マンハッタン無宿
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| マンハッタン無宿 | |
|---|---|
| Coogan's Bluff | |
|
| |
| 監督 | ドン・シーゲル |
| 脚本 |
ハーマン・ミラー ディーン・リーズナー ハワード・ロッドマン |
| 製作 | ドン・シーゲル |
| 製作総指揮 |
リチャード・E・ライアンズ クリント・イーストウッド |
| 出演者 | クリント・イーストウッド |
| 音楽 | ラロ・シフリン |
| 撮影 | バド・サッカリー |
| 編集 | サム・E・ワックスマン |
| 製作会社 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
| 配給 | ユニバーサル映画 |
| 公開 |
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| 上映時間 | 93分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $1,500,000[1] |
| 興行収入 |
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『マンハッタン無宿』(マンハッタンむしゅく 原題:Coogan's Bluff)は、ドン・シーゲルが監督・製作した1968年のアメリカ合衆国の犯罪スリラーアクション映画。
『ダーティハリー』のドン・シーゲルとクリント・イーストウッドが初めてコンビを組んだ作品。
本作の設定はのちにテレビドラマ『警部マクロード』に転用された(同じハーマン・ミラーが脚本を担当)[3]。
映画のタイトルは、ニューヨーク市の自然のランドマークであるクーガンズ・ブラフに由来。
あらすじ
アリゾナ州の保安官助手を務めるクーガンは、強引な捜査手法で同僚から避けられる一匹狼的な存在だった。上司のマクリー保安官は厄介払いを兼ねて、クーガンをニューヨークに派遣し、凶悪犯リンガーマンの身柄を引き取ってくるように命令する。クーガンは早速ニューヨーク市警を訪れるが、責任者のマッケルロイ警部補から「リンガーマンは精神病院に入院中で、釈放の手続きが済むまで待っていろ」と追い返されてしまう。クーガンは市警で出会った女性犯罪人専門の保護官ジュリーと交際しながら時間を潰すが、手続きに時間がかかっていることに苛立ち、精神病院から強引にリンガーマンを連れ出してしまう。しかし、クーガンは空港に到着した途端、リンガーマンの情婦リニーと彼女の仲間に襲われ、リンガーマンに逃げられてしまう。
責任を感じたクーガンは単独で捜査を始め、リンガーマンの母親のアパートを訪れ尋問するが、その帰りに市警の捜査官たちに連行されてしまう。クーガンはマッケルロイから「捜査権のないニューヨークでの捜査を止めろ」と警告され、さらに彼から連絡を受けたマクリーが帰還命令を出したため、クーガンはニューヨークを離れざるを得なくなった。クーガンはジュリーのアパートに向かい、彼女の目を盗んでリニーの情報を手に入れ彼女の元に向かう。リニーの案内でリンガーマンの居場所に向かうが、そこにはリンガーマンはおらず、クーガンは彼の仲間たちに襲われる。警官が駆け付けたためクーガンは現場を離れて宿泊先に戻るが、リニーから話を聞いたジュリーが現れ口論になる。
クーガンは再びリニーのアパートに乗り込み、彼女を脅してリンガーマンの元に案内させる。リンガーマンはバイクに乗り込み逃亡し、クーガンも通行人のバイクを借りて追跡を始める。追跡の末にリンガーマンを取り押さえるが、そこにマッケルロイが警官を引き連れて現れる。クーガンからリンガーマンを引き取ったマッケルロイは、彼の違法捜査を不問にし、「引き渡しの手続きをするから、今度こそ大人しく待っていて欲しい」と伝え、クーガンもそれを受け入れる。手続きが終わりリンガーマンを引き取ったクーガンは、見送りに来たマッケルロイとジュリーと別れを交わしてニューヨークを去っていく。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
|---|---|---|---|
| フジテレビ版 | 日本テレビ版[5] | ||
| クーガン | クリント・イーストウッド | 山田康雄 | |
| マッケルロイ警部補 | リー・J・コッブ | 富田耕生 | 大平透 |
| ジュリー | スーザン・クラーク | 武藤礼子 | 藤田淑子 |
| リンガーマン | ドン・ストラウド | 近石真介 | 渡部猛 |
| リニー・レイブン | ティシャ・スターリング | 杉山佳寿子 | 榊原良子 |
| リンガーマンの母 | ベティ・フィールド | 沼波輝枝 | 麻生美代子 |
| マクリー保安官 | トム・タリー | 雨森雅司 | 今西正男 |
| ミリー | メロディ・ジョンソン | 小宮和枝 | |
| ジャクソン巡査部長 | ジェームズ・エドワーズ | 青野武 | |
| プッシー | デイビッド・ドイル | 広瀬正志 | |
| タクシー運転手 | ルイ・ゾリッチ | 大山高男 | |
| ジョー | シーモア・カッセル | 谷口節 | |
| ワンダフル・ディグビー | アルバート・ポップウェル | 笹岡繁蔵 | |
| エレベーターの乗客 | ドン・シーゲル(ノンクレジット) | ||
| 不明 その他 | N/A | 木原正二郎 亀井三郎 鈴木れい子 高村章子 弥永和子 水鳥鉄夫 山口健 キートン山田 | |
| 日本語版スタッフ | |||
| 演出 | 山田悦司 | 左近允洋 | |
| 翻訳 | 山田実 | 篠原慎 | |
| 効果 | スリー・サウンド | PAG | |
| 調整 | 栗林秀年 | 飯塚秀保 | |
| 制作 | グロービジョン | ||
| 解説 | 前田武彦 | 水野晴郎 | |
| 初回放送 | 1972年6月16日 『ゴールデン洋画劇場』 | 1976年12月15日 『水曜ロードショー』 | |
音楽
Lalo Schifrin Coogan's Bluff, film score [7]
製作
ユニバーサル映画は、それまで反目していたクリント・イーストウッドに本作への出演を依頼し、100万ドルの出演料を提示して和解を求めた[8][9]。出演交渉はドン・シーゲルの元エージェントだったジェニングス・ラングが担当し、ラングはイーストウッドの自宅で、彼がシーゲルと会談する手配を整えた。イーストウッドはシーゲルの初期の映画作品を3本観て、彼の実力に感銘を受け、これ以降二人は友人となり緊密なパートナーとなった[10]。
映画のアイディアは、1967年にテレビドラマとして企画され、『ローハイド』の脚本家ハーマン・ミラーとジャック・レアードが脚本を担当した[11]。イーストウッドが出演を承諾した後、ハワード・ロッドマンを加えた三人の脚本家は、ロケハンのためにニューヨークとモハーヴェ砂漠を訪れた[10]。しかし、イーストウッドは製作会議に突然現れ、ミラーが書いた脚本に難色を示した[10]。イーストウッドとシーゲルは、シーゲルと仕事をした経験があるディーン・リーズナーを新しく脚本家として迎え入れた。イーストウッドはリーズナーとはコミュニケーションをとっていなかったが、リーズナーがクーガンとリニーが性行為をするシーンを批判して以降は意思の疎通を図るようになり[12] 、リーズナーはイーストウッドの意見を脚本に取り入れるようになった。主要キャストにはドン・ストラウド、リー・J・コッブ、スーザン・クラーク、ティシャ・スターリングが起用され、撮影は1967年11月から開始された[12]。