伊藤忠商事

日本の大阪府大阪市・東京都港区にある総合商社 From Wikipedia, the free encyclopedia

伊藤忠商事株式会社(いとうちゅうしょうじ、: ITOCHU Corporation)は、大阪府大阪市北区梅田東京都港区北青山に本社を置く大手総合商社。登記上の本店は大阪本社。

市場情報
東証プライム 8001
1950年7月11日上場
略称 伊藤忠(いとちゅう)、CI
概要 種類, 機関設計 ...
伊藤忠商事株式会社
ITOCHU Corporation


大阪本社


東京本社
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 8001
1950年7月11日上場
略称 伊藤忠(いとちゅう)、CI
本社所在地 日本の旗 日本
東京本社 107-8077
東京都港区北青山二丁目5番1号
伊藤忠商事東京本社ビル
大阪本社 530-8448
大阪市北区梅田三丁目1番3号
ノースゲートビルディング[注釈 1]
本店所在地 530-8448
大阪市北区梅田三丁目1番3号
ノースゲートビルディング
設立 1949年(昭和24年)12月1日
業種 卸売業
法人番号 7120001077358 ウィキデータを編集
事業内容 繊維機械金属エネルギー化学品食料、生活資材、情報通信保険物流建設金融など
代表者
資本金 2534億4800万円
(2025年3月31日現在)[1]
発行済株式総数 15億8488万9000株
(2025年3月31日現在)[1]
売上高 連結:14兆7242億3400万円
(収益、2025年3月期)[1]
経常利益 連結:1兆1550億5900万円
(2025年3月期)[1]
純利益 連結:8802億5100万円
(2025年3月期)[1]
純資産 連結:5兆7550億7200万円
(2025年3月期)[1]
総資産 連結:15兆1342億6400万円
(2025年3月期)[1]
従業員数 連結:11万5089名
単独:4114名
(2025年3月期)[1]
支店舗 国内7店 海外85店
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ[1]
主要株主
(2025年3月31日)[1]
主要子会社 伊藤忠テクノソリューションズ 100.0%
ファミリーマート 94.7%
関係する人物 瀬島龍三
吉田多孝
外部リンク www.itochu.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:伊藤忠商事は国際会計基準に基づき、連結財務諸表を作成している。
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日経平均株価およびTOPIX Core30JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[2][3][4]。コーポレートメッセージは「ひとりの商人、無数の使命」(: I am One with Infinite Missions[5][6]

概要

三菱商事三井物産住友商事丸紅と共に五大商社の一つ。また、最近ではここに双日豊田通商兼松を追加して八大商社と称されることもある。

戦前伊藤忠財閥の中核企業であった。伊藤忠財閥は、多数の紡織会社を傘下に持つ繊維財閥であったため、繊維部門の売り上げは群を抜いており、かつては世界最大の繊維商社であった。傘下に有力企業を多数抱えており、現在は祖業である繊維の他に、食料や生活資材、情報通信、保険、金融といった非資源分野全般を強みとしている。

銀行との融資・資本関係としては太平洋戦争以前から旧住友銀行(現三井住友銀行)と親密であったが、戦後住友系列より徐々に離脱し、旧第一銀行(現みずほ銀行)に接近。第一勧銀グループからの流れを受けて現在は、大手総合商社では双日と共に三金会のメンバーに属している[7][8]

単体従業員数が大手総合商社(伊藤忠商事、三菱商事三井物産住友商事丸紅)で最少ながら、2015年度(2016年3月期決算)には最終利益で三菱商事を抜き、総合商社業界でトップとなった。しかし、これは資源価格下落により資源分野からの収益が大きい三菱商事と三井物産が創業以来初の最終赤字となったことも大きく、社長の岡藤正広は「不戦勝で土俵にあがったようなもの」と述べている[9]

社員の健康増進を図る健康経営を推進している[10]。朝型勤務の奨励[11]、がんの早期発見・がん先端医療の無償化などの社員のがん治療との両立支援[12][13] などが報じられている。

2018年4月、岡藤が会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。大手商社で会長がCEOを務める体制は異例であり、岡藤の注力した中国最大の国有複合企業「中国中信集団」(CITIC)との提携が、効果の面で課題が残っているためで、当面は「二頭体制」としている[14]

歴史

1858年初代伊藤忠兵衛が麻布(あさぬの)の「持下り」行商を開始したことをもって創業としている。同業の丸紅とは同じ起源となっている。その後、いったん丸紅と分割されたものの、戦時中に再度合併(大建産業)、戦後の財閥解体措置により再度両社は分割され、1949年に現在と直接つながる伊藤忠商事株式会社が設立された。

百貨店業への進出と挫折

1962年には創業者・中林仁一郎の死後、経営が悪化していた京都市百貨店丸物(現在の近鉄百貨店の前身企業のひとつ)」の株式を日興証券から取得した。これは京都岐阜東京(池袋)(現・池袋パルコ)・豊橋の4店舗に伊藤忠の商品を流すことで、国内販売網を強化し、消費物資の輸入自由化に対処することが主な狙いだった[15][16]。提携の一環としてスーパーマーケット「マックストア」を大阪近郊に展開している。

また、丸物に出資する以前には金沢市百貨店丸越」(現在の金沢エムザ)とも資本提携しており、丸物や丸越の筆頭株主である名古屋鉄道(名鉄)とも提携することでレジャー部門の強化ももくろんでいた。レジャー部門において、当社はアメリカン・マシン・アンド・ファウンドリー社の日本国内における独占販売・賃貸権を有していたからである[15]

しかし、いずれの目論見も失敗し、当社は丸物の所有株式売却と提携解消を示唆。京阪神地域には阿倍野・上本町の2店しか百貨店を持たなかった近畿日本鉄道(現在の近鉄グループホールディングス)が救済を表明したため、1966年に全株式を売却した[注釈 2][16]。ただし、後身の近鉄百貨店は資本関係のなくなった現在も取引先の一つである[17]

沿革

伊藤忠商事 旧大阪本社
画像左が大阪本社が入居していた旧・伊藤忠ビル(現・大阪御堂筋ビル)、画像右は大阪センタービル
大阪市中央区久太郎町四丁目1番3号)

歴代社長

初代伊藤忠兵衛

ビジネス戦略

主要子会社及び関連会社

2022年3月31日現在[24]太字:連結子会社

繊維カンパニー

機械カンパニー

金属カンパニー

  • 伊藤忠メタルズ株式会社(東京都港区)
  • 日伯鉄鉱石株式会社(東京都港区)
  • 伊藤忠鉱物資源開発株式会社(東京都港区)
  • 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(東京都中央区)

エネルギー・化学品カンパニー

  • タキロンシーアイ株式会社[25](大阪市北区):東証プライム上場
  • 伊藤忠エネクス株式会社(東京都港区):東証プライム上場
  • 伊藤忠石油開発株式会社(東京都港区)
  • 伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社(東京都港区)
  • 伊藤忠プラスチックス株式会社(東京都千代田区)
  • 伊藤忠リーテイルリンク株式会社(東京都中央区)
  • 日本サニパック株式会社(東京都渋谷区
  • ケミカルロジテック株式会社(東京都港区)
  • 株式会社エネアーク(東京都千代田区)
  • 日商LPガス株式会社(東京都千代田区)
  • ソレイジア・ファーマ株式会社(東京都港区):東証グロース上場
  • 日本南サハ石油株式会社(東京都港区)
  • 釧路石炭販売株式会社 (北海道釧路市)
  • 株式会社東京堂(東京都江東区)

食料カンパニー

住生活カンパニー

情報・金融カンパニー

第8カンパニー

その他関連会社

  • 伊藤忠フィナンシャルマネジメント株式会社(東京都港区)
  • 伊藤忠人事総務サービス株式会社(東京都港区)

主な海外拠点

広報活動

不祥事・事件・問題・批判

東芝機械ココム違反事件
1987年、東芝機械(現:芝浦機械)がココム規制に違反してソ連に大型工作機械を不正に輸出した事件で、仲介した伊藤忠商事は、3か月の輸出停止処分を受けた。

テレビ番組

関連項目

脚注

参考文献

外部リンク

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