悪い星の下に (曲)

From Wikipedia, the free encyclopedia

B面 Personal Manager
リリース
規格 7インチ・シングル
「悪い星の下に」
アルバート・キングシングル
初出アルバム『悪い星の下に
B面 Personal Manager
リリース
規格 7インチ・シングル
録音
ジャンル ブルースR&B
時間
レーベル スタックス
アルバート・キング シングル 年表
Crosscut Saw
(1967年)
Born Under A Bad Sign
(1967年)
Cold Feet
(1968年)
ミュージックビデオ
Born Under A Bad Sign - YouTube
テンプレートを表示

悪い星の下に」(わるいほしのしたに、原題:Born Under A Bad Sign)は、アメリカ合衆国の歌手、ギタリストアルバート・キング1967年にレコーディングし、リリースした楽曲である。「永遠のブルース定番曲」と称されたこの曲は[3]、シンクロしたベースとギターのフレーズと占星術をテーマとした歌詞を特徴とし、ブルースを超えてロック層にも強くアピールした[4]。この曲はR&Bチャート入りし、ブルースのスタンダード曲として知られるようになった。

「悪い星の下に」の作詞は、スタックス・レコード所属のR&B歌手、ウィリアム・ベル、作曲はスタックスのバンドリーダーでブッカー・T&ザ・MG'sブッカー・T・ジョーンズが行なった。ベルは以下のように述べている。「アルバート・キングのためのブルース曲が必要でした。私は心の片隅で、これを自分でやると考えていました。占星術が当時とても流行っていました。だから、もしかするとこれを入れればうまくいくかもと思ったんです[5]。」

「ワインと女性」が「不運とトラブル」を和らげると歌い、一転コーラスでは以下の言葉遊びをする:

悪い星の下に生まれ、這い始めた頃から落ち込んでいた
私にとって運なんて、不運しかない

似た歌詞はこれより古い曲でも見ることができる。ピアニストで歌手のカズン・ジョーは、サム・プライス・トリオと共に1947年に「Bad Luck Blues」をレコーディングしているが、この曲には「私にとって運なんて、不運しかない」という一節が登場する[6]。1954年にライトニン・スリムがレコーディングした「Bad Luck Blues」のスワンプ・ブルース・バージョンにはやはり同じ歌詞が歌われ、更には「這い始めた頃からずっと、哀れなライトニンのあとを不運が付いて回るんだ」とも歌われている[7]

ジョーンズによるこの曲の編曲は、ブルースの典型である12小節形式のI-IV-V進行に沿っていない。どちらかと言えばR&Bスタイルのベースとリズム・ギターのフレーズが使われており、ベルによると彼はこれを「ギターで遊んでいるときに」思いついたという[5]。アルバート・キングは、ブッカー・T&ザ・MG'sとメンフィス・ホーンズのサポートを受け、彼の特徴的なギターフィルをボーカルの合間に入れたのを始め、ソロも披露している。

この曲はシングルでリリースされ、ビルボード誌のR&Bチャートで49位を記録した[8]。その後キングのスタックスからの同名のファースト・アルバムに収録されている。アルバム・ジャケットのデザインは、黒猫、カレンダーの13日の金曜日のページ、頭がい骨と交差した骨、スペードのエース、蛇の眼(サイコロの1のぞろ目)という不運あるいは迷信を表す内容となっている。この曲は、その後キング自身のコンピレーションを始め、様々な盤に収録されている[9]

アルバート・キングは、プロデューサーにアラン・トゥーサンを迎えて制作した1978年のアルバム『New Orleans Heat』でもこの曲を再演している[10]。ライヴ・バージョンは『Wednesday Night in San Francisco』、『Chicago 1978』、スティーヴィー・レイ・ヴォーンとの共演『In Session』、『The Godfather of the Blues: His Last European Tour 1992』、『Talkin' Blues』などで聴くことができる。

作者のウィリアム・ベルとブッカー・T・ジョーンズはそれぞれ自身のアルバム(ベルは1969年の『Bound to Happen』、ジョーンズは1968年の『Soul Limbo』)でこの曲を取り上げている[11]。ベルは更に2016年のアルバム『This Is Where I Live』でもこの曲を再演している[12]

カバー・バージョン

評価と影響力

脚注

Related Articles

Wikiwand AI