川上拓斗

日本のプロ野球審判員 From Wikipedia, the free encyclopedia

川上 拓斗(かわかみ たくと、1996年4月15日[1] - )は、新潟県小千谷市出身[2]プロ野球審判員。審判員袖番号は29。

国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-04-15) 1996年4月15日(30歳)
ポジション 一塁手
概要 基本情報, 国籍 ...
川上 拓斗
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 新潟県小千谷市
生年月日 (1996-04-15) 1996年4月15日(30歳)
選手情報
ポジション 一塁手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
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経歴

小学3年生のときから野球を始め、中学時代はエースを務めた[3]中越高等学校時代は2年夏に故障しながらも[4]、3年春にはメンバーに復帰し[5]、夏にも一塁手の控えとしてベンチ入り。県大会準々決勝の日本文理高校戦では最終回で代打として出場するも三振に倒れ、引退した[3]。高校公式戦は代打でしか出場できなかったものの、通算4打数3安打の打率.750であった[5]。故障で試合に出られない中、練習試合で審判を任され[3][5][6]、その頃に高校の先輩がNPBアンパイア・スクールを受験する話をたまたま聞いたことから、野球審判員を目指すようになる[3][5]

高校時代にアンパイア・スクールを受けることはせず、まずは地元で経験を積む方針をとる[5]。高校卒業後の2015年春から、プロ野球独立リーグベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)の審判員に採用され[注 1]2017年まで公式戦の審判を務めた[3][7]。他の仕事もしながらだったため、週末の試合が中心だったが[2]、2017年にはリーグの最優秀審判員に選出された[3]

日本野球機構(NPB)では2013年からNPBアンパイア・スクールの受講者から審判員を採用する制度を始め、川上も2015年から連続で受講するが、2度不合格となる[3][5]。2017年の第5回のスクールで合格し、2018年からNPB研修審判員となる[3][8]。研修審判員として前年までも所属していたBCリーグに派遣された[8]

2019年1月1日に日本野球機構審判部に育成審判員として入局[1][2][4]。育成審判員として3年間、二軍公式戦での経験を積み、2022年1月1日から一軍公式戦も担当できる正審判員として契約[2][7]。アンパイア・スクールの制度が始まってから、BCリーグ出身者がNPB正審判員となるのは川上が初[7]。また、新潟県出身のNPB審判員も、2010年に引退した山﨑夏生以来である[2]

2025年4月26日の埼玉西武ライオンズオリックス・バファローズ5回戦(ベルーナドーム)で三塁塁審として一軍初出場を果たした[9]

2026年4月の負傷

2026年4月16日東京ヤクルトスワローズ横浜DeNAベイスターズ5回戦(明治神宮野球場)で一軍初球審を務めた[10]。しかし同試合の8回裏、ヤクルトの攻撃中にホセ・オスナの振りきったバットが手から離れ、川上の頭部に当たって倒れ込んだ。川上は担架で運ばれて負傷交代となり、一塁塁審の吉本文弘が球審に、控え審判の須山祐多が一塁塁審に入った[11][12]

翌日、NPBは川上が緊急搬送されて緊急手術を受け、集中治療室で治療を受けていることを発表した[13]。のちに頭蓋骨の陥没骨折であったことが報じられている[14]。同月30日には、集中治療室から一般病棟に移行したことをNPBが発表したが、その後も川上の意識が戻っていない状況が続いている[15]

NPBは川上の事案を極めて重大なものと受け止め、審判員の頭部の保護を含めた防護措置について早急に検討することをコメントし[13]、同月18日開催の一軍戦全6試合で、これまで任意だった球審のヘルメット着用を指示した[16][注 2][注 3]。さらに5月7日に、スイング途中のバットのすっぽ抜けを含め、打者がバットを投げ出すような危険なスイングをした場合、警告や退場処分とすることをNPBが検討していることが報じられ[14]、同月12日より、危険スイングに対する罰則が導入された[18]

5月9日、セ・リーグ及びパ・リーグの全6試合と、神宮球場で行われた東京六大学野球早稲田立教の試合で、審判団がヘルメットに川上の袖番号である「29」を付けて試合に臨んだ[19][20]。これは川上の回復を祈るために行われ、審判員の吉本文弘によると「何か一緒にできることはないだろうかというみんなの声から始まった」という[19]

6月8日、NPBは、川上の家族一同から「川上拓斗の現在の状況について」というメッセージを預かり、川上の容体について現状を明らかにした。メッセージの中で、担当医師によるとまだ意識回復とまでは言えないものの、見舞いに対してまばたきや腕を動かすなどの反応は見せるようになり、受傷直後の状況と比較すると改善している、一方で退院のめどはたっておらず、今後もリハビリや治療を継続するなどとの現状説明があった[21][22]

審判員出場記録

※記録は2025年シーズン終了時点[1]

脚注

外部リンク

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