ヴィレッジ・ピープル

アメリカの音楽グループ From Wikipedia, the free encyclopedia

ヴィレッジ・ピープル英語: Village People)は、アメリカ合衆国の男性6人組の音楽グループ1977年ヴィクター・ウィリスによって結成され、「Y.M.C.A.」などの大ヒット作を数々と生み出した。またペット・ショップ・ボーイズがカバーした「ゴー・ウェスト」、ピンク・レディー渋谷哲平らがカバーした「イン・ザ・ネイヴィー英語版」(ピンク・レディー版のタイトルは「ピンク・タイフーン (In The Navy)」、渋谷哲平版は「ヤング・セーラーマン」)、「マッチョ・マン」などのヒット曲が有名である。

ジャンル
活動期間 1977年 -
概要 ヴィレッジ・ピープル, 基本情報 ...
ヴィレッジ・ピープル
1978年撮影
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州
ジャンル
活動期間 1977年 -
レーベル
共同作業者 ジャック・モラリ英語版
公式サイト Village People - Official Website of Village People
メンバー
  • ヴィクター・ウィリス
  • ジェームズ・クォン
  • チャド・フリーマン
  • ジェフリー・ジェームズ・リポルド
  • ジェームス・リー
  • アイザック・ロペス
旧メンバー マイルス・ジェイら元メンバーについては後述を参照
閉じる

1985年に一旦解散するも1987年に再結成。幾度かのメンバーチェンジを行いながらも、アメリカ国内のみならず世界各国でライブ活動を現在も続けている。

来歴

1977年、ニューヨークで結成。フランス人音楽プロデューサーのジャック・モラリ英語版が仕掛け人。モラリは、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるゲイ・ディスコを訪れた際、インディアンの衣装を身に着けたダンサーのフェリペ・ローズが目に留まった。その周辺ではカウボーイや建設作業員のコスプレをした男たちが踊っており、これを見たモラリの「ゲイの象徴的グループを作ろう」という思いつきが始まりである[2]。グループ名は前述の「グリニッジ・ヴィレッジ」に由来する。

グループ結成にあたり、モラリはまずフェリペ・ローズをスカウト。そして、ミュージカル俳優やシンガーとしてすでに活躍していたヴィクター・ウィリスをリード・ボーカルに抜擢した。その友人でシンガーのアレックス・ブレイリーもバック・ボーカルとして加入させる。その後、新聞に「ゲイのシンガーで、マッチョ・ルックの人求む」という広告を打ち出してオーディションを行い[2]、その結果、デイヴィッド・ホードー、ランディ・ジョーンズ、グレン・ヒューズ(イギリスのミュージシャン、グレン・ヒューズとは別人)の3人がメンバー入りした。

初期のヴィレッジ・ピープルは、ゲイ・ディスコでの営業等を中心に活動していたが、ゲイ受けを狙いすぎたヴィジュアルや音楽性が裏目に出てしまい、ターゲットとする肝心のゲイたちから「ゲイをパロディ化している」と誤解され、反応はあまり芳しくなかったという[2]。そこで、ゲイのみに限定せず一般人にもアピールするために行ったポップ路線への変更[2]が功を奏し、世界的スターとして大成功を収める結果となった。 1970年代後半にはディスコソングを中心に世界的ヒット曲を次々生み出している。ゲイ・マーケットをターゲットにして売り出され、メンバーそれぞれが、ゲイ受けを狙ったアメリカの職業等のコスプレをしている。ポップス史上、ゲイ・イメージを打ち出し音楽活動を行った最初のグループといわれ、アメリカにおけるゲイの地位向上に貢献したとの評価もある。長年ゲイだと思われてきた2代目リード・ボーカルのレイ・シンプソンは一般女性と結婚し、娘も誕生している。なお、レコードジャケットに写る人物と、実際に歌唱しているスタジオ・ミュージシャンのヴォーカリストは別人であり、その件は世に知れ渡っている。

1978年、グループ最大のヒット曲「Y.M.C.A.」が発売され、1979年に大ヒットした[3]日本では1979年に同曲が「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」として西城秀樹によってカバーされ、オリジナル同様に大ヒットを記録、楽曲とともにグループ名も一躍有名となった(2006年にはレイザーラモンHGもカバーしている)。同79年、ピンク・レディーはカバーした「イン・ザ・ネイヴィー」の曲中で、「やっちゃいな、やっちゃいな、やりたくなったら、やっちゃいな」と歌った。

その後、80年代末になってからは、元メンバーのマイルス・ジェイが、アイランド・レコードに所属しソウル・チャートで小ヒットを放っている[4]

2008年撮影

2008年9月12日ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星形プレートにグループ名が刻まれた[5]

2013年にジム・ニューマンがカウボーイ役として加入し[6]、同年10月にビル・ホワイトフィールドが土工役として加入[7]

2017年、著作権使用料や作詞作曲クレジットに関する司法判断が確定し、ビクター・ウィリスがヴィレッジ・ピープルの名前とキャラクターを使用するライセンスを取得[8][9]。ビクター・ウィリスは、メンバーを一新してメインボーカルとして35年ぶりに復帰した[7]

2018年11月に33年ぶりとなるオリジナル・アルバム『A Village People Christmas』を発売[10]

2019年8月3日に共同作業者であるアンリ・ベロロが死去[11][10]

メンバー

さらに見る 名前, 担当(キャラクター) ...
名前担当(キャラクター)在籍期間
現メンバー
ヴィクター・ウィリス
英語: Victor Willis
警官
提督
結成時 - 1979年
1981年 - 1982年
2017年 - 現在
ジェームズ・クォン
英語: James Kwong
土工 2017年 - 現在
チャド・フリーマン
英語: Chad Freeman
カウボーイ 2017年 - 現在
ジェフリー・ジェームズ・リポルド
英語: J. J. Lippold
革ジャン 2017年 - 現在
ジェームス・リー
英語: James Lee
GI 2017年 - 現在
アイザック・ロペス
英語: Isaac Lopez
ネイティブ・アメリカン 2021年 - 現在
旧メンバー
マーク・マスラー
英語: Mark Mussler
土工 結成時
デイブ・フォレスト
英語: Mark Mussler
カウボーイ 結成時
リー・ムートン
英語: Lee Mouton
バイカー 結成時
ピーター・ホワイトヘッド
英語: Peter Whitehead
不明 結成時
マイルズ・ジェイ英語版
英語: Miles Jaye
警官 1982年 - 1984年
レイ・ステファンズ英語版
英語: Ray Stephens
警官 1984年 - 1985年
マーク・リー
英語: Mark Lee
土工 1982年 - 1985年
ランディ・ジョーンズ英語版
英語: Randy Jones
カウボーイ 1977年 - 1980年
グレン・ヒューズ英語版
英語: Glenn Hughes
革ジャン男 1977年 - 1995年
ジェフ・オルソン
英語: Jeff Olson
カウボーイ 1981年 - 1985年
1990年 - 2013年
デイヴィッド・ホードー英語版
英語: David Hodo
土工 1977年 - 1982年
1987年 - 2013年
フェリペ・ローズ英語版
英語: Felipe Rose
インディアン 結成時 - 2017年
アレックス・ブレイリー英語版
英語: Alex Briley
GI 結成時 - 2017年
レイ・シンプソン
英語: Ray Simpson
警官 1979年 - 1982年
1987年 - 2017年
エリック・アンザローン英語版
英語: Eric Anzalone
革ジャン男 1995年 - 2017年
ビル・ホワイトフィールド
英語: Bill Whitefield
革ジャン男 2013年 - 2017年
ジム・ニューマン
英語: Jim Newman
カウボーイ 2013年 - 2017年
ソニー・アール
英語: Sonny Earl
GI 2017年 - 2018年
エンジェル・モラレス
(英語: Angel Morales
ネイティブ・アメリカン 2017年 - 2020年
閉じる

代表曲

  • サンフランシスコ」 - "San Francisco (You've Got Me)" (1977年)
  • マッチョ・マン」 - "Macho Man" (1978年)
  • Y.M.C.A.」 - "Y.M.C.A." (1978年)
  • 「イン・ザ・ネイヴィー」 - "In The Navy" (1979年)
  • ゴー・ウェスト」 - "Go West" (1979年)
  • 俺達の80年」 - "Ready For The 80's" (1979年)
  • 「キャント・ストップ・ザ・ミュージック」 - "Can't Stop The Music" (1980年)
  • 「セックス・オーバー・ザ・フォン」 - "Sex Over the Phone" (1985年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

コンピレーション・アルバム等

  • Live: Seoul Song Festival (1984年)
  • Greatest Hits (1988年)
  • Greatest Hits '89 Remixes (1989年)
  • The Best of Village People (1994年)
  • The Very Best Of (1998年)
  • 20th Century Masters, The Millennium Collection ... The Best of Village People (2001年)
  • Universal Music Icon Series: Village People (2014年)
  • Village People Live At The Greek Theatre (2018年)
  • A Village People Christmas (2018年)

出演映画

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI