場が閉場[3][4]。
- 2025年、フィリピンジョッキークラブがバタンガス州パドレガルシアにパドレガルシア競馬場を開設[5]。
特徴
フィリピンにおける競馬はアメリカ統治時代に商業化され、独立後の1948年に制定された競馬規制法に基づいて実施されている[2][6]。競馬開催は大統領所属の国家機関であるフィリピン競馬委員会が統括し、馬券販売の監督はゲーム・アミューズメント委員会により行われる[3]。
アメリカ統治時代から長らくマニラ首都圏で営業するサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場で競馬が行われてきたが、2000年代にいずれもマニラ中心部から40〜60キロメートル離れた場所に移転した[7][8]。2013年により離れた場所にメトロターフ競馬場が新設され、3場体制になったが[9]、2010年代後半から競馬開催日数は減少傾向にあり、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大による停止を経て[8]、2022年にサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場が相次いで競馬開催を停止した[4]。残ったメトロターフ競馬場も2018年に一度経営危機に陥っており[10]、施設が5年更新の短期の賃貸契約であるなど不安定な状態にあることから競馬の存続が危ぶまれる状況であった。そこで競馬の存続を目指すオーナーや生産者が設立したHAPIジョッキークラブが競馬開催権を取得[3]、マニラから100km近く離れたバタンガス州パドレガルシアに競馬場を新設し[4]、2025年11月からフィリピンジョッキークラブの営業名で競馬の開催を開始して2場開催体制となっている[5]。
競走

廃止されたサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場を含め、ダートコースのみで競馬が行われる[1][4]。
メトロターフ競馬場、パドレガルシア競馬場のいずれも週に数日、1日に7〜10競走が開催されている[11][12]。
フィリピンでは古くからサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場が1週間おきに月曜日から金曜日まで競馬を開催しており、2013年にメトロターフ競馬場が開場してからしばらくは毎日開催が実現していた[9]。
馬券

フィリピンでは政府とフランチャイズ契約を結んだ者が競馬を開催してパリミュチュエル方式で馬券を販売することを許可されている[6]。
馬券の種類は連勝複式(馬連・3連複)はなく、単勝式・重勝式(別々の競走の1着を当てる)に加えて連勝単式(馬単)が1着から6着までの馬をすべて当てる6連単まである[9][13]。
馬券の購入窓口は競馬場内の窓口のほか、フィリピン各地にオフトラックベッティングステーションと呼ばれる場外馬券売り場があり[14][15]、インターネット投票も行われている[8]。
馬産と競走馬

競馬に使用される競走馬は中国、インドやスールー諸島からルソン島に持ち込まれた小格馬(ポニー)の血を引く在来馬が用いられ、アメリカ統治期にはアラブ種が競走馬として輸入されたが、1937年にサンタアナパーク競馬場を開設したフィリピンレーシングクラブによってサラブレッドが導入された[2]。
年間のサラブレッド生産頭数は約400頭で、アメリカやオーストラリアから導入された繁殖馬がいる[3][4]。競走馬の輸入は1987年に許可され[1]、主にアメリカから輸入されているが、国内の血統を保護するために輸入された牡馬は去勢が義務づけられる[3]。
日本からは、1972年にマキノホープとムオーが輸出された記録がある。近代ではタヤスツヨシの全弟でJRAで1勝馬だったジンガロ[16]が2000年に種牡馬として輸出されたことがあり[17]、またフィリピンから日本にゴーンウェスト系のアメリカ産種牡馬ヒザゴーンウェストの産駒が3頭輸入されて船橋競馬場に入厩し、出走した2頭が勝ち上がったことがある[18][19][20]。
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