モデストバクター属
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| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Modestobacter Mevs et al. 2000[1] (IJSEMリストに記載 2000[2]) | ||||||||||||||||||
| タイプ種 | ||||||||||||||||||
| モデストバクター・マルチセプタタス Modestobacter multiseptatus Mevs et al. 2000[1] (IJSEMリストに記載 2000[2]) | ||||||||||||||||||
| 下位分類(種)[3] | ||||||||||||||||||
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モデストバクター属(モデストバクターぞく、学名:Modestobacter)は、真正細菌放線菌門放線菌綱ゲオデルマトフィラス目ゲオデルマトフィラス科の属の一つである。
"Modestobacter"は、ラテン語で「謙虚な」を意味する形容詞"modestus"と、ギリシャ語で「桿菌」を意味する"bacter"を組み合わせた造語であり、「控えめな生育条件を持つ桿菌」を意味する。この属は広範な化学分類学的、形態学的、生理学的特徴を広範な範囲で共有する[24]。凝集体となり、多数の隔壁が内在する胞子を形成する傾向のあるグラム陽性の短桿菌又は球菌である[22]。胞子は形成しない。細胞は1.0~2.8×1.0~3.0μmで、細胞内にて幅方向及び長さ方向に複数の隔壁を形成し、出芽及び遊走細胞の形成により増殖する[1]。コロニーは不規則な形をしており、光沢があり、ベージュ又はピンク色である。胞子は形成されない。好気性従属栄養細菌であり、貧栄養PYGV培地又はDSMZ培地65で培養できる。好冷性菌株は11~13℃で最適に生育する。pH耐性によりpH 3~4及び11~12においても生存する。カタラーゼ、シトクロムオキシダーゼ、及びホスファターゼ陽性である。一部の菌株は、制限エンドヌクレアーゼ活性を示す。生育に利用される炭素源は、D-グルコース、D-ガラクトース、ラクトース、スクロース、及びマンニトールである。一方で、アデニン、ヒポキサンチン、キサンチン、馬尿酸、セルロース、キチン、デキストリン、キシラン、アルブチン及びカゼインは加水分解できない。全ての菌株は窒素源としてペプトン又は酵母エキスを利用でき、好気的又は嫌気的に硝酸を還元できる。アルギニン、ペプトン、又は酵母エキスからアンモニアは生じず、シスチン又は硫酸からH2Sは生じない。リゾチームに感受性を示す。主要な脂肪酸はiso-C16:0である[18]。主要な呼吸キノンはMK-9(H4)である[22]。極性脂質は、ジホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエタノールアミン、及びホスファチジルイノシトールである[1]。細胞壁はmeso-ジアミノピメリン酸(m-DAP)を含み、アラニン、グルタミン酸、m-DAPを化学量論で2:1:1で含む[22]。GC含量は68~73%である[18]。
多様な極限環境で見出されることが知られており、南極のLinnaeus Terraceの乾燥寒冷砂漠土壌から発見されたモデストバクター・マルチセプタタス(Modestobacter multiseptatus)[1]、劣化した砂岩から発見されたModestobacter italicus[12]、Modestobacter lapidis[16]及びModestobacter muralis[12]、深海底の堆積物から発見されたModestobacter marinus[18]、アタカマ砂漠の極度の乾燥土壌で発見されたModestobacter caceresii[6]と‘Modestobacter excelsi’[10]が含まれる。モデストバクター菌株は、液体の水の不足、低レベルの有機炭素、及び高い日射量で特徴づけられるアタカマ砂漠土壌の重要な構成要素である[25][26]。M. caceresiiと‘M. excelsi’のゲノムは、アタカマ砂漠に適応するためのストレス遺伝子が豊富であることが明らかにされている[10][6]。また、ゲオデルマトフィラス科の種であるBlastococcus atacamensisやGeodermatophilus chilensisと同様に、二次代謝産物の生合成に関連する多くの生合成遺伝子クラスター(biosynthetic gene cluster:BGC)を多く有することも確認されている。