ロス508b
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| ロス508b Ross 508 b | ||
|---|---|---|
| 星座 | へび座(頭部)[1] | |
| 分類 | 太陽系外惑星 スーパーアース[1][2][3] | |
| 発見 | ||
| 発見年 | 2022年[4] | |
| 発見者 | 原川紘季 など[2] (IRD-すばる戦略枠プログラム) | |
| 発見方法 | ドップラー分光法[4] | |
| 現況 | 確認[4] | |
| 位置 元期:J2000.0[5] | ||
| 赤経 (RA, α) | 15h 23m 51.1370864811s[5] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | +17° 27′ 57.443863805″[5] | |
| 固有運動 (μ) | 赤経: -391.919 ミリ秒/年[5] 赤緯: -1259.296 ミリ秒/年[5] | |
| 年周視差 (π) | 89.1284 ± 0.0331ミリ秒[5] (誤差0%) | |
| 距離 | 36.59 ± 0.01 光年[注 1] (11.22 ± 0.004 パーセク[注 1]) | |
| 軌道要素と性質 | ||
| 軌道長半径 (a) | 0.05366+0.00056 −0.00049 au[2] (8,027,422+83,775 −73,303 km) | |
| 近点距離 (q) | 0.03595 au[注 2] | |
| 遠点距離 (Q) | 0.07137 au[注 3] | |
| 離心率 (e) | 0.33+0.13 −0.15[2] | |
| 公転周期 (P) | 10.77 ± 0.01 日[2] | |
| 近点引数 (ω) | -37.24+22.35 −27.50°[2][注 4] | |
| 準振幅 (K) | 3.92+0.60 −0.58 m/s[2] | |
| ロス508の惑星 | ||
| 物理的性質 | ||
| 半径 | 1.83 R⊕(推定)[3] | |
| 質量 | ≥4.00+0.53 −0.55 M⊕[2] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| GJ 585 b TIC 400019820 b 2MASS J15235112+1727569 b |
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| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
ロス508b(英語: Ross 508 b)は、地球からへび座(頭部)の方向に約37光年離れた位置にある赤色矮星 ロス508 の周囲を公転する太陽系外惑星である。
ロス508bは、惑星の重力で主星が揺れ動くことで地球からの視線速度が周期的に変化する様子を捉えるドップラー分光法(視線速度法)による観測で発見され、2022年6月30日にその発見論文が『日本天文学会欧文研究報告』 (PASJ) に掲載された[2][6]。
ロス508bを発見したのは、ハワイ島にあるすばる望遠鏡に搭載されている赤外線ドップラー装置 (IRD) によるドップラー分光法での観測で、これまで系統的な太陽系外惑星探索が行われていなかった、スペクトル分類が晩期M型の赤色矮星の周囲を公転している惑星の発見を目的とした「IRD-すばる戦略枠プログラム (IRD-SSP)」で、2019年より運用が開始された。
こうした晩期M型の赤色矮星は、以前から地球型惑星を探すのに向いているとされてきたが、これまでに惑星が発見されていたそのような既知の赤色矮星は5個程度しかなかった[7]。
ロス508bはこのプロジェクトでの観測で発見された初めての太陽系外惑星で、また、赤外線分光データのみを用いた系統的探索で発見された太陽系外惑星としては世界初の成果となった[1][6]。