Wikiwand AI

住友館

博覧会に住友グループが出展するパビリオン From Wikipedia, the free encyclopedia

住友館(すみともかん)は、国際博覧会や地方博覧会などに住友グループが出展する場合に用いるパビリオンの名称である。

沖縄海洋博(1975年)

概要 住友館, 情報 ...
住友館
情報
用途 パビリオン
設計者 日建設計
林昌二、木村喜男、小林紳也、小林孝栄、村尾元朗、吉川昭[1]
管理運営 住友館委員会
建築面積 951.00 m² [1]
延床面積 2,010.00 m² [1]
階数 地上3階、塔屋1階[1]
着工 1974年4月[1]
竣工 1975年6月[1]
開館開所 1975年7月20日
1976年1月18日閉館
所在地 沖縄県国頭郡本部町[1]
テンプレートを表示
閉じる

1975年に沖縄県国頭郡本部町で開催された沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博)におけるテーマは、「海と母」で、地球上に初めて生命が誕生して以降30億年もの間、生命の環境を育んできた海の偉大な母性と神秘を紹介するパビリオンであった。高さ17メートル、幅23メートルにも及ぶ、上下左右5面の巨大マルチスクリーンが映し出す鮮明で巨大な映像により、しぶきが飛び、全身が海水で濡れるかのような臨場感を感じることができた。建物は沖縄産の赤レンガづくりで、沖縄の青い空と海、フクギの緑と調和するデザインとなっていた[2]。

つくば科学万博(1985年)

住友館 3D-ファンタジアム
住友館 天井に吊ってあったエリカの像

1985年に茨城県筑波研究学園都市(つくば市)で開催された国際科学技術博覧会(つくば科学万博)では「住友館3D-ファンタジアム」として出展し、テーマは「自然への愛・人間への希望」であった[3]。

建物は、鏡とハーフミラー張りの壁面に黄色いフレームが突き出ているもので、フレームがまるで浮かんでいるように見え、当時は反響を呼んだ。立体の黄色いフレームは一辺が12.5メートル、幅は1.3メートルで、カーボンファイバーで補強した薄い軽量コンクリート(CFRC)製だった。見えているフレームの本物は4分の3で、残りは135度に向かい合った鏡に映っていた。また、フレームの下の池も鏡の役目を果たしていた。建物の壁面は全てを鏡にすると館内が暗くなってしまうため、半分をハーフミラーとして外光を取り入れることで照明の数を減らし、省エネ化に努めた。また、鏡とハーフミラーをできるだけ同じように見せるためにプラナーマグネトロンスパッター法でハーフミラーを銀色に着色した[4]。パビリオンでは大型立体映像作品『大地の詩』が上映された他、プレショーではグライダーが展示された。テーマ曲は「空に会おうよ」(作詞:矢野顕子、作編曲:坂本龍一、歌:モモ)[3]。

花の万博(1990年)

概要 住友館, 情報 ...
住友館
情報
用途 パビリオン
設計者 日建設計[6]
施工 鹿島建設、住友建設、鴻池組共同企業体[6]
管理運営 住友EXPO'90委員会[6]
構造形式 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造[6]
敷地面積 3,500 m² [6]
建築面積 約1,648 m² [6]
階数 地上3階[6]
開館開所 1990年4月1日
1990年9月30日閉館
所在地 大阪府大阪市鶴見区
テンプレートを表示
閉じる

1990年に大阪府鶴見緑地(大阪市平野区と守口市にまたがる)で開催された国際花と緑の博覧会(花の万博)では「メッセージ―花から人へ」をテーマに、パビリオンは周囲には針葉樹の森、中庭にはバラ園と水を設け、館内の装飾はクラシックな劇場のイメージで統一した。館内では映像詩『ばらの夢から』がハイビジョンで上映された[6]。

大阪・関西万博(2025年)

概要 住友館, 情報 ...
住友館
大阪・関西万博開催時の住友館(2025年)
情報
用途 パビリオン
設計者 電通ライブ、日本設計、三井住友建設[7][8]
施工 三井住友建設・住友林業特別共同企業体[9]
建築主 住友EXPO2025推進委員会[7][8]
管理運営 住友EXPO2025推進委員会[7][8]
構造形式 メイン棟:鉄骨造、BOH棟:木造[7]
敷地面積 3,568.19 m² [9]
延床面積 2,717.72 m² [9]
階数 地上2階[9]
着工 2023年12月15日[8]
竣工 2024年12月27日[10]
開館開所 2025年4月13日
2025年10月13日閉館
所在地 大阪府大阪市此花区夢洲
テンプレートを表示
閉じる

2025年に大阪府大阪市此花区夢洲で開催された2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるパビリオンのコンセプトは「さぁ、森からはじまる未来へ」[11]。

番地ナンバリングはE07。パビリオンは2棟構成で、来場者が展示を巡る「メイン棟」(延床面積2268.44平方メートル)とバックヤードとして使う「BOH棟」(同449.28平方メートル)からなる[12]。2棟とも地上2階建て。屋根と外壁にはヒノキの構造用合板、エントランス周辺にはスギの角材を主に使用している。どちらも住友グループが別子銅山に保有する「住友の森」から切り出している[12]。パビリオン内ではランタンを持ち、「UNKNOWN FOREST」と呼ばれる森の中を探検する体験ができた。探検が終わると、幅20メートル、高さ7.5メートルのパフォーミングシアターで、風や霧の演出、音と光が一体となった没入型のパフォーマンスが鑑賞できた[13]。

入館は原則予約制で、一部予約なし枠が設けられた。会場内では屈指の人気を誇るパビリオンであったため、事前予約と当日予約は困難とされ、予約なし枠も朝一番から行列ができて締め切られることが多かったため、予約なし枠は会期中の7月25日からLINE公式アカウントによる抽選式デジタル整理券に変更されたが[14]、これも閉幕まで抽選倍率が高く当選困難な状況が続いた。

閉幕後、その人気により入館が叶わなかった多くの万博来場者からのリクエストに応える形で、「UNKNOWN FORESTの森の中の演出のすべてを解説する映像」と「パフォーミングシアター フルバージョン映像」を、YouTubeで視聴できるように動画を公開した[15]。

GREEN×EXPO 2027 (2027年)

2027年の2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027、横浜園芸博)では住友館としての出展は無い。ただし、Craft Villageで住友林業が住友林業館「100(ひゃく)の森」を、住友林業緑化が屋内短期出展(6月5日 - 6月13日)と屋外出展を行う。

地方博覧会

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks