星条旗よ永遠なれ
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| 『星条旗よ永遠なれ』 | |
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| 英語: Stars and Stripes Forever | |
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楽譜の表紙絵 | |
| ジャンル | 行進曲 |
| 作曲者 | ジョン・フィリップ・スーザ |
| 作曲年 | 1896年 |
『星条旗よ永遠なれ』(せいじょうきよえいえんなれ、英語: Stars and Stripes Forever)は、元アメリカ海兵隊音楽隊隊長のジョン・フィリップ・スーザが作曲した行進曲。スーザの楽曲のうち、最もよく知られているものの一つである。アメリカ人の愛国心の象徴ともいえる行進曲で、1987年12月にはアメリカ合衆国の「国の公式行進曲」(National March)に制定された。
曲の構成
『星条旗よ永遠なれ』は行進曲の楽式で構成されている(IAABBCDCDC、ABCDは旋律を示し、AとBは主部(変ホ長調)、CとDは中間部(Trio、変イ長調-ヘ短調)、Iは序奏を示す)。中間部の後、主部に戻らないという特徴を持つ。拍子は2分の2拍子(アラ・ブレーヴェ)である。序奏(I)は非常にシンプルであるがすぐに聴衆を引きつけ、第一旋律(A)に繋ぐ。第一旋律は明るい2つのフレーズに続いて、突然金管楽器の低音で5連続の16分音符+16分音符+8分音符が続くところが特徴的である。第二旋律(B)は柔らかく且つ誇り高いフレーズであり、次の世界で広く知られる第三旋律(C、中間部)に導く。中間部には歌詞がつけられているが一般にはあまり知られていない。しかしその歌詞は好評で、他の様々な曲の歌詞のモデルとなった。
その他
- 多くのアメリカの演奏会ではしばしば最後の曲目の直後に続けて自然に演奏され、聴衆はそれに合わせて手拍子を打つ。多くの楽団は、前面にピッコロ奏者を配置して有名なピッコロによる中間部(トリオ)の助奏部分(オブリガート)の旋律を最初のリピート部から演奏するスーザ吹奏楽団形式のアレンジを採用する傾向がある。最後のグランディオーソの部分では金管楽器もピッコロに合流し、そのカウンターメロディ(オブリガート)部分を展開する。日本では佐渡裕が指揮をつとめるシエナ・ウインド・オーケストラがこのスタイルを採用しており、さらに聴衆も自らの楽器で共に演奏することができる。
- アメリカのサーカスや劇場などではこの曲は災害行進曲と呼ばれ、緊急事態を示す伝統的なコードとして使われている。この曲は、劇場職員の事態の把握と聴衆がパニックを起こさないように避難することを助ける。サーカスの楽団は他の状況下では絶対にこの曲を演奏しない。
- ロシアのピアニストであるウラディミール・ホロヴィッツはアメリカで人生の大半を暮らしており、この曲のピアノソロ用の編曲を残した。10本の指で弾くピアノで吹奏楽団の多彩な楽器のフレーズを再現するため低音と高音が入り乱れる重厚な和音とリズムになり、またピッコロによるオブリガート部も取り入れられており難度が高い。彼のコンサートではアンコールに演奏され、CD化もされている。ただしホロヴィッツは他の編曲同様一切楽譜を残さなかったため、他者による録音を基に楽譜に書き起こした版が複数存在する。
- いくつかのオーケストラ用の編曲がなされた。レオポルド・ストコフスキーによるものやキース・ブリオンとロラス・シッセルによるものがあり、ブリオンとシッセルによるものはアメリカの独立記念日にオーケストラによってほぼ必ず演奏される。
- アルゼンチンでは、大衆派ニュース専門局「クロニカTV」が速報を流す際にこの曲の一部を必ず使うため、この曲は同局の扇情的ニュース報道と関連付けられる場合がある。
