ヤン・ゾマー
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インテル・ミラノでのゾマー(2023年) | ||||||
| 名前 | ||||||
| ラテン文字 | Yann Sommer | |||||
| 基本情報 | ||||||
| 国籍 |
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| 生年月日 | 1988年12月17日(37歳) | |||||
| 出身地 | モルジュ | |||||
| 身長 | 183cm | |||||
| 体重 | 79kg | |||||
| 選手情報 | ||||||
| 在籍チーム |
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| ポジション | GK | |||||
| 背番号 | 1 | |||||
| 利き足 | 右足 | |||||
| ユース | ||||||
| 1996-1997 |
| |||||
| 1997-2003 |
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| 2003-2005 |
| |||||
| クラブ1 | ||||||
| 年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
| 2005-2007 |
| 42 | (0) | |||
| 2007-2014 |
| 133 | (0) | |||
| 2007-2009 |
→ | 50 | (0) | |||
| 2011-2013 |
→ | 33 | (0) | |||
| 2014-2023 |
| 262 | (0) | |||
| 2023 |
| 19 | (0) | |||
| 2023- |
| 67 | (0) | |||
| 代表歴2 | ||||||
| 2003-2004 |
| 6 | (0) | |||
| 2003-2005 |
| 10 | (0) | |||
| 2005-2007 |
| 18 | (0) | |||
| 2007-2011 |
| 31 | (0) | |||
| 2012-2024 |
| 94 | (0) | |||
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1. 国内リーグ戦に限る。2025年6月10日現在。 2. 2024年7月7日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj | ||||||
ヤン・ゾマー(Yann Sommer, 1988年12月17日 - )は、スイス・モルジュ出身のサッカー選手。 セリエA・インテル・ミラノ所属。元スイス代表。ポジションはゴールキーパー。ヤン・ゾンマーとも表記される。
FCバーゼル
ヴォー州のモルジュに生まれ、地元アマチュアクラブのFCへルリベルクでサッカーを始めると、9歳の時にFCコンコルディア・バーゼルのユースチームに移った。2003年にFCバーゼルに加入し、2年後の2005年にバーゼルとプロ契約を結んだ。プロ契約を結ぶとすぐにU-21チームでレギュラーに定着し、同時にトップチームのフランコ・コスタンソ、ルイス・クレイトンに次ぐ第3GKになった。
2007年の夏、バーゼルと新たに4年契約を交わすと、その夏の移籍市場でリヒテンシュタインから越境参加しているFCファドゥーツへ、経験を積ませる目的でレンタルされた。その2007-08シーズン、ファドゥーツにて定位置を確保すると、当時チャレンジリーグ (スイス2部)に所属していたクラブを1部へ昇格させることに大きく貢献した。この活躍からレンタル終了後に2009年1月までとなる半年間のレンタル延長がなされた。2008年7月20日、FCルツェルンとの試合でスイス・スーパーリーグデビューを果たした。レンタル延長が終了した1月、バーゼルの正GKが負傷したことでバーゼルに復帰した[1]。
復帰後の2009年2月7日、スタッド・ドゥ・ヴァンクドルフにて行われたBSCヤング・ボーイズとの試合でバーゼルにおけるリーグ戦デビューを果たしたが、この試合には2-3で敗戦した。この2008-09シーズンのバーゼルでは公式戦6試合に出場したのみで終わった。同年6月6日、グラスホッパーに1シーズンの契約でレンタル移籍をした[2]。グラスホッパーではスタメンに抜擢され、シーズンを通してリーグ戦33試合に出場した。
2010年6月14日、バーゼルと契約をさらに5年間延長した[3]。グラスホッパーでの活躍からレギュラー奪取を目標に迎えたシーズンだったが、コスタンソからポジションを奪えず、国内カップ戦要員になった。
2011年9月14日、ホームで2-1と勝利したFCオツェルル・ガラツィとの一戦でUEFAチャンピオンズリーグ初出場を飾った[4]。この2011-12シーズンは、バーゼルのトップチームに加入して初めてレギュラーに定着したシーズンとなり、クラブも好成績を収めた結果、リーグとカップ双方を制覇するダブルを達成した[5]。
翌2012-13シーズンもリーグ戦36試合に出場してリーグ優勝を経験[6]。自身3度目のリーグタイトルとなった。スイスカップでも準優勝を果たした。また、このシーズンのバーゼルはUEFAヨーロッパリーグでも躍進を遂げ、ベスト4に進出したが、そのベスト4でチェルシーFCに2戦合計5-2と完敗し、大会を終えた[7]。
2013-14シーズン、再び自身4連覇となるリーグ優勝を成し遂げた[8]。チャンピオンズリーグではグループステージ3位になり、ヨーロッパリーグの決勝トーナメントに回ったが、ベスト8でスペインのバレンシアCFに敗れた。この2013-14シーズン、バーゼルは公式戦全68試合を戦ったが、このうち58試合でゾマーは出番を得ていた[9]。
ボルシアMG

2014年3月10日、ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハと5年契約を結び、7月1日からの加入が決まった[10]。同シーズンにFCバルセロナへと移籍したマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの代役と見られている[11]。ゾマーにとってグラードバッハ初シーズンとなった2014-15シーズン、すぐにレギュラーに定着し、クラブの1978年以来となるリーグ戦3位フィニッシュに貢献した[11]。また、ゾマーのスーパーセーブなどもあって、クラブ記録となるリーグ戦17試合無敗を達成した[12]。
ゾマーのグラードバッハでのデビュー戦はDFBポカール3回戦FC08ホンブルク戦であり、3-1で勝利した[13]。このシーズン、前述した活躍もあり、クラブの年間MVPに選出された[14]。
2015-16シーズン、リーグ開幕戦となったボルシア・ドルトムント戦では0-4での大量失点に繋がる1失点目にミスを犯した[15]。直後のチャンピオンズリーグセビージャFC戦でも0-3で完敗し、終始低パフォーマンスに徹したゾマーは批判の的となった[16]。9月20日、ライバルである1.FCケルンに敗れた、リーグ5敗目を喫したことでリュシアン・ファーヴル監督が解任された[17][18]。
ファーヴル解任以降は、ゾマー、クラブともに復調し、同シーズン終了後にはマンチェスター・シティFCから関心を持たれるほどの活躍を見せた[19]。2019年11月30日、クラブでの活躍を買われ、契約を2023年まで延長した[20]。2020-21シーズン、チャンピオンズリーグのグループステージにおいて多くに好プレーでチームのベスト16入りに貢献した[21]。
2022-23シーズンの8月27日、FCバイエルン・ミュンヘンとのリーグ戦にて、リーグ史上最多となる一試合のセーブ数19を記録し、1-1での引き分けに貢献した[22]。在籍中は外国人プレーヤーとしては最多となる335試合に出場した[21]。
バイエルン・ミュンヘン
2023年1月19日、負傷によりシーズン絶望となったマヌエル・ノイアーの代役を探すバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決定[23]。契約は2025年夏までの2年半。背番号は27番。加入後からシーズン終了までのリーグ戦19試合に出場し、チームのリーグ11連覇に貢献したが、ノイアーの復帰が近づいていたこともあって夏に退団の可能性が報じられた[24][25]。
インテル・ミラノ
2023年8月7日、インテルナツィオナーレ・ミラノへ完全移籍することが発表された。契約期間は2026年夏までの3年間になる見込み[26]。背番号は1番。加入1年目の2023-24シーズンはリーグ戦34試合を19失点で抑え、クリーンシート19回はそのシーズンのリーグトップであった[27]。この活躍もありチームはセリエAとスーペルコッパ・イタリアーナで優勝を果たした[28]。2024-25シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝FCバルセロナとの第2戦では好セーブを連発し、チームの決勝進出に大きく寄与、UEFA選出のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出された[29]。
代表経歴

スイス代表にはU-16世代から招集され続け、U-17やU-19、U-21世代に出場した。U-16代表のデビューは2003年8月26日のドイツ戦、U-19代表は同年11月20日のイングランド戦である。
2007年8月22日、U-21ベルギー代表との親善試合にて、後半からの途中出場でU-21スイス代表デビューを果たした。U-21スイス代表では、UEFA U-21欧州選手権2011にキャプテン、正守護神として参加した。U-21EUROでは、スイス代表は躍進。U-21スペイン代表との決勝に進出したが、0-2で敗れ、優勝はできなかった[30]。この決勝戦がゾマーにとってのU-21スイス代表ラストマッチとなった。
2012年5月30日、親善試合として行われた1-0で勝利を挙げたルーマニアとの国際Aマッチで、スイスA代表デビューした。その後も定期的にA代表へ招集され続けると、2014年5月12日、2014 FIFAワールドカップに臨むスイス代表23人に選ばれたが[31]、出場は無かった。
2016年には、同じくブンデスリーガにてプレーしていたロマン・ビュルキとマルヴィン・ヒッツとともにUEFA EURO 2016のスイス代表に選出された[32]。この大会で、ゾマーはポジション争いを制して、4試合に出場した。ポーランドとの決勝トーナメント1回戦では、PK戦にまでもつれ込んだが、ゾマーは相手選手全員にPK成功を許し、ベスト16で大会を終えた。
2018年、2018 FIFAワールドカップのメンバーに選ばれ[33]、正GKとして4試合に出場した。
2021年、ユーロ2020のグループリーグ第2戦トルコ戦では数度のファインセーブで、チームの危機を救い、大会初勝利に貢献[34]、決勝トーナメント1回戦のフランス戦では数々の好セーブでチームを救うと、延長PK戦ではキリアン・エムバペのシュートをセーブ、チームを準々決勝へと導いた[35]。準々決勝のスペイン戦でも好セーブを連発したが、チームは延長PKの末に敗れた[36]。
自身3度目のワールドカップとなった2022 FIFAワールドカップでは、体調不良で欠場したグループリーグ最終節のセルビア代表を除く3試合に先発フル出場。カメルーン戦では好守で勝利に貢献するなど[37]、決勝トーナメントに進出したが、決勝トーナメント1回戦でポルトガル代表に6失点を喫し、敗退した[38]。
2024、UEFA EURO 2024のスイス代表に選ばれ[39]、全5試合に出場した。
2024年8月19日、代表引退することを表明した[40]。
人物
音楽愛好家としても知られ、インタビューにおいて自身が電子音楽を好み、DJとして活動することもあると語っている。[41]
音楽はゾマーの最大の情熱の一つで、ギターとキーボードを演奏し、歌も歌う。ツアー中もギターを持ち歩き、ローリング・ストーンズやエロス・ラマゾッティのファンである。[42]
サッカー界における人種差別問題に対して反対の姿勢を示しており、社会的課題にも関心を持つ選手として知られている。[43]
料理も得意で、特にプロヴァンス風の料理やエスプレッソ作りが好きである。建築、写真、自然(ヨガ、フリーダイビング)にも興味がある。[44]
2016年からPro UKBB Foundation(バーゼル大学こども病院基金)の大使を務め、病気の子供たちを支援。病院訪問や芸術療法を通じて子供たちに喜びを与えている。[45][46] 毎年GKクリニックを開催し、グローブのオークション収益を慈善に寄付している。[47]
インテル移籍時の契約に、旅行時のCO2排出を100トン/シーズンオフセットする条項を入れている。[48] 環境教育プロジェクトやエシカルコーヒー(Kaffeemacher)支援、Planted(植物ベース食品)への投資などを行っている。[49]
個人成績
クラブ
2022-23シーズン終了時点[50]
| クラブ | シーズン | リーグ | カップ | 国際大会 | その他 | 通算 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ディビジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
| バーゼルU-21 | 2005-06 | スイス 1.リガ | 12 | 0 | – | – | – | 12 | 0 | |||
| 2006-07 | 24 | 0 | – | – | – | 24 | 0 | |||||
| 2010-11 | 6 | 0 | – | – | – | 6 | 0 | |||||
| クラブ通算 | 42 | 0 | – | – | – | 42 | 0 | |||||
| ファドゥーツ (loan) | 2007-08 | チャレンジリーグ | 33 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | – | 35 | 0 | |
| 2008-09 | スーパーリーグ | 17 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | – | 19 | 0 | ||
| クラブ通算 | 50 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | – | 54 | 0 | |||
| FCバーゼル | 2008-09 | スーパーリーグ | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | – | 7 | 0 | |
| 2010-11 | 5 | 0 | 4 | 0 | – | – | 9 | 0 | ||||
| 2011-12 | 31 | 0 | 4 | 0 | 8 | 0 | – | 43 | 0 | |||
| 2012-13 | 36 | 0 | 3 | 0 | 19 | 0 | – | 58 | 0 | |||
| 2013-14 | 35 | 0 | 2 | 0 | 16 | 0 | – | 53 | 0 | |||
| クラブ通算 | 113 | 0 | 14 | 0 | 43 | 0 | – | 170 | 0 | |||
| グラスホッパー (loan) | 2009-10 | スーパーリーグ | 33 | 0 | 0 | 0 | – | – | 33 | 0 | ||
| ボルシアMG | 2014-15 | ブンデスリーガ | 34 | 0 | 4 | 0 | 10 | 0 | – | 48 | 0 | |
| 2015-16 | 32 | 0 | 3 | 0 | 6 | 0 | – | 41 | 0 | |||
| 2016-17 | 34 | 0 | 4 | 0 | 12 | 0 | – | 50 | 0 | |||
| 2017-18 | 30 | 0 | 3 | 0 | – | – | 33 | 0 | ||||
| 2018-19 | 34 | 0 | 1 | 0 | – | – | 35 | 0 | ||||
| 2019-20 | 34 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0 | – | 42 | 0 | |||
| 2020-21 | 31 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | – | 39 | 0 | |||
| 2021-22 | 33 | 0 | 3 | 0 | - | - | 36 | 0 | ||||
| 2022-23 | 10 | 0 | 1 | 0 | - | - | 11 | 0 | ||||
| クラブ通算 | 272 | 0 | 21 | 0 | 42 | 0 | - | 335 | 0 | |||
| バイエルン・ミュンヘン | 2022-23 | ブンデスリーガ | 19 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | - | 25 | 0 | |
| キャリア通算 | 529 | 0 | 37 | 0 | 102 | 0 | 0 | 0 | 659 | 0 | ||
代表歴
出場大会
- 2005年 - UEFA U-17欧州選手権2005 (グループリーグ敗退)
- 2011年 - UEFA U-21欧州選手権2011 (準優勝)
- 2014年 - 2014 FIFAワールドカップ (ベスト16)
- 2016年 - UEFA EURO 2016 (ベスト16)
- 2018年 - 2018 FIFAワールドカップ (ベスト16)
- 2021年 - UEFA EURO 2020 (ベスト8)
- 2022年 - 2022 FIFAワールドカップ (ベスト16)
- 2024年 - UEFA EURO 2024(ベスト8)
試合数
- 国際Aマッチ 87試合 0得点(2012年-)[51]
| スイス代表 | 国際Aマッチ | |
|---|---|---|
| 年 | 出場 | 得点 |
| 2012 | 2 | 0 |
| 2013 | 3 | 0 |
| 2014 | 5 | 0 |
| 2015 | 5 | 0 |
| 2016 | 10 | 0 |
| 2017 | 8 | 0 |
| 2018 | 10 | 0 |
| 2019 | 10 | 0 |
| 2020 | 5 | 0 |
| 2021 | 14 | 0 |
| 2022 | 8 | 0 |
| 2023 | 7 | 0 |
| 2024 | ||
| 通算 | 87 | 0 |