富山地方鉄道14720形電車
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構造
車体
モハ10020形とほぼ同じ、全長18 mの2扉車である。側面のデザインは、日本車輌が同時期に製造した名鉄5500系電車や長野電鉄2000系電車と似通っている[注 2]。前面は2枚窓で、前照灯は窓上の中央と両端に3灯が配されている。塗色は登場当初、下半分が濃い橙、上半分が薄い橙であったが、その後白地に窓周りが薄い灰色で、窓下に赤の帯を入れる塗装になった。
主要機器
主電動機は東洋電機製造製の定格出力110 kW・端子電圧750 VのTDK803-Aを1両に付き4個搭載しており、10020形の75 kWに比べ出力アップが図られている。台車は、日車製の空気ばね台車・NA-307を装備している。
内装
沿革
1969年5月に富山県で行われた全国植樹祭では、3両編成でお召し列車として運用された。その際には、サハ222の車内の椅子を一部取り外し、ソファとテーブルを設置した。列車の前後には日章旗が取り付けられた。
2011年12月に全国公開された映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』では、主人公・滝島徹(三浦友和)が車掌として、吉原満(米倉斉加年)が運転士として乗務したという設定になっていた。
モハ14721は1986年、モハ14722は1987年に冷房化が行われ、あわせてヘッドライト2灯化・車体裾(台枠)部の直線化(絞りなし)・貫通路の狭幅化・手ブレーキ装置の撤去などの改造も行われた。その後ワンマン化改造も行われている。モハ14721は、さらにその後上半分が黄色・下半分が緑の新塗装とされている。
14721編成は2012年に火災による焼損(次項参照)で廃車となり、14722編成も2019年12月21日をもって引退した。引退に際し、鉄道線全線を走破する特別イベントが実施された[1]。その後、翌2020年1月に解体のため10020形と共に搬出された[2]。
火災による焼損
2012年1月4日午前、立山駅に停車していた(電鉄富山駅行き)の14721編成(モハ14721-クハ171の2両編成)のうち、先頭車両であるモハ14721の床下から火が出て、同車両の床下中央部の機器を焼損する事故が発生した[3]。乗客・乗員6名に怪我はなかった[3]。積雪による抵抗で主電動機に高負荷がかかり、それによって主抵抗器が高温となったのが原因とされている[4]。事故車両は2013年9月18日に上市駅に移送され、そこから伏木のリサイクル工場へトレーラーで搬出され解体された。