三菱・eKクロス

三菱自動車工業の軽トールワゴン型乗用車 From Wikipedia, the free encyclopedia

eKクロス(イーケイ・クロス、eK X)は、三菱自動車工業が製造・販売するクロスオーバーSUV[1]軽トールワゴンである。

別名 三菱・eKワゴン(4代目)
日産・デイズ(2代目)
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2019年3月 -
概要 三菱・eKクロス B34W/B35W/B37W/B38W型, 概要 ...
三菱・eKクロス
B34W/B35W/B37W/B38W型
概要
別名 三菱・eKワゴン(4代目)
日産・デイズ(2代目)
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2019年3月 -
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドア軽トールワゴン
駆動方式 前輪駆動(2WD車)
四輪駆動(4WD車)
プラットフォーム CMF-Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン BR06型:
659 cc 直列3気筒DOHC
BR06型:
659 cc 直列3気筒DOHCターボ
モーター SM21型:交流同期電動機
最高出力 エンジン:
38 kW (52 PS)/6,400 rpm
モーター:
2.0 kW (2.7 PS)/1,200 rpm
M、G
エンジン:
47 kW (64 PS)/5,600 rpm
モーター:
2.0 kW (2.7 PS)/1,200 rpm
T
最大トルク エンジン:
60 N⋅m (6.1 kgf⋅m)/
3,600 rpm
モーター:
40 N⋅m (4.1 kgf⋅m)/100 rpm
M、G
エンジン:
100 N⋅m (10 kgf⋅m)/
2,400 - 4,000 rpm
モーター:
40 N⋅m (4.1 kgf⋅m)/100 rpm
T
変速機 CVT
サスペンション
ストラット式
トーションビーム(2WD車)
トルクアーム式3リンク(4WD車)
車両寸法
ホイールベース 2,495 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,640 mm(1,665 mm)[注釈 1]
(2WD車)
1,660mm(1,685 mm)[注釈 1]
(4WD車)
車両重量 840 - 920 kg
その他
ブレーキ 前:ディスク
後:リーディングトレーリング式ドラム
プラットフォームを共用する車種 三菱・eKワゴン(4代目)
日産・デイズ(2代目)
日産・サクラ
系譜
先代 三菱・eKカスタム(3代目)
三菱・eKアクティブ(初代、直接上)
三菱・パジェロミニ(2代目、間接上)
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本記事では、BEV版である「eKクロス EV」(イーケイ・クロス イーヴイ、eK X EV)も併せて述べる。

概要

4代目eKワゴンと同時に市場に投入された「SUVテイストのクロスオーバーモデル」である。先代eKワゴンのスポーティ版である「eKカスタム」に代わり、三菱自動車の強みであるSUV的要素を取り入れた軽自動車として開発された[2]

開発にあたり、三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVがマネジメントを行い、三菱自動車が生産する点は先代eKワゴンと同様だが、三菱自動車主導で開発された先代と異なり、商品企画・車両開発を日産自動車主導で行うなど、新たな開発・生産プロセスにより誕生した。プラットフォーム・エンジン・CVTといった主要コンポーネントは新開発され、三菱自動車としては初採用となる「高速道路同一車線運転支援技術」を導入するなど、同社の軽自動車づくりのノウハウと、日産自動車の先進技術(日産・インテリジェントモビリティ)を融合させたモデルとなっている[1][3]

4代目eKワゴンは先代に引き続き、日産自動車が販売するデイズが姉妹車として存在するが、「eKクロス」は三菱自動車の専売車種となっている(逆にデイズハイウェイスター相当のエアログレードは4代目eKには設定されず、eKワゴン用ディーラーオプションにすらエアロパーツの設定はない)。

なお、eKワゴンのCUV指向モデルとしては初代にeKアクティブが存在しており、2世代越しの復活となる。

デザイン・パッケージング

デザインコンセプトは「THE CUTE BEAST(キュート・ビースト)」。eKワゴンをベースに存在感のあるSUVテイストを表現した。フロントフェイスは三菱自動車のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。LEDポジションランプは視認性の良いボンネットフード下に、また、縦型デザインの3灯式LEDヘッドライトは上2段がロービーム、その下にハイビームを配置した。サイドビューは、先代eKワゴン/eKカスタムに対し65mm延長されたホイールベースを活かしたシルエットと、彫刻的なキャラクターラインにより力強さを表現。また、ベースとなったeKワゴンに対して、サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラック色としたほか、メーカーオプションでルーフレールを設定する等、SUVらしさを強調したデザインとした[1]。リヤは、ルーフスポイラーやシルバー色のテールゲートガーニッシュが専用品。「G」と「T」はリヤバンパーにもシルバーのアクセントを施した。ドアミラーサイドターンランプ(LED)やフロントフォグランプ(「M」を除く)、15インチタイヤ&アルミホイール(「M」を除く)など、eKワゴンには設定されていない装備を採用している。

インテリアでは、ブラックを基調にブルーを差し色とした内装色とし、シートには、凹凸感のある生地にハニカム調エンボス加工を施したデザインを採用した。また、プレミアムインテリアパッケージをメーカーオプションとして設定(「M」を除く)。ストライプパターンの生地とタン色合成皮革を組み合わせたカラーコンビネーションを採用した[1]

パッケージング面では、先代eKワゴン/eKカスタム比で65mm延長したホイールベースにより、後席のニールームを70mm拡大。後席の足元は出っ張りのないフラットなデザインとし、乗降性が向上したほか、荷物を安定して置くことも可能。また、リヤシートはテールゲート側からもスライド操作ができるようにしたほか、運転席はシートバックの角度を最適化し、身体の胸郭部分と骨盤部分を積極的にサポートするスパイナルサポートを採用したことで長距離走行でも疲れにくいシートとした[1]

メカニズム

エンジンは日産の親会社であるルノー新興国向けAセグメントクラスの小型車専用に開発したBR08型を基にスケールダウンした、新開発の「BR06」型を搭載。先代eKワゴン/eKカスタムが搭載した「3B20」型に対し、低フリクション化・高圧縮比化を実現。トランスミッションもエンジンと同様に新開発。高効率オイルポンプと低フリクションベルトを採用しワイドレシオ化された新型CVTを搭載した。また、モーターがエンジンをアシストするマイルドハイブリッドシステムを全車に採用した。加速時は専用のリチウムイオンバッテリーに蓄えた電力を利用し、モーターが駆動力をアシスト、減速時には回生ブレーキで生じた電気エネルギーをリチウムイオンバッテリーに効率的に充電するほか、車速が約13 km/h以下になるとエンジンを停止させるオートストップ&ゴー(AS&G・コーストストップ機能付)を採用した[1]

エンジン単体のスペックでは先代eKワゴン/eKカスタムに対し、自然吸気仕様は最高出力が2kW(3PS)、最大トルクが1 - 4 N・m(0.1 - 0.4kgf・m)向上。また、ターボチャージャー仕様は最大トルクが2.0N・m(0.2 kgf・m)向上。さらに、両エンジンともにモーターとして「SM21」型(最高出力:2.0kW(2.7PS)、最大トルク:40N・m(4.1kgf・m))を組み合わせることで、加速性能・燃費性能・静粛性の向上を図った。

プラットフォームも新開発とし、2WD車のリヤサスペンションはトーションビーム式に変更[注釈 2]。駆動方式は全車、2WDとVCU(ビスカスカップリング方式)の4WDを設定。また、滑りやすい路面での発進・加速を支援するグリップコントロールを全車に標準装備とした。雪道やぬかるんだ路面で片側の駆動輪が空転した際、スリップした駆動輪にはブレーキ制御、グリップしている駆動輪にはより大きな駆動力を与えることで走破性を高める機能である[1]

安全性

予防安全技術「e-Assist」を全車に標準装備。衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM][注釈 3]、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報システム[LDW][注釈 4]、オートマチックハイビーム[AHB][注釈 5]に加え、車線逸脱防止支援機能[LDP][注釈 6]を新採用。車線を外れそうになった際、車線内に戻す方向に制御力を短時間発生させて、車両を車線内に戻す操作をアシストする機能である[1]

その他、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを全車に標準装備としたほか、ベルトに一定以上の力が加わると胸部にかかる負担を緩和するフォースリミッター付のシートベルトを前席だけではなく後席にも採用するなど、パッシブセーフティ機能の向上を図った。

その他機能・装備

高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」[注釈 7]を三菱自動車として初採用した。前方を走行する車両との距離をキープするアダプティブクルーズコントロール[ACC][注釈 8]と、道路の白線を検知し車線中央の走行をアシストする車線維持支援機能[LKA][注釈 9]により構成されており、車両側でアクセルブレーキステアリング操作を支援することでドライバーのストレスや疲労を軽減する機能である。「MI-PILOT」は、電動パーキングブレーキ、ステアリングスイッチ(MI-PILOT)とともに「先進快適パッケージ」として「M」を除きメーカーオプション設定とした[1]

先代eKワゴン/eKカスタムから継続設定となる「マルチアラウンドモニター」には、車両周囲の歩行者や自転車を検知してモニターへの表示と警報で注意を促す「移動物検知機能」を追加。さらに、車両後方に搭載したカメラの映像を映し出す「デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター表示機能付)」を軽自動車では初採用。両装備とも「先進安全パッケージ」として「M」を除きメーカーオプション設定とした[1]

eKクロス EV

概要 三菱・eKクロスEV B5AW型, 概要 ...
三菱・eKクロスEV
B5AW型
eKクロスEV
概要
別名 日産・サクラ
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2022年6月16日 -
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドア軽トールワゴン
プラットフォーム CMF-Aプラットフォーム
パワートレイン
モーター MM48型:交流同期電動機
最高出力 47 kW (64 PS)/2,302-10,455 rpm
最大トルク 195 N⋅m (19.9 kgf⋅m)/
0-2,302 rpm
サスペンション
ストラット式
トルクアーム式3リンク
車両寸法
ホイールベース 2,495 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,655 mm
車両重量 1,060 - 1,080 kg
その他
ブレーキ 前:ベンチレーティッドディスク
後:リーディングトレーリング式ドラム
プラットフォームを共用する車種 日産・サクラ
系譜
先代 三菱・i-MiEV(間接上)
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eKクロスEVは、eKクロスをベースにした二次電池式電気自動車(BEV)である。2022年1月14日に東京オートサロン2022にて世界初披露されたコンセプトカー「K-EV concept X Style(ケーイーブイコンセプト クロススタイル)」がベースとなっている[4]。三菱での軽乗用規格のEVはi-MiEVが2018年4月の改良で登録車(小型車)に移行されて以来、約4年ぶりとなる。日産・サクラとプラットフォームを共用しており、二輪駆動車のみの設定となっている。

駆動用バッテリーはi-MiEV(16kWh)から容量が拡大されて総電力量20kWhとしており、充電ポートは普通充電(AC200V/14.5A)と急速充電の2種類を備えている。また、エアコン冷媒を用いた冷却システムが搭載されており、電池の温度上昇を制御することで、高速走行と急速充電を繰り返した場合でも高い充電量が可能なようになっている。最大トルクはeKクロスのターボエンジン搭載車「T」の約2倍相当、i-MiEVの約1.2倍相当となる195N・mを発揮し、モーターの制振性能も向上。ドライブモードを搭載しており、市街地走行向けの「NORMAL」、モーター出力を控えめにして電力消費を抑える「ECO」、アクセル量に応じて積極的な加減速が可能な「SPORT」から切替が可能である。また、スイッチ操作で作動し、ブレーキペダルへの踏みかえを行わずにアクセルペダルだけで加減速を可能にする「イノベーティブペダル オペレーションモード」も搭載されている。

1回の充電での航続距離は180km(WLTCモード)と公表されている。また、駆動用バッテリー保証もi-MiEVの5年10万kmから8年16万Kmに拡大され、取扱説明書に記載されている正しい取り扱いや手入れ、法令で定められた日常点検や定期点検整備、指定した点検整備の実施や定期交換部品・油脂類の指定通りの交換がいずれも行われており、点検や整備の証明となるメンテナンスノート(定期点検記録簿でも可)を携行していることを条件に、保証期間・距離内における故障等での特別保証やバッテリー容量が66%を下回った場合の修理・交換が無償となる容量保証が適用される。

外観デザインは兄弟車であるサクラが専用ボディを有しているのに対し、「カーボンニュートラル(脱炭素化)を実現するためにEVを選択肢のひとつに気軽に入れてほしい」という考えから、eKクロス EVは必要最小限の変更としている。フロントフェイス「ダイナミックシールド」をベースに、フロントグリルをダーククロムメッキとし、フロントフォグランプをLED化。フロントフェンダーにダクト処理されたEVエンブレムが装着されている点が識別ポイントとなる。駆動用バッテリーを薄型化して床下に格納することでガソリンモデルと同等レベルの室内空間・荷室用量が確保されており、リアシートは荷室後方からワンアクションでシートスライドやリアシートバック(分割可倒式)を倒すことが可能で、普通充電ケーブルをラゲッジアンダーボックス内に収納することが可能である。

性能面では高速道路同一車線運転支援機能「MI-PILOT」や安全装備群「e-Assist」に加え、三菱車では初となる駐車支援機能「MI-PILOT PARKING(マイパイロット パーキング)」を採用(「P」にメーカーオプション設定)。4つのカメラで駐車可能位置を自動検知するとともに、12個のセンサーで周囲の障害物を検出するため、縦列・前進・後退いずれにも対応している。

コネクテッドシステム「MITSUBISHI CONNECT」に対応(グレード別装備)しており、急な体調不良などの緊急時に対応したSOSコールや、あらかじめ専用アプリをインストールしたスマートフォン上からクルマの状態確認(マイカーステータスチェック)、駐車位置の確認(カーファインダー)、充電の開始[注釈 10](今すぐ充電)、エアコンの起動(リモートエアコン)が可能となる。

車両から100 V電源を取り出すMiEV POWER-BOX(ミーブ パワーボックス)には非対応となっている。

eKクロスEVは、日産・サクラと共に、軽自動車では初めて「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた[5]

年表

2019年3月14日
三菱自動車の水島製作所にてオフライン式を実施。また、同日予約注文の受付を開始[6][7]。三菱自動車からは、フルモデルチェンジを受けるeKワゴンと新車種「eKクロス」として同年3月28日に発売予定、と発表。
2019年3月28日
発売[1]。キャッチフレーズは「ハイパフォーマンス軽SUV」で、CMキャラクターは竹内涼真
グレード構成は自然吸気エンジンを搭載する「M」、「G」とターボエンジン搭載の「T」の3タイプ。
ボディカラーはモノトーンがホワイトパール(有料色)、チタニウムグレーメタリック、ブラックマイカ、レッドメタリック、ライトニングブルーマイカに、三菱ブランドの車種では初設定となるサンシャインオレンジメタリック(有料色)[注釈 11]を加えた6色。「G」と「T」に設定の2トーン(有料色)はサンドイエローメタリック×ホワイトソリッド、ナチュラルアイボリーメタリック×サンシャインオレンジメタリック、レッドメタリック×ブラックマイカ、オリーブグリーンメタリック×チタニウムグレーメタリック、ライトニングブルーマイカ×スターリングシルバーメタリックの5種類を設定。それぞれルーフ、ルーフスポイラー、ドアミラーを塗り分けている。
2019年10月2日
4代目eKワゴン・デリカD:5(2019年2月改良型)と共に2019年度グッドデザイン賞を受賞[8]
2019年11月12日
4代目eKワゴンや日産・デイズ(2代目)と共に2020年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞[9]。三菱車での受賞は2019年次のエクリプスクロスに続き2年連続となり、2007年次のiを含め、通算3度目の受賞となった。
2019年12月6日
4代目eKワゴンや日産・デイズ(2代目)と共に2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」を受賞[10]。三菱車における同賞受賞は初、日本カー・オブ・ザ・イヤー全体においてもアウトランダーPHEVで「イノベーション部門賞」を受賞した2013-2014年度以来6年ぶりとなった。
2019年12月19日
サンドイエローメタリック×ホワイトソリッド及びナチュラルアイボリーメタリック×サンシャインオレンジメタリック(ext)/ブラック&タン(int)の組み合わせが、オートカラーアウォード2019にて特別賞を受賞した(デイズとの同時受賞)[11]。三菱車による同賞の受賞は、1998年の第1回でギャラン/レグナムのトリガーモーブパープルで審査員特別賞を受賞して以来、21年ぶり2回目。
2019年12月25日
特別仕様車「T Plus Edition」を発売[12]
「T」をベースに、MI-PILOT、電動パーキングブレーキ、デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター表示機能付)の3点が標準装備され、リアバンパーのシルバーアクセントをブラックに変更した。また、ブラックマイカのフロントバンパーガーニッシュとテールゲートガーニッシュ、ブラック/シルバーのサイドデカールで構成された専用ディーラーオプションパッケージとして「T Plus Editionコンプリートパッケージ」を設定した。
2020年8月20日
eKクロスを一部改良(eKワゴンと同時)[13]
eKクロス スペースに採用された機能が導入され、「e-Assist」にTSR・PFCW・LCDN・DAAが追加。ミリ波レーダーの採用によるFCMの夜間検知性能の向上、並びに「MI-PILOT」に追い越し時の加速機能の追加とワイパー作動時の機能を向上。運転席SRSニーエアバッグやヒルディセントコントロールも搭載され、ヘッドランプのスイッチからOFFポジションが廃止された。その他、リアシートベルトにプリテンショナー機構と非着用ウォーニング着座センサーが搭載され、センターパネル部に充電用USBポートが追加された。
ボディカラーは青系色をライトニングブルーマイカからサファイアブルーメタリックに入れ替え、スターリングシルバーメタリックとの2トーンカラー(有料色)も同様に入れ替えられた。
2020年12月24日
eKクロス特別仕様車「G Plus Edition」が発売された[14]
「G」をベースに、ベースグレードではメーカーオプションの「先進安全パッケージ」での設定となるマルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)と自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を特別装備するとともに、LEDパッケージを専用ディーラーオプションに設定。
同時に一部改良も行われ、メーカーオプションの設定が見直された。
2022年5月20日
EV仕様の派生車「eKクロス EV」が発表された[15]
キャッチフレーズは「毎日にちょっといい軽EV」で、CMキャラクターは劇団ひとり[注釈 12]
グレード体系は標準グレードの「G」と、上級グレードの「P」の2種だが、これとは別に法人・自治体向けに装備を簡略化した「G ビジネスパッケージ」も設定されている[16]。ボディカラーはモノトーンはeKクロス・eKクロス スペースとの共通設定となるブラックマイカとレッドメタリック[注釈 13]、eKクロス・eKクロス スペースでは2トーン専用色となるナチュラルアイボリーメタリック(有料色)とオリーブグリーンメタリック(有料色)、EV専用設定のミストブルーパール(有料色)の5色(「G ビジネスパッケージ」は専用色のホワイトソリッド1色のみ)。2トーン(有料色)はeKクロス・eKクロス スペースとの共通設定となるレッドメタリック/ブラックマイカ[注釈 14]、eKクロス スペースとの共通設定となるホワイトパール/ブラックマイカ[注釈 15]、EV専用設定のミストブルーパール/カッパーメタリック、ナチュラルアイボリーメタリック/カッパーメタリック、オークブラウンメタリック/ナチュラルアイボリーメタリックの5色がそれぞれ設定される。
2022年6月13日
eKクロス EVを6月16日から発売することを発表。また、公式発表と同時に開始された先行注文から6月12日までの受注台数が月販売目標台数(850台)の4倍となる約3,400台[注釈 16]となったことも発表された[17]
2022年9月8日
eKクロスに新グレードとして「G Premium」・「T Premium」を追加し、併せて一部改良も行われた(一部改良についてはeKワゴン・eKスペースも同時に実施)[18]
一部改良では、燃料消費率が向上され、eKクロスのNA・2WD車は「2030年度燃費基準80%達成車」、NA・4WD車とターボ・2WD車は「同75%達成車」、ターボ・4WD車は「同70%達成車」となった。ボディカラー展開が見直され、モノトーンはeKクロス専用色のサファイアブルーメタリックを廃止。2トーン(有料色)はeKクロス専用色のサファイアブルーメタリック×スターリングシルバーメタリックを廃止する替わりに、従来eKクロス スペースのみに設定されていたホワイトパール/ブラックマイカをeKクロスにも設定可能とした。
「G Premium」・「T Premium」は既存の「G」・「T」に「先進安全パッケージ」と「先進快適パッケージ」の装備品をプラスした仕様で、デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付)、マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)、マイパイロット、電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド、ステアリングスイッチの5点が標準装備され、「T Premium」は「T」同様に「後席パッケージ」の装備品もすべて標準装備される。
2022年11月8日
eKクロスEVが、姉妹車の日産・サクラと共に2022~2023日本自動車殿堂 カーオブザイヤーを受賞したことが発表された[19]
2022年11月9日
eKクロスEVが、姉妹車の日産・サクラと共に2023年次「RJCカーオブザイヤー」を受賞。また、本車種に搭載されている「軽EVの電動化技術」が2023年次「RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞。一つの車種で同じカーオブザイヤーの部門賞を2つ同時に受賞するのは異例で、日本のカー・オブ・ザ・イヤーでは前日の日本自動車殿堂に続き2冠達成となった[20]
2022年12月8日
eKクロスEVが姉妹車の日産・サクラと共に「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」、および部門賞の「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞。三菱車としては1996年次のギャラン/レグナム以来26年ぶりの受賞となるほか、電気自動車の受賞は2011年の日産・リーフ以来11年ぶり。また軽自動車全体での受賞や他のメーカーと姉妹関係を持つ車種での同時受賞も共に今回が初で、さらに三菱車で初となる日本自動車殿堂・RJCと合わせた日本のカー・オブ・ザ・イヤー3冠達成も成し遂げた[21]
2023年11月24日
eKクロスを一部改良[22]
安全性能が強化され、リアカメラ及びリアビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)を「G」と「T」に標準装備され、FCMには自動車運転者検知が追加された。
機能面ではステアリングヒーターが追加され、「T」と「T Premium」にはパドルシフトを追加して変速操作が可能となった。
ボディカラー展開が見直され、モノトーンはレッドメタリックを2トーン専用色へ移行して廃止する代わりに、2020年8月の一部変更時に廃止されていたライトニングブルーマイカを約3年3ヶ月ぶりに復活設定。2トーン(有料色)はオリーブグリーンメタリック/チタニウムグレーメタリック、サンドイエローメタリック/ホワイトソリッド、ナチュラルアイボリーメタリック/サンシャインオレンジメタリックを廃止する代わりに、チタニウムグレーメタリック/サンシャインオレンジメタリック、ミストブルーパール/ブラックマイカ、ナチュラルアイボリーメタリック/アッシュグリーンメタリックの3色が追加された。
グレード展開も見直され、「M」が廃止された。
2024年5月17日
eKクロスEVを一部改良[23]
コネクティッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」への登録とNTTドコモが提供する「docomo in Car Connect」との有料オプション契約を行うことで車内Wi-Fiインターネット接続が可能になったほか、「MITSUBISHI CONNECT」にリモートドアロック/アンロック機能が追加された。
安全面ではエマージェンシーストップシグナルシステムが装備されたほか、「P」にマルチアラウンドモニター、「G」にリアビューモニター付ルームミラーが標準装備された。
ボディカラー展開が見直され、モノトーンはオリーブグリーンメタリック(有料色)から新色のアッシュグリーンメタリック(有料色)に入れ替え。2トーン(有料色)はオークブラウンメタリック/ナチュラルアイボリーメタリック、レッドメタリック/ブラックマイカを廃止する替わりにアッシュグリーンメタリック/ホワイトソリッド、ライラックピンクメタリック/ブラックマイカが設定された。
2024年8月1日
eKクロスを一部改良(eKワゴンと同時)[24]
自動車のコネクティッド化によるサイバー攻撃のリスク増加に合わせて、サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムが変更され、最新の法規に適合させた。
2025年7月24日
eKクロスを一部改良(eKワゴンと同時)[25]
FCMの警告灯の制御及び警告表示を変更・追加することで法規に適合させた。
モノトーンでボディカラー展開が一部見直され、サンシャインオレンジメタリック(有料色)と入れ替えで従来は2トーン専用設定だったナチュラルアイボリーメタリック(有料色)が設定された。
2026年6月18日
eKクロスEVを一部改良(6月25日発売)[26]
フロント全体の形状が刷新され、ホイールアーチとサイドシルガーニッシュをボディ同色に変更。フロントグリルにはLEDイルミネーションが装備された。
アクセサリーコンセント(AC100V・最大1,500W)がメーカーオプションに設定され、車を降りる際、後席に乗員や荷物が残っている可能性をドライバーに通知し、確認を促すリアシートアラームを追加。「P」はインストルメントパネルの充電用USBポートの構成をType-C 2口とType-A 1口に変更され、従来は「P」に装備されていたステアリングヒーターと運転席/助手席ヒーター(座面)を「G」にも拡大された。
ボディカラー展開が見直され、モノトーンはレッドメタリック、アッシュグリーンメタリックを廃止する代わりに新色のホワイトパール(有料色)、スターリングシルバーメタリックの2色を追加した。2トーン(有料色)は総入れ替えとなり、ホワイトパール×サンドベージュパール、チタニウムグレーメタリック×サンドベージュパール、ナチュラルアイボリーメタリック×サンドベージュパール、ミストブルーパール×ホワイトソリッド、ライラックピンクメタリック×ホワイトソリッドの5種となった。なお、「G ビジネスパッケージ」は専用色のホワイトソリッドに加えてスターリングシルバーメタリックが追加され2色展開となる。

車名の由来

シリーズ名の「eK」は「excellent K-car」の頭文字であると同時に「いい」の語呂合わせ

また「X(クロス)」は、SUVらしい力強さをハイトワゴンに掛け合わせた(クロスさせた)ことから命名している[1]

脚注

関連項目

外部リンク

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