カインズ

日本のホームセンターチェーンおよび埼玉県本庄市にあるその運営会社 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社カインズ: CAINZ CORPORATION)は、関東地方を中心に、東日本東海地方近畿地方などでホームセンターを展開する大手小売企業である。埼玉県本庄市に本部を置く。ショッピングセンターのベイシアや、作業服チェーンのワークマンらとともにベイシアグループの中核企業である。

本社所在地 日本の旗 日本
367-0030
埼玉県本庄市早稲田の杜一丁目2番1号
北緯36度13分7.8秒 東経139度10分38.3秒
設立 1989年平成元年)3月1日[1]
概要 種類, 本社所在地 ...
株式会社カインズ
CAINZ CORPORATION
本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
367-0030
埼玉県本庄市早稲田の杜一丁目2番1号
北緯36度13分7.8秒 東経139度10分38.3秒
設立 1989年平成元年)3月1日[1]
業種 小売業
法人番号 3070001006474 ウィキデータを編集
事業内容 ホームセンターチェーン
代表者 土屋裕雅代表取締役会長
高家正行(代表取締役社長CEO)[1]
資本金 32億6000万円[2]
売上高 4,437億円(単体)(2024年2月期)[2]
5,423億円[1](2024年2月期)
総資産 3,371億14百万円(2024年2月期)[2]
従業員数 13,651名
(2024年2月現在)[1]
支店舗 239店舗(2024年3月現在)[1]
決算期 2月[2]
主要株主 土屋裕雅 35.06%
株式会社いせやコーポレーション 12.96%
土屋治代 9.88%[2]
主要子会社 株式会社ハンズ[3]
株式会社オートアールズ[4]
外部リンク www.cainz.co.jp ウィキデータを編集
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概要

2022年令和4年)3月現在で、28都道府県に228店舗を展開している。青森県・岩手県・秋田県・山形県・北陸3県・和歌山県・島根県・山口県・四国4県・佐賀県・長崎県・大分県・宮崎県・鹿児島県には店舗がない。ホームセンター業界でトップクラスの売上高を誇り、2019年(令和元年)度(2020年(令和2年)2月期)の売り上げで、前年度まで業界のトップであったDCMホールディングスを僅差で抜き第1位となった[5]

社名は、英語の「kindness(親切な、種類が多い)」から作った造語。

店舗の業態は、「カインズ」では、小型店で売場面積が約2千平方メートル級、標準店で約7千平方メートル級、大型店では1万平方メートルを越える大きさで「カインズスーパーホームセンター」と名付けられ、公式サイトの店舗案内でも通常のカインズとは区別されている。その他、ベイシアと共同で展開するスーパーセンター形態の「カインズスーパーセンター」、初期の既存店舗を改装してコンビニエンスストアに近い品揃えを行っている店舗「カインズマート」、自転車専門店の「カインズサイクルパーク」もそれぞれ展開している。一部店舗に併設されているカー用品店の「カインズオート」に関しては直営ではなく、子会社のオートアールズによる新業態となっている。

プライベートブランド商品(PB商品)に力を入れており、売上高構成比の約30%をPB商品が占めている[6]。また、小売業で唯一グッドデザイン賞の受賞する自社PB商品が多いことにも特徴があり[7]、ベイシアの同業会社である総合スーパーイトーヨーカドー」の一部店舗にも供給している[8]。そんなカインズ最大の武器は、全国194店舗の“現場”にあり、年2回本社で開かれる新商品展示会に全国のパートや社員たちを集め、新商品について「客に一番近い現場」の声を吸い上げ、商品づくりに活かしている[9]

近年では、ベイシアなどのグループ会社の店舗を並べたネイバーフッド型ショッピングセンターデベロッパー事業も「カインズモール」や「くみまちモール」という名称で展開している(「くみまちモールあさか」のように、グループ外のスーパーマーケットを入れている所もある[10])。

地方や郊外のホームセンターを中心に業容を拡大してきたが、2017年平成29年)に愛知県に「Style Factory(スタイルファクトリー)」という小型店を開店したり(その後ららぽーと海老名みなとみらい東急スクエアなどの首都圏にも進出している)[11]、東京・表参道に情報発信、研究開発拠点となる「CAINZ COFFEE STAND&SPACE」をオープンさせるなど[12]、大都市部への進出を図っている。2021年(令和3年)12月には東急不動産ホールディングスから渋谷・新宿などの大都市中心部に店舗を持つ東急ハンズを買収し[13]、2023年にはタカシマヤタイムズスクエアのハンズ新宿店内に「カインズ ハンズ新宿店」をオープンさせる[14]など、大都市部への展開を加速させている。

また、カインズ初のウェブメディア「となりのカインズさん[15]を開設した。

2025年、通販サイト「トラノテ」を運営する大都を買収する[16]

事業所

本部

東京情報センター

青山イノベーション・ハブ

  • 東京都港区北青山1-2-3(ベイシアグループ共通)
  • かつてはカインズ単独事業所として設立した「カインズイノベーション・ハブ」(北青山3-6-26)があったが、次第にベイシアグループ各社で提供されるようになったことから、グループ共通施設として移転拡張した[5]

沿革

歴代社長

カインズの売り場の特徴

カインズは店舗を従来の「売り場」に加えて「体験の場」を組み入れている。「Cainz DIY Square」というDIY工房を併設したり、顧客が実際に工具を使って木工体験ができるサービスを提供。さらに、カフェやワークショップなどを設けることで、滞在時間を延ばす工夫を取り入れている。

この戦略により、カインズは「買い物に行く場所」から「楽しい時間を過ごす場所」へと変貌を遂げた。顧客は商品を購入するだけでなく、DIYの楽しさを感じ取り、家族や友人と過ごす時間が増えるようになる。これらの体験により、カインズへのロイヤリティが高まり、利用回数を増やしていくことになる[32]

カインズの売り場の強みは、何でも揃う品揃えの充実ぶりにある。ホームセンターでは、ガーデニングやDIYなどの商品がメインとなるが、カインズは食料品や生活用品など多くの商品を扱っているため、一度のショッピングで必要品の購入を済ませることができる。犬や猫も含めた家族全員のものを取り揃えた利便性の高いホームセンターを実現している[33]

吉川美南店 1、2階からなる広々とした売り場

店舗外観

閉鎖した店舗

不祥事

二重価格表示

2021年令和3年)8月3日、静岡県は同県内全店舗において通常時よりも安く販売しているように読み間違える不当な二重価格表示をしたとして、カインズに対し不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)第7条1項に基づく措置命令を同日付で出した。店舗やセール開始日ごとに集計すると、2020年(令和2年)8月21日から2021年(令和3年)2月16日にかけて、1866点の値札の表示で違反を確認した事が報じられた。カインズも認めている[40][41]

リコール

自転車、ペット用餌、湯たんぽ、ライトなどカインズブランドの製品・食品について、複数の製品・食品に何らかの不具合が発生し、消費者庁にリコールが届けられている。なお、本情報は消費者庁[42]と公式サイト[43]でのみ消費者に呼びかけられていて、通販サイトや公式Twitterで呼びかけられることはない。

主なグループ会社

  • 主要子会社
  • その他子会社及びベイシアグループ関係会社
    • ベイシア
    • ワークマン
    • ベイシア電器
    • セーブオン
    • カインズポップデポ
    • カインズテクノロジーズ
    • アイシーカーゴ
    • ザスパ群馬(株式会社ザスパ) - ベイシアと合わせて過半数の株式保有[44]
      2006年から現在に至るまでベイシアグループ全体でオフィシャルユニフォームパートナーとなっている。
      特に2020年以降、カインズ主体での連携を強化しており、同年12月の第三者割当増資を引き受けて筆頭株主グループの一員となり、2024年12月に再び第三者割当増資を引き受けて単独で筆頭株主となった。
      ザスパの現会長赤堀洋はカインズから派遣された人物[45]であるほか、チーム単独練習場ザスパークを建設して(前橋市へ)寄付、更に単独筆頭株主化に伴い、2025年4月にはカインズ社長高家もザスパ非常勤取締役へ就任させた[44]
      2025年5月には、ベイシアと共に更なる第三者割当増資を引き受けた結果、ベイシアと共に25.2%の保有割合となり、合わせて50.4%となったことで、ベイシアグループ入りした[46][47][48]

テレビ番組

  • 日経スペシャル ガイアの夜明け(テレビ東京)
    • 巨大店の野望 〜ホームセンターが流通を変える〜(2003年9月9日)[49]
    • 台頭するPB商品 ~“価格”を制するのは誰だ~(2008年8月19日)[50] - PB商品戦略を取材。
  • 日経スペシャル カンブリア宮殿 主婦絶賛の便利グッズから激安"ビール"まで 日本一!ホームセンターの独自戦略(2014年10月16日、テレビ東京) - カインズ 社長 土屋裕雅出演[9]

脚注

関連項目

外部リンク

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