ヘルパンギーナ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ヘルパンギーナ | |
|---|---|
|
| |
| 概要 | |
| 診療科 | 感染症内科学 |
| 分類および外部参照情報 | |
| ICD-10 | B08.5 |
| ICD-9-CM | 074.0 |
| DiseasesDB | 30777 |
| MedlinePlus | 000969 |
| eMedicine | med/1004 |
| MeSH | D006557 |
ヘルパンギーナ(英: Herpangina)は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患。原因ウイルスは、ピコルナウイルス科のエンテロウイルス属に属するコクサッキーウイルスA群(2,3,4,5,6,10型)が主で、他にB群やエコーウイルスで発症する場合もある[1]。エンテロウイルス感染症の病型は非特異的熱性疾患が多いが、ヘルパンギーナは手足口病やプール熱などとともに特異的な病態をもつ疾患として位置づけられる[2]。温帯地域では夏季を中心に流行する急性熱性疾患[2](いわゆる夏かぜの代表的疾患[3])である。
症状
潜伏期は2-4日程度。典型的には突発的な高熱で始まり、咽頭の口蓋弓部に水疱や潰瘍を形成し、それとともに食欲減退、咽頭痛、流涎などの症状を伴うようになる[2]。口腔内の痛みや不快感から、乳児の場合には哺乳を嫌がり、脱水症状を起こすこともある[2]。しかし、通常は数日で解熱して口腔内潰瘍も治癒する[2]。ただし、発熱時に熱性痙攣を伴うことがあり、まれに無菌性髄膜炎、急性心筋炎などを合併することがある[1]。
症例がより多い手足口病とは、発熱が39〜40℃の高熱となり、発疹が口腔に限られる点が異なる。
成人は免疫力や体力が強く感染しにくいが、免疫力が低下していると家庭内で感染することがある[3]。成人が感染した場合には高熱などやや重い症状が持続し、強い倦怠感や関節痛などを伴うことがある[3]。