フィリピンの競馬

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フィリピンの競馬(フィリピンのけいば)では、フィリピンにおける競馬について記述する。

特徴

メトロターフ競馬場

フィリピンにおける競馬はアメリカ統治時代に商業化され、独立後の1948年に制定された競馬規制法に基づいて実施されている[2][6]。競馬開催は大統領所属の国家機関であるフィリピン競馬委員会英語版が統括し、馬券販売の監督はゲーム・アミューズメント委員会英語版により行われる[3]

アメリカ統治時代から長らくマニラ首都圏で営業するサンラサロ競馬場サンタアナパーク競馬場で競馬が行われてきたが、2000年代にいずれもマニラ中心部から40〜60キロメートル離れた場所に移転した[7][8]2013年により離れた場所にメトロターフ競馬場英語版が新設され、3場体制になったが[9]2010年代後半から競馬開催日数は減少傾向にあり、2020年新型コロナウイルスの感染拡大による停止を経て[8]2022年にサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場が相次いで競馬開催を停止した[4]。残ったメトロターフ競馬場も2018年に一度経営危機に陥っており[10]、施設が5年更新の短期の賃貸契約であるなど不安定な状態にあることから競馬の存続が危ぶまれる状況であった。そこで競馬の存続を目指すオーナーや生産者が設立したHAPIジョッキークラブが競馬開催権を取得[3]、マニラから100km近く離れたバタンガス州パドレガルシア英語版に競馬場を新設し[4]2025年11月からフィリピンジョッキークラブの営業名で競馬の開催を開始して2場開催体制となっている[5]

競走

パドレガルシア競馬場

廃止されたサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場を含め、ダートコースのみで競馬が行われる[1][4]

メトロターフ競馬場、パドレガルシア競馬場のいずれも週に数日、1日に7〜10競走が開催されている[11][12]

フィリピンでは古くからサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場が1週間おきに月曜日から金曜日まで競馬を開催しており、2013年にメトロターフ競馬場が開場してからしばらくは毎日開催が実現していた[9]

馬券

パドレガルシア競馬場の馬券売り場

フィリピンでは政府とフランチャイズ契約を結んだ者が競馬を開催してパリミュチュエル方式で馬券を販売することを許可されている[6]

馬券の種類は連勝複式(馬連・3連複)はなく、単勝式・重勝式(別々の競走の1着を当てる)に加えて連勝単式(馬単)が1着から6着までの馬をすべて当てる6連単まである[9][13]

馬券の購入窓口は競馬場内の窓口のほか、フィリピン各地にオフトラックベッティングステーションと呼ばれる場外馬券売り場があり[14][15]インターネット投票も行われている[8]

馬産と競走馬

フィリピンの競走馬

競馬に使用される競走馬は中国インドスールー諸島からルソン島に持ち込まれた小格馬(ポニー)の血を引く在来馬が用いられ、アメリカ統治期にはアラブ種が競走馬として輸入されたが、1937年サンタアナパーク競馬場を開設したフィリピンレーシングクラブ英語版によってサラブレッドが導入された[2]

年間のサラブレッド生産頭数は約400頭で、アメリカオーストラリアから導入された繁殖馬がいる[3][4]。競走馬の輸入は1987年に許可され[1]、主にアメリカから輸入されているが、国内の血統を保護するために輸入された牡馬は去勢が義務づけられる[3]

日本からは、1972年マキノホープムオーが輸出された記録がある。近代ではタヤスツヨシの全弟でJRAで1勝馬だったジンガロ[16]2000年種牡馬として輸出されたことがあり[17]、またフィリピンから日本にゴーンウェスト系のアメリカ産種牡馬ヒザゴーンウェストの産駒が3頭輸入されて船橋競馬場に入厩し、出走した2頭が勝ち上がったことがある[18][19][20]

また

主な競走

フィリピンは『国際セリ名簿基準書』でサラブレッドの平地競走開催国としての認定を受けていない[21]

大競走としては12月に開催されるプレジデンシャルゴールドカップ(2000m)がある。かつてサンラサロ競馬場とサンタアナパーク競馬場ではフィリピン三冠などの大競走が行われていた[1]

主な競馬場

脚注

外部リンク

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