中津川 (松田町)

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水系 二級水系 酒匂川
延長 9.1 km
流域面積 31.44 km2
中津川
大寺橋から見た中津川
水系 二級水系 酒匂川
種別 二級河川
延長 9.1 km
流域面積 31.44 km2
水源 鍋割山周辺(雨山峠付近)
河口・合流先 川音川四十八瀬川との合流点)
流域 神奈川県足柄上郡松田町

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中津川(なかつがわ)は、神奈川県足柄上郡松田町を流れる酒匂川水系の二級河川である。流路の大半は松田町寄(やどりき)地区内を通る。法定河川延長9.1 km、流域面積31.44 km2[1]

鍋割山雨山の間にある雨山峠付近に源を発する。上流部は「寄沢」と呼ばれることがある[2]。寄大橋から上流の森はやどりき水源林(後述)として整備されている[3][4]。杉ノ沢などと合流したのち、寄地区の中央をほぼ直線状に南流する。虫沢川と合流した後は、松田山北東の渓谷を南東に流れる。湯の沢付近で四十八瀬川と合流し、合流点より下流は川音川となる[5]

神奈川県内には相模川水系に同名の中津川がある。

歴史

古い文献では「弥勒寺川」と呼ばれた形跡がある。弥勒寺とは寄神社の前身の寺であり、付近の村名でもある。 1841年(天保12年)成立の『新編相模国風土記稿』には「弥勒寺川」の項目がみられる[6]

1985年(明治18年)稿の『松田町皇国地誌残稿』には「中津川」の項目があり、「旧くは萱沼、宇津茂大寺にて川音川、弥勒寺虫沢にて弥勒寺川と言えり。」という記述がみられる[7][8]。また、1898年(明治31年)発行の国土地理院5万分1地形図「松田惣領」には「中津川」と記載されている[9]。中津川と名付けられた経緯は不明である。

主な支流

  • 水棚(みずたな)沢
  • 後(うしろ)沢
  • 滝郷(たきごう)沢
  • 杉ノ沢
    • 中ノ沢
  • 稲郷(いなごう)沢
  • 大寺(おおてら)沢
  • 虫沢(むしざわ)川
    • ダルマ沢
    • ナノダ沢(名納沢)

主な水源の山

主な橋梁

  • 湯の沢橋(国道246号
  • やどりき双扇橋新東名高速道路
    • 新東名高速道路の建設に伴い建設中。名称は、寄中学校(2019年閉校)の最後の卒業生が、地名「やどりき」と橋の形を扇に見立てて「やどりき双扇橋」と命名し、2025年6月の記念式典で発表された[10]。形式はPC3径間連続エクストラドーズドバタフライウェブ箱桁橋で、橋長は上り線277.5 m、下り線317.5 mである[10]
  • 田代橋(たしろばし)
  • 大寺橋(おおてらばし)
  • 寄大橋(やどりきおおはし、秦野峠林道の入口)

交通

中津川沿いに神奈川県道710号神縄神山線が通り、寄地域の主要な道路として位置付けられている[12]富士急モビリティの路線バス(松51)が新松田駅から県道710号を通り、寄バス停まで運行している[13]

観光

  • 中津川沿いのしだれ桜[14]
  • 宇津茂(うづも)のしだれ桜[15]
    • 大寺橋のたもとにある推定樹齢80年の大きなしだれ桜。寄五大しだれ桜の1つ。開花に合わせて「寄しだれ桜まつり」が開催される[15]
  • 寄ロウバイ園[16]
  • 寄自然休養村管理センター[17]
    • 寄地域の観光拠点施設。改修工事を実施中。公募によって愛称が決まる予定[18]
  • キャンプ場
    • 蜂花苑 やどろぎ荘・ミロクキャンプ場[19]

やどりき水源林

やどりき水源林は、中津川源流域に位置する水源林で、面積は約529 haである[3][4]丹沢大山国定公園に属し、かながわの美林50選に選ばれている。スギヒノキ人工林と広葉樹林等がまとまって分布し、標高390 mから1,272 mの山腹斜面に広がる[4]

神奈川県は同水源林を、水源の森林づくりを「見て学ぶ」「体験する」「交流する」場(県民活動拠点)として位置付けており、林内周遊歩道により見学できる[4]。また、週末に「森の案内人」によるガイドを実施している旨が案内されている(冬期を除く)[4]

成長の森

「成長の森」は、神奈川県と公益財団法人かながわトラストみどり財団が共同で実施する森林づくり事業である[20]。2007(平成19)年度から2012(平成24)年度までは、やどりき水源林にて実施された[21]。 「成長の森」は、子どもの誕生・入学・卒業などの記念として苗木を植栽し、参加者の名前を記載した銘板を植栽地付近に設置する仕組みである[22]。植栽地は見学可能[21]

脚注

関連項目

外部リンク

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