ライト・トロピカル・タンク
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| ライト・トロピカル・タンク | |
|---|---|
| 種類 | 軽戦車 |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 1922年-1923年 |
| 配備先 | イギリス陸軍(試験用) |
| 開発史 | |
| 開発者 | フィリップ・ヘンリー・ジョンソン |
| 開発期間 | 1922年 |
| 製造業者 | ヴィッカース社 |
| 製造期間 | 1922年 |
| 製造数 | 1 輌(完成) |
| 派生型 | 補給運搬車 |
| 諸元 | |
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| 主兵装 | 2基のオフセットタレットに機銃(予定) |
| エンジン | 45 hp テイラーエンジン |
| 懸架・駆動 | コイルスプリング + ケーブル式 |
| 速度 | 15 mph(道路) |
ライト・トロピカル・タンク(Light Tropical Tank)は、1922年にイギリスの軍事エンジニア、フィリップ・ヘンリー・ジョンソン中佐が設計した軽戦車のプロトタイプである。
主にインドなどの熱帯地域での運用を想定した車両で、英国陸軍の植民地防衛向けに開発されたが、信頼性の低さから量産には至らなかった。1輌が完成し、試験後に廃棄された。
第一次世界大戦後の1919年、ジョンソンはインドに派遣され、熱帯の高温多湿な地形や北西部国境地帯での戦車運用可能性を調査した。1920年の報告書で、こうした環境に適した軽量戦車とその派生車両(水陸両用車、補給運搬車、砲運搬車)のファミリーを提案。このうち、戦車本体と補給運搬車が実際に建造された。
設計はヴィッカース社のエリット工場で1922年に着手。ジョンソンの個人的な設計思想が強く反映され、軍の標準要求を無視した点が批判を招いた。1923年にジョンソンの部門が閉鎖され、プロジェクトは中止された。
設計の特徴
ウィペット戦車(Medium Mark A)やミディアム・マークI/IIの影響を受けたレイアウトを採用。エンジンを前方左側に配置し、変速機を後方に置くことで、悪路での重量配分を改善した。装甲は平坦で垂直の圧延鋼板をリベットで接合し、前部をわずかに傾斜させたボクシーな上部構造が特徴。戦闘室は後方に拡張され、内部空間を確保した。
武装は2基のオフセットタレットに機銃を予定したが、プロトタイプでは未装備。運転席は前部右側にあり、低位置でタレット回転を妨げない。熱帯適応として、ラジエーター吸気口を前方に配置。サスペンションはコイルスプリングとケーブル式で、ラックハム式操舵クラッチを備えていたが、トラックの騒音が課題となった。