マイク・テイラー
From Wikipedia, the free encyclopedia
西ロンドン・イーリング生まれ。ロンドンやケントで祖父母に育てられ、兵役義務のため空軍に加わった。
1960年代初期に入念なリハーサルおよび作曲活動を行った彼は、デニス・プレストンがプロデュースした「ランズダウン・シリーズ」[1]のアルバムを2作レコーディングした。それがジョン・ハイズマン(ドラムス)、トニー・リーヴス(ベース)、デイヴ・トムリン[2](サクソフォーン)と制作したマイク・テイラー・カルテット[3]名義のアルバム『Pendulum』[4](1966年)と、ハイズマン、ジャック・ブルース(ベース)、ロン・ルービン[5](ベース)と制作したマイク・テイラー・トリオ[6]名義のアルバム『Trio』[7](1967年)である[8]。これらは英国コロムビアから発表された。
テイラーの短いレコーディング・キャリアの間に、彼の作品[注釈 1]の幾つかは同時代人によってレコーディングされた。ブルースが在籍していたクリームのアルバム『クリームの素晴らしき世界』(1968年8月)には、ジンジャー・ベイカー(ドラムス)が歌詞を書いた「時は過ぎて」、「ねずみといのしし」、「ゾーズ・ワー・ザ・デイズ」が収録された[9]。ニール・アードレイ率いるニュー・ジャズ・オーケストラが1968年9月にレコーディングした『Le Déjeuner Sur L'Herbe』[10]は、彼のオリジナル曲「Ballad」と彼がアレンジしたセゴビアの曲「Study」をフィーチャーしている[8]。
1969年1月、エセックス州リー・オン・シー近くのテムズ川で溺死した[8]。享年30歳。彼は長年に渡ってハシシとLSDを主とした薬物を大量に摂取していた上に、3年間もホームレスだったため、その死は殆ど全く語られなかった。
1973年、アードレイ、ハイズマン、リーヴス、イアン・カー、バーバラ・トンプソン他の著名な現代ブリティッシュ・ジャズ・プレーヤーたちがテイラーの作品をレコーディングした。2007年、この音源がトリビュート・アルバム『Mike Taylor Remembered』として独立レーベル「Dusk Fire Records」から発表された[11]。
2015年、イタリアの作家ルカ・フェラーリ(Luca Ferrari)によるテイラーの初の伝記『Out of Nowhere』が「Gonzo Multimedia」から出版された。