Wikiwand AI

千玄室

日本の茶人(1923-2025)、茶道裏千家15代 From Wikipedia, the free encyclopedia

千 玄室(せん げんしつ、1923年〈大正12年〉4月19日 - 2025年〈令和7年〉8月14日)は、茶人。茶道裏千家15代家元汎叟宗室。斎号は鵬雲斎、若宗匠時代は宗興。家元譲座後は大宗匠を務めた[1]。位階は従三位。

生誕 千 政興(せん まさおき)
(1923-04-19) 1923年4月19日
死没 (2025-08-14) 2025年8月14日(102歳没)
職業 茶道家
概要 せん げんしつ 千 玄室, 生誕 ...
せん げんしつ
千 玄室
2007年
生誕 千 政興(せん まさおき)
(1923-04-19) 1923年4月19日
死没 (2025-08-14) 2025年8月14日(102歳没)
出身校 同志社大学法経学部経済学科卒業
職業 茶道家
流派 裏千家
身長 178 cm (5 ft 10 in)
配偶者 塚本登三子(1955-1999年、死別)
子供 長男:16代玄黙宗室
次男:伊住政和
親 父:14代碩叟宗室
母:千嘉代子
家族 姉:塩月弥栄子
姉:櫻井良子
弟:納屋嘉治
弟:大谷巳津彦
孫:菊地明史
孫:阪田万紀子
孫:千敬史
孫:伊住公一朗
孫:伊住禮次朗
栄誉 従三位
公式サイト 公式ウェブサイト
テンプレートを表示
閉じる

「玄室」の名は、裏千家4代目の仙叟宗室が宗室を襲名する以前の名で、12代直叟宗室が隠居した際にも「玄室」を名乗っていた[2]。最初の「宗室」への改名前の本名は千 政興[3]。

人物

青年時代には大日本帝国海軍に特攻隊員として入隊した経験を持ち、メディアなどを通し、戦争体験者の1人として実体験を語り継いでいた。終戦直前には松山海軍航空基地で航空隊分隊士教官として甲飛第15期の訓練にあたった[4]。後に特秘命令として南方戦線に居る高官を陸軍の大型輸送機を使用して連れて帰るように命ぜられた。[要出典]最終階級は海軍中尉[4]。

京都大学大学院特任教授・大阪大学大学院客員教授として、伝統芸術研究領域における指導に当ったほか、外務省参与(2019年3月31日まで)[5]、ユネスコ親善大使、日本・国連親善大使[6]、日本国際連合協会会長、日本オリンピック委員会名誉委員、日本会議代表委員[7]、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人[8]、日本馬術連盟会長[9]、京都サンガF.C.取締役などを歴任した。

略歴

受賞・栄典

内閣総理大臣顕彰式(2023年)

親族

友人・西村晃

同年生まれ(学年は玄室が1年下)の俳優である西村晃とは舞鶴海兵団で出会い、特攻隊の編成の際にも同じ隊に所属していた。特攻作戦の実行が近づいたため徳島から鹿屋市内の串良海軍航空基地に移動する日、飛行訓練後に自分達が乗る飛行機の機体の傍で手持ちの道具と配給の羊羹で5人の隊員全員と茶会を催した事は、戦後西村の述懐・自身の著作や講演などで広く知られる。終戦直前に串良海軍航空基地から松山の基地への転属が命じられたため西村とは別れることとなった。

終戦からの翌年に偶然にも用事で上京し、文部省の建物の前にいた玄室は、メーデーで演劇関係者が結成した労働組合の行列の中から大声で名前を呼ぶ声があり西村と再会を果たすこととなったが、この時まで西村は出撃により既に亡くなったものと思っていたという。西村は出撃したが機体故障の為引き返し、また玄室自身は出撃する事が無かったため、同隊ではこの2人のみが生還した[23][24]。

1997年に西村が死去した際、生前の約束(どちらかが亡くなった場合、残された者が葬儀委員長を務める)に従って葬儀委員長を務めた[25]。

テレビ時代劇「水戸黄門」で印籠のシーンが午後8時45分前後に固定されるようになった背景には、玄室が印籠シーンの時間を一定にするよう西村に依頼したことがあるという説があるが、玄室によると、依頼したことは事実だが西村はそのことをスタッフに伝えなかったそうである。

著書

以下「千玄室」
  • 『一碗からピースフルネスを』(淡交社、2003年)
  • 『好日』(近代出版社)
  • 『千玄室が語る茶の楽しみ』(ランダムハウス講談社 2004年) - 光文社知恵の森文庫 2016年
  • 『茶のこころ世界へ』(日本放送出版協会 2004年)
  • 『千玄室対談集 国を想う―京都、日本、そして世界へ』(淡交社 2005年)
  • 『千玄室対談集 道を拓く―ひとすじの道に生きる』(淡交社 2006年)
  • 『生かされている喜び』 (淡交社 2006年)
  • 『時代の証言者 茶のこころ』(読売ぶっくれっと、2006年)
  • 『いい人ぶらずに生きてみよう』(集英社新書、2010年)
  • 『平和のために、みんな一緒』(淡交社、2014年)
  • 『茶のこころを世界へ(100年インタビュー)』(PHP研究所、2014年)
  • 『日本人の心、伝えます』(幻冬舎、2016年)
  • 『一盌をどうぞ 私の歩んできた道』(ミネルヴァ書房、2020年)
  • 『看脚下』(淡交社、2025年12月) ISBN 978-4473046949

共著

出演番組

関連項目

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks