フォーリング・ダウン
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| フォーリング・ダウン | |
|---|---|
| Falling Down | |
| 監督 | ジョエル・シュマッカー |
| 脚本 | エブ・ロー・スミス |
| 製作 |
ティモシー・ハリス アーノルド・コペルソン ハーシェル・ワイングロッド |
| 製作総指揮 | アーノン・ミルチャン |
| 出演者 | マイケル・ダグラス |
| 音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
| 撮影 | アンジェイ・バートコウィアク |
| 編集 | ポール・ハーシュ |
| 製作会社 |
スタジオカナル リージェンシー・エンタープライズ アルコー・フィルムズ |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 |
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| 上映時間 | 118分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $25,000,000[1] |
| 興行収入 |
|
『フォーリング・ダウン』(原題: Falling Down)は、1993年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。監督はジョエル・シュマッカー、出演はマイケル・ダグラスとロバート・デュヴァルなど。 平凡な中年男性が、些細なきっかけと偶然の積み重ねの不幸からストレスを爆発させ暴走する様を描く。
真夏の太陽にさらされた朝のロサンゼルスで、道路工事による大渋滞が発生した。これに巻き込まれた中年の男は、車のエアコンや窓の故障、車内に入り込んだハエ、周囲の騒音に苛立ち、遂に車を乗り捨てると「家に帰る」と立ち去った。後続車の通報で駆けつけたハイウェイ・パトロール警官と協力して、男の車を車道から押し出すプレンダガスト。彼は今日で早期退職する刑事だった。
男は離婚した妻子の家に電話をかけるが、何も言えずに切られてしまう。雑貨店で電話用の小銭の両替を頼むが、品物を買って釣りを受け取れと要求される。しかし、コーラ一本買っても釣りは電話代に足りない。男は「価格を1965年に戻せ」と因縁をつけ、店主の護身用のバットを奪って店内を破壊する。店主の「金を持ってけ」という言葉に男は「私は泥棒じゃない。ソーダ代をぼったくるお前こそ泥棒だ」と激怒する。男は再びコーラの値段を尋ね、「50セント」との答えに満足し、代金を支払い、25セント玉2枚を受け取って、バットを持ち去った。
男は空き地で休憩中に、メキシコ系ギャングに通行料を請求され、激怒しバットで追い散らす。「家に帰るんだ!」と叫んだ男は、バットの代わりにギャングのバタフライナイフを持ち去った。
元妻のベスは何度も無言電話をかけられ、別れた夫だと気づく。男は「娘のアデルの誕生日だからプレゼントを持って家に行く」と宣言する。そこへ、ギャングが仲間と車で現れ、男に向けて銃を乱射し、何人もの通行人が撃たれたが男は無傷だった。ギャングの大半は衝突事故で死亡し、男は生き残った瀕死のギャングの足を平然と撃ち、銃の詰まったジム・バッグを持ち去る。
一方プレンダガストは、襲われた雑貨店の店主の訴えを受け付けていた。男がバットを持ち去ったと知り、更に銃乱射の生き残りから、バットで殴られた仕返しだったと聞く。二つの事件の犯人の特徴は、白シャツにネクタイというものだった。
男はハンバーガー店に入店し、朝食を注文するも、朝食メニューは3分前に終了していると断られ、激怒し銃で脅迫する。出されたバーガーが見本の写真より薄いと苛立つが、ここでも代金を払って立ち去った。続けて公衆電話から元妻のベスに電話をかけたが繋がらず、待っている男に文句を言われて銃で電話を破壊する。
プレンダガストは、「バーガー店で銃を出した男が代金を支払った」との報告で、あちこちで銃を撃っている男が同一人物だと気付く。同僚の女刑事サンドラに付近の聞き込みを依頼したが、男は軍の払い下げ店の店主に匿われていた。店主はネオナチで異常な武器マニアで、男に同類だと親近感を抱く店主だが、男に否定されると店主は男を拘束しようとした。しかし、男はバタフライナイフで反撃し、店主を射殺した。男は店主のコレクションだったM72 LAWを奪い、さらに軍服に着替える。道中の工事現場で、誘導員の男と口論になり、「どうせ予算消化の工事だ。直すところを作ってやる」とM72で工事現場を砲撃する。
男が武器を手に西に向かっていると上司に報告する。だが、上司は聞く耳を持たない。プレンダガストが事務職の内勤に移り、更に早期退職するのは、情緒不安定な愛する妻のためなのだが、署内では臆病ゆえと思われているのだ。プレンダガストは仕方なくサンドラと共に捜査を開始し、最初の事件のあった雑貨店に聞き込みに向かう。そこで雑貨店が、男が渋滞で車を放置した現場が近いことに気付き、ナンバーから所有者を割り出す。
男の名はウィリアム・“ビル”・フォスター。妻と離婚し、母親と二人暮らしだった。母親は離婚した元妻と孫の住所を知らず、毎日出勤するビルが、1ヶ月も前に会社から解雇されていたことも知らなかった。元妻のベスは娘アデルの誕生日パーティーのために家を動けず、地元警察に警護を頼んだが、警察は、まだ現れないのは虚言の脅しと判断して、早々に引き上げてしまう。しかし、ビルが近所から電話して来たために、ベスは娘を連れて家から逃げ出す。
ベスの住所がヴェニスだと突き止めたプレンダガストは、同僚のサンドラと共に、退職パーティーをほったらかして、ベスの家へ向かう。ベスの家にいたビルは、サンドラを撃って逃げ出し、桟橋でベスと娘を見つけた。そこは、かつて幸せな家庭を築いていたときの思い出の場所だった。
そこへプレンダガストが駆けつけ、ベスはビルの拳銃を海に投げ捨て、アデルと共に逃げる。観念したビルは、「ポケットに銃がある」と言い、プレンダガストに向け、射殺される。ビルが持っていたのは、娘アデルの水鉄砲だった。
登場人物
- ウィリアム・“ビル”・フォスター(D=フェンス)
- 演 - マイケル・ダグラス
- 短気で傲慢な性格のせいで、妻と離婚した男。現在は母親との二人暮らし。軍事産業に従事していたが、1ヶ月前に解雇されていた。それ以前には海軍におり、パープルハート章も受章していたが、日常のストレスにも耐えられなくなり、暴走する。
- プレンダガスト
- 演 - ロバート・デュヴァル
- 巡査部長。刑事としては有能。真面目で誠実な人柄。しかし、これにより面白みがないとも思われ浮いている。定年前に退職し、妻とアリゾナへ移住する予定。
- ベス
- 演 - バーバラ・ハーシー
- フォスターの元妻。ベスは通称で本名はエリザベス。現在は娘と二人で暮らしている。ウィリアムのことを恐れている。
- サンドラ
- 演 - レイチェル・ティコティン
- 刑事。ブレンダガストの同僚。ブレンダガストを慕っており、周囲から浮いている彼の理解者でもある。
- アマンダ
- 演 - チューズデイ・ウェルド
- プレンダガストの妻。娘を突然死で亡くした過去を持つ。このこともあってか情緒不安定。更年期障害の症状も相絡まってヒステリーになっている。
- ニック
- 演 - フレデリック・フォレスト
- 払い下げ軍用品店店主。
- フォスターの母
- 演 - ロイス・スミス
- 息子と一緒に暮らしている。情緒不安定で、プレンダガストとサンドラに話すことも拒否していたが、プレンダガストがいつも妻にしているように優しく話しかけ、彼女が制作したガラス細工を褒めたことで、話を聞くことに成功する。
- アデル
- 演 - ジョーイ・ホープ・シンガー
- フォスターとベスの娘。
- リー
- 演 - マイケル・ポール・チャン
- 韓国人雑貨店店主。
- ヤードリー
- 演 - レイモンド・J・バリー
- 署長。
- ライデッカー
- 演 - D・W・モフェット
- 刑事。
- アンジー
- 演 - カリーナ・アロヤヴ
- チンピラの仲間。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
|---|---|---|---|
| ソフト版 | テレビ朝日版 | ||
| ウィリアム・"D=フェンス"・フォスター | マイケル・ダグラス | 樋浦勉 | 小川真司 |
| プレンダガスト | ロバート・デュヴァル | 池田勝 | 坂口芳貞 |
| ベス | バーバラ・ハーシー | 高島雅羅 | 塩田朋子 |
| サンドラ | レイチェル・ティコティン | 佐々木優子 | 小林優子 |
| アマンダ | チューズデイ・ウェルド | 有馬瑞香 | 小宮和枝 |
| ニック | フレデリック・フォレスト | 小室正幸 | 麦人 |
| フォスターの母 | ロイス・スミス | 久保田民絵 | 登場シーンカット |
| アデル | ジョーイ・ホープ・シンガー | 折笠愛 | 川田妙子 |
| リー | マイケル・ポール・チャン | 水野龍司 | 稲葉実 |
| ヤードリー署長 | レイモンド・J・バリー | 伊井篤史 | 山野史人 |
| ライデッカー刑事 | D・W・モフェット | 神谷和夫 | 中多和宏 |
| アンジー | カリーナ・アロヤヴ | 亀井芳子 | 渕崎ゆり子 |
| ハンバーガー屋の客 | キャロル・アンドロスキー | 台詞なし | |
| その他 | 高宮俊介 坂東尚樹 長島雄一 成田剣 磯辺万沙子 仲野裕 小野健一 叶木翔子 真地勇志 中博史 | 仲野裕 田原アルノ 後藤敦 辻親八 神谷和夫 荒川太郎 渡辺美佐 古田信幸 金野恵子 長島雄一 星野充昭 喜田あゆみ 亀井芳子 成田剣 松本大 | |
| 演出 | 蕨南勝之 | 伊達康将 | |
| 翻訳 | 岡田壯平(字幕)[3] | 伊原奈津子[3] | 武満真樹 |
| 録音・調整 | 金谷和美 新井保雄 | 山下康将 | |
| 音響制作 | 相原正之 中西真澄 | ||
| 効果 | リレーション | ||
| プロデューサー | 小川政弘 貴島久祐子 | ||
| 制作 | ワーナー・ホーム・ビデオ プロセンスタジオ | 東北新社 | |
| 初回放送 | 1997年1月26日 『日曜洋画劇場』 21:02-22:54 正味約93分 | ||