天主実義
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成立
影響・伝来
徐光啓は本書を読んで受洗を決意した[17]。康熙帝も本書に敬意を表したとされる[18][19]。
本書の影響のもと、アレーニ『三山論学記』[20][21]、プレマール『儒教実義』[22]、回儒の王岱輿『正教真詮』[23]などが著された。『聖朝破邪集』には、費隠通容や雲棲祩宏による本書への批判が収録されている[20]。李之藻の叢書『天学初函』にも収録された[24]。『四庫提要』には存目として載っている[25]。
本書は漢字圏での布教に使うため、度々重刻された[24]。典礼論争による禁教を挟んで、清末の1868年(同治7年)に再び重刻された[26]。
李氏朝鮮では、実学者の李睟光や李星湖に読まれ、朝鮮のキリスト教の拡大に貢献した[27]。
日本にも舶来し、キリシタンの禁書に指定されながらも、林羅山や平田篤胤[28][29]、水野軍記[30]に読まれた。新井白石[28]、ハビアン[31][32][33]にも読まれたと推測される。内閣文庫・蓬左文庫には現存最古級の刊本がある[29][34]。
日本語訳
- 後藤基巳『天主実義』明徳出版社〈中国古典新書〉、1971年。ISBN 978-4896192520。(訓読と要約)
- 柴田篤 訳『天主実義』平凡社〈東洋文庫〉、2004年。ISBN 978-4582807288。(現代語訳)