ベイシアグループ
日本の群馬県前橋市にある企業グループ
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概要
グループを統括する持株会社を中心としているわけではなく、株式会社いせや(現在、法人格は株式会社いせやコーポレーションとして存続し貸事務所業を行なっている)を起源とする企業の集合体である。ベイシアグループ主要企業各社に対しては、創業家である土屋家や、その関連企業による出資が多くを占めているものの、主要企業間の出資関係は薄く、土屋家を中心とした緩やかな連携関係を維持している[1]。同族経営ではないが、グループ会社の要職には土屋家の人物が就任している。
スーパーマーケット等を運営するベイシア、ホームセンターのカインズ、家電量販店のベイシア電器、作業服等販売のワークマン、カー用品店のオートアールズなど関連企業34社で構成される[2]。前身であるいせやの創業地である群馬県を中心として47都道府県にグループ企業が展開している。2020年には初めて年間総売上1兆円を突破した[3]。
元々は「いせや」として食品や生活用品などの販売を行っていたが、事業拡大に伴ってそれぞれの部門を細分化し、1982年に株式会社ワークマン、1984年に株式会社セーブオン、1989年に株式会社カインズをそれぞれ分社、1997年には株式会社ベイシア(いせやの持つ小売り事業全般を受け持った)を設立させ、「いせや」を発展的に解消する形でベイシアグループが形成された。そのため、他社とのM&Aを行わずに成長してきたことを強みとしていた[4]が、カインズが2021年にファーストグループ(後のcars)と資本業務提携[5]、2022年に東急ハンズ(後のハンズ)を買収[6]、2025年にはベイシアとカインズが共同でザスパクサツ群馬(以下、ザスパ群馬)運営会社の議決権を過半数取得しグループ化[7][8][9]するなど、他社の子会社化や資本業務提携を行うようになっている。
コンビニエンスストア事業は2018年までにセーブオンが自社ブランドの展開を停止し、他チェーンであるローソンのメガフランチャイズ事業者へ転換。株式会社セーブオンが株式会社ローソンへ吸収合併されたわけではなく、資本提携等も行っておらず「ベイシアグループのコンビニエンスストア運営企業」として存続していたが、2026年にローソンへ吸収分割により事業承継し、ベイシアグループとしてはコンビニエンスストア事業から撤退した[10][11]。
沿革
いせやと主要7社の起業・法人設立の流れを中心に記載
- 1958年 - 群馬県伊勢崎市に「株式会社いせや」設立。
- 1959年 - 同市にスーパーマーケット「いせや」1号店開店。
- 1978年 - 「いせやホームセンター」1号店開店(カインズの前身にあたる)。
- 1980年
- 伊勢崎流通センター開設。
- 「職人の店ワークマン」1号店開店。
- 1982年 - 「株式会社ワークマン」を分社。
- 1983年 - コンビニエンスストア「セーブオン」1号店開店。
- 1984年
- 東京情報センター開設。
- 「株式会社セーブオン」を分社。
- いせやオートセンター「セーフティロード」1号店開店(オートアールズの前身)。
- 1985年 - 「いせやデンキセンター」1号店開店(ベイシア電器の前身)。
- 1986年 - 「株式会社セーフティロード(後のオートアールズ)」及び「株式会社いせやデンキ(後のベイシア電器)」を分社。
- 1987年 - 矢板流通センター開設。
- 1988年 - 新伊勢崎流通センター開設。
- 1989年 - 「株式会社カインズ」を分社。
- 1997年 - 「株式会社ベイシア」を設立。
- 2006年 - ベイシアビジネスセンター(新本部)開設。
- 2009年 - ベイシアグループ創業50周年。
- 2020年 - ベイシアグループ総売上1兆円達成。
- 2021年 - この年に発表された2019年度の小売業世界ランキングで、上位250位にランクインした。世界で128位、日本企業だけで見ると7位であった[12]。
- 2022年 - 東急ハンズ(後のハンズ)がカインズの子会社となりベイシアグループ入り[6]。
- 2025年
- 2026年3月1日 - 前年に結んだ契約に基づきセーブオンがローソンに事業承継し、ベイシアグループはコンビニエンスストア事業から撤退[10][11]。
グループ企業
ショッピングセンター
- 「ベイシアモール」から「ベイシアマート」まで大小様々なスタイルでスーパーマーケット・ショッピングセンターを展開。更に「ベイシア ワールドスポーツ」、「ベイシア ファッションセンター」、「あかちゃん王国」も展開。
- トップホールディングス(トップワン)
- 愛知県を中心にスーパーマーケットを展開。
ホームセンター
- ホームセンター業界大手。2019年度には売上高で業界首位となった[17]。主体となる「カインズ」の他、「くみまちモール」・「カインズモール」・「カインズスーパーホームセンター」・「カインズマート」、「カインズサイクルパーク」と大小様々なスタイルで展開。
専門店
- ワークマン(作業服・作業関連用品店)
- 主体となる「ワークマン」のほか、近年はカジュアル色を強化した「ワークマン プラス」を展開。
- ベイシアグループで唯一株式上場している。
- 渋谷・新宿・大阪梅田などの大都市部を中心にホームセンター・雑貨店をチェーン展開。2022年3月31日に東急グループの東急不動産ホールディングスからカインズが全株式を取得・子会社化により、ベイシアグループの一員となった[6]。同年10月1日に東急ハンズから社名変更。
- オートアールズ(カー用品店)
- 主力となる「オートアールズ」のほか、カインズと連携して整備やカインズ購入商品の取付などを主体にした「カインズオート」を展開している。元々ベイシアグループ主要6社の中の一つであったが、2022年5月2日付でカインズの子会社に位置づけられている[18]。
- 家電量販店のほか、携帯電話のキャリアショップも展開。
- 大都
- プロ向けBtoBサイト「トラノテ」の運営。カインズが2016年に業務提携、2017年に資本業務提携、2025年に全株式取得[16]。
外食産業
- カインズフードサービス
サービス事業
- ミュー・エンターテイメント - アミューズメント施設運営管理
- ベイシアスポーツクラブ
- ハグウェル
- くみまちフィンテック
- ベイシアグループ保険サービス
- 日本ペット少額短期保険
スポーツ事業
流通サービス事業
- ベイシアビジネスサポート
- ベイシアポップデポ
- ベイシアリース・キャピタル
- ベイシア オープス
- アイシーカーゴ - 物流
- 家迎知商貿有限公司(中国法人)
- カインズテクノロジーズ
- カインズ・ビジネスサービス
- カインズ・ポップデポ
- カインズベストケア
- カインズ365
- CAINZ VIETNAM COMPANY LIMITED
グループサポート事業
デベロッパー事業
- ベイシア興産
- ベイシア土地建物
- いせやコーポレーション
過去の事業
コンビニエンスストア
その他
その他関連会社
関連団体・組織
テレビ番組
- 日経スペシャル ガイアの夜明け 巨大店の野望 〜ホームセンターが流通を変える〜(2003年9月9日、テレビ東京)[26]