リーガ・エスパニョーラ1934-1935
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| シーズン | 1934-1935 |
|---|---|
| 優勝 | ベティス・バロンピエ(初) |
| 昇格 |
エルクレスFC CAオサスナ |
| 降格 |
ドノスティアFC アレナス・クルブ・デ・ゲチョ |
| 試合数 | 132 |
| ゴール数 | 541 (1試合平均4.1) |
| 1試合平均 ゴール数 | 4.1 |
| 得点王 |
26得点 |
| 最大差勝利ホーム試合 | |
| アスレティック・ビルバオ 8-0 アレナス・クルブ・デ・ゲチョ | |
| 最大差勝利アウェー試合 | |
| ラシン・サンタンデール 0-5 ベティス・バロンピエ | |
| 最多得点試合 | |
| オビエドFC 8-3 CDエスパニョール | |
| 最多連勝記録 | |
| 6連勝 マドリードFC | |
| 最多連続負け無し記録 | |
| 9試合 アトレティコ・マドリード | |
| 最多連続勝ち無し記録 | |
|
13試合 アレナス・クルブ・デ・ゲチョ | |
| 最多連敗記録 | |
| 8連敗 アレナス・クルブ・デ・ゲチョ | |
この項目では、1934-1935年シーズンのリーガ・エスパニョーラ (ラ・リーガ、プリメーラ・ディビシオン)について述べる。
リーガ・エスパニョーラ1934-1935は、スペインのプロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラの7回目のシーズンである。
1934年12月2日に開幕し、1935年4月28日に閉幕。ベティス・バロンピエが初優勝した。
| セグンダ・ディビシオンへ降格 | プリメーラ・ディビシオンへ昇格 |
|---|---|
| セビージャFC (1位) |
1934-1935年シーズンのリーガ・エスパニョーラのチーム
| クラブチーム | ホームタウン | スタジアム | 収容人数 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| アレナス・クルブ・デ・ゲチョ | ゲチョ | イバイオンド | 15,540 | |
| アスレティック・ビルバオ | ビルバオ | サン・マメス | 13,065 | |
| アトレティコ・マドリード | マドリード | メトロポリターノ | 22,000 | |
| FCバルセロナ | バルセロナ | ラス・コルツ | 25,000 | |
| ベティス・バロンピエ | セビリア | パトロナート・オブレロ | 9,000 | |
| ドノスティアFC | サン・セバスティアン | アトーチャ | 15,774 | |
| CDエスパニョール | バルセロナ | サリア | 15,774 | |
| マドリードFC | マドリード | チャマルティン | 22,000 | |
| オビエドFC | オビエド | ブエナビスタ | 10,000 | |
| ラシン・サンタンデール | サンタンデール | エル・サルディネーロ | 9,500 | |
| セビージャFC | セビリア | ネルビオン | 16,000 | |
| バレンシアFC | バレンシア | メスタージャ | 17,000 |
シーズンの流れ
優勝争い
最初に抜け出したのは王者アスレティック・ビルバオと、開幕戦でマドリードFCを1-0、第2節でFCバルセロナを2-1で破った昇格3年目のベティス・バロンピエだった[3][4]。ビルバオが第3節で初黒星を喫するとベティスは単独首位に立った[5][6]。優勝争いの経験では他チームに劣るベティスであったが、第6節アトレティコ戦で初黒星を喫しても順位は動かず[7][8]、ビルバオが第12節終了時で勝ち点差7をつけられたり[9]、同じく優勝候補のマドリードも第12節に開幕戦と同じ0-1のスコアでベティスに敗れた[10]。ベティスを追いかける優勝候補たちは安定感に欠けていた。

昨季の9位から立ち直ったバルサは第13節で首位ベティスに4-0と圧勝、勝ち点差を3に詰めたが[11]、その次節から2分2敗を喫し脱落した[12]。王者ビルバオは結局2連勝以上は一度も出来ず[13]、第18節終了時に優勝の可能性が消滅し、4位に終わった[14]。3位に入ったオビエドも高い攻撃力を誇りながら、3連勝1回が精一杯だった[15]。
唯一ベティスを最後まで追走できたのは第15節で3位に勝ち点4差をつけたマドリードだった[16]。同時に首位との勝ち点差を1に詰め、この2位を力強くキープ。第20節まで6連勝・8戦無敗と波に乗り[17]、この2チームに優勝争いは絞られた。第20節はベティスがビルバオと引き分け[18]、マドリードがバレンシアを下して勝ち点がついに並んだが[19]、当該対戦成績でベティスが依然首位であった[20]。
そして第21節、ホームでのアンダルシア・ダービーで宿敵セビージャFCに2-2で引き分け、行く手を阻まれた[21]。だがラス・コルツに乗り込んだマドリードも宿敵バルサに0-5で大敗し[22]、首位浮上のラストチャンスを逃した[23]。そして最終節にマドリードは、降格が既に決まったアレナス・クルブ・デ・ゲチョをチャマルティンで6-0と大破し望みを繋いだが[24]、実質的にもう手遅れだった。
ベティスの最終節はアウェイとはいえ、残留を決めてモチベーションが低下しているラシン・サンタンデールが相手で、多くは期待できず。開始5分で2点リードを奪い、主将ウナムーノがハットトリックを決めるなど、重圧を感じさせない5-0の完勝でベティスが初優勝を決めた[25]。アンダルシア州勢で初の、そしてリーガ・エスパニョーラ史上4チーム目の王者が誕生した。
ベティスは5連勝と4連勝を1回ずつ、ラスト7試合無敗と中盤戦6試合無敗を記録し、全22節を通して連敗が一度もなかった。総失点はリーグ最少の19で、GKホアキン・ウルキアガは21試合14失点・平均失点率0.9でこちらも最少。ビルバオ、マドリードに直接対決で3勝1分と、ライバルに勝ち点を与えなかった事も最後に競り勝った要因だった。結局ベティスは3節で首位に立ってから、計20節・4か月以上も明け渡さずに優勝した[26]。
残留争い
セグンダ王者のセビージャは4連勝1回を記録するなど、ベティスほどではないが着実に勝ち点を積み上げ[27]、3試合を残して残留を決定[28]、5位に入った。4年ぶりに1部復帰したアトレティコは序盤降格圏に沈むが、第8節に脱出してから第17節でベティスに負けるまで9試合無敗の今季最長記録を樹立[29]、同じく余裕を持って7位で残留した。既存チームではCDエスパニョール・バレンシアFC・ドノスティアFC、昨季3位から突如低迷したラシンが下位集団を形成したが、最速で落ちたのは残留争い常連のアレナスだった。開幕から下位に低迷し、第10節で残留圏に浮上したが[30]、それ以降8連敗を含む13試合未勝利で最下位に定着[31]。他チームの不調により終盤まで数字的可能性は残ったが、第20節終了時に10位ラシンと勝ち点6差が付き11位以下・自動降格が決まった[32]。
経営難に加え開幕から下位に低迷したドノスティアは、遠征人数を限界まで削ったり48歳のハリー・ロウ監督が1試合出場するなど過酷な状況下で戦っていた[33][34]。2連勝で第7節に7位まで浮上[35]、第11節にも残留圏の10位に上がるが[36]、直後の第12節に降格圏に再転落[37]。第15節にアレナスを直接対決で破って最下位に蹴落とし[38][39]、終盤は10位ラシンを僅差で追いかけたが、第18節に敗北しラシンが勝ったため差は4に開いた[40]。当該対戦で既にラシンに2敗したため[41][42]、最終節終了時に勝ち点タイでも順位逆転は不可能になっていた。結局、続く2試合で勝ち点差は変わらず。ドノスティアは2試合を残し11位以下と降格が決定した[43]。
一時はプリメーラ・ディビシオンの半数を占めたバスク勢だったが、イルンとアラベスに続きドノスティアとアレナスも降格。唯一アスレティック・ビルバオだけが生き残った。
結果
得点ランク・記録
得点ランキング
| 得点者 | 得点数 | 試合数 | 得点率 | チーム |
|---|---|---|---|---|
ハットトリック
| 選手名 | 所属チーム | 達成試合 | 回数 |
|---|---|---|---|
| ベティス・バロンピエ | 第22節・5-0ラシン[50] | 1回 | |
| マドリードFC | 第5節・7-2エスパニョール[51] 第10節・8-2バルセロナ[52] 第22節・6-1アレナス[53] | 3回 | |
| マドリードFC | 第10節・8-2バルセロナ[54] | 1回 | |
| オビエドFC | 第9節・3-3アトレティコ[55] 第10節・4-0バレンシア[56] 第11節・8-3エスパニョール[57] | 3回 | |
| オビエドFC | 第19節・5-3ドノスティア[58] | 1回 | |
| アスレティック・ビルバオ | 第8節・8-0アレナス[59] | 1回 | |
| アスレティック・ビルバオ | 第10節・7-0ドノスティア[60] | 1回 | |
| アスレティック・ビルバオ | 第16節・4-2ラシン[61] | 1回 | |
| セビージャFC | 第3節・5-1エスパニョール[62] 第8節・3-1バルセロナ [63] 第22節・7-2ドノスティア | 3回 | |
| セビージャFC | 第20節・4-0アレナス[64] | 1回 | |
| FCバルセロナ | 第21節・5-0マドリード[65] | 1回 | |
| アトレティコ・マドリード | 第9節・3-3オビエド[66] 第21節・5-2エスパニョール[67] | 2回 | |
| CDエスパニョール | 第7節・4-0アレナス[68] | 1回 | |
| CDエスパニョール | 第9節・4-1ドノスティア[69] | 1回 | |
| バレンシアFC | 第21節・4-オビエド[70] | 1回 | |
| ラシン・サンタンデール | 第5節・5-0ビルバオ[71] | 1回 |
最少失点ゴールキーパー
| 選手 | 所属 | 試合数 | 失点数 | 失点率 |
|---|---|---|---|---|
| ベティス・バロンピエ | 21 | 19 | 0.905 |