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札幌運転所

日本の北海道札幌市手稲区にある北海道旅客鉄道の車両基地 From Wikipedia, the free encyclopedia

札幌運転所(さっぽろうんてんじょ)は、北海道札幌市手稲区曙1条3丁目[1]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の車両基地であり、運転士も所属している。本社鉄道事業本部の管轄。所属略号は「札サウ」。入出区線は手稲駅と接続されており、隣駅の稲穂駅が最寄りとなっている。

所在地 北海道札幌市手稲区曙1条3丁目1番地1[1]
所属略号 札サウ
概要 札幌運転所, 基本情報 ...
札幌運転所
札幌運転所(2009年9月)
基本情報
所在地 北海道札幌市手稲区曙1条3丁目1番地1[1]
鉄道事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
帰属組織 本社鉄道事業本部
所属略号 札サウ
配置両数
電車 435両
気動車 47両
客車 1両
合計 482両
備考 2025年4月1日現在のデータ[2]
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JR北海道札幌運転所を空撮(2021年)
札幌運転所の空中写真(2008年5月撮影)
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成
運転所構内(2007年6月)

札幌には苗穂運転所も所在するが、苗穂は構内がすべて非電化であるため、気動車のみが配置されているのに対して、当所は電車主体の基地である。なお、旭川運転所と苫小牧運転所は、留置設備は電化されているものの、検査設備は非電化となっている。また、岩見沢運転所は留置設備のみであり、検査設備は廃止されている。

当所には入換用機関車が配置されていないため、客車や気動車などの入換業務は旭川運転所のDE10形が担当している。

歴史

設置の経緯

札幌地区の車両基地としては、1957年に苗穂機関区(現・苗穂運転所)に気動車120両配置を目途に設計された基地が設置され、このほか札幌駅に隣接して札幌客貨車区が併設されていた[3][4]。しかし、輸送力増強により、1964年度末に苗穂の気動車配置両数は170両に達してしまい、これ以上の増強は用地面などで不可能であった[4]。

一方で、国鉄では1963年度から「第3次5か年計画」を受けた道内各線区の複線化・電化工事を行っており、増加する車両の留置、電化時の電車基地早期確保に対処するために、札幌地区に新たな車両基地の設置が求められることとなった[3][4]。

新基地の位置については、1961年以降、函館駅 - 札幌駅間の輸送体型が山線(倶知安駅・小樽駅)経由から、海線(室蘭本線・千歳線)経由に移行しつつあり、札幌駅が始終着駅としての性格を強めていることから、札幌駅西方への設置が入出区の面で優位とされ、その中で比較的用地買収費用が安い札幌郡手稲町に新設することとなった[3][4]。

新設後には苗穂に185両の気動車を残した上で、残る客車と気動車(札幌客貨車区所属も含む)が移管され、札幌圏電化後は電車を受け持つ基地として機能している[3]。

年表

配置車両

2025年4月1日現在の所属車両は以下のとおり[2]。

さらに見る 電車, 気動車 ...
電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
435両 47両 0両 1両 0両 483両
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電車

  • 785系電車(10両)
    • 0番台の5両編成2本(NE-501・502編成)が所属している。
    • 特急「すずらん」で、789系と共通で使用されている。
    • 2002年3月15日までは、基本4両編成5本(NE-1 - 5編成)、付属2両編成5本(NE-101 - 105編成)の30両体制で、L特急「スーパーホワイトアロー」に使用されていた[5]。
    • 2002年3月16日のダイヤ改正により、新造された500番台7両(「uシート」車)が増備され、5両編成7本(NE-1 - 5、501・502編成)35両体制に改められた。L特急「スーパーホワイトアロー」に加え、同列車と直通運転を行う快速「エアポート」での使用が開始された[6]。
    • 2007年10月1日のダイヤ改正以降は、L特急「スーパーカムイ」・「すずらん」・快速「エアポート」での使用となった[7]。(快速「エアポート」の運用は2016年3月25日まで[8])
    • 2017年3月4日のダイヤ改正により、「スーパーカムイ」での運用を終了し[9]、旧基本編成5本(NE-1 - 5編成)25両が運用を離脱し、後に廃車となった[10][11]。
  • 789系電車(66両)
    • 0番台の6両編成6本(HE-101+201 - 106+206編成)と1000番台の5両編成6本(HL-1001 - 1004・1006・1007編成)が所属している。
    • 0番台は特急「ライラック」、1000番台は特急「すずらん」・「カムイ」で使用されている。
  • 721系電車(111両)
    • 3両編成17本(F-1 - 3・8 - 14、1009、2107、3017・3019 - 3021、5001編成)と、快速「エアポート」対応の6両編成10本(F-3101+3201 - 3103+3203・3123+3222、4102+4202 - 4104+4204、5101+5201 - 5103+5203編成)が所属している。
    • 函館本線(小樽駅 - 滝川駅間)・千歳線・札沼線の各電化区間の普通列車、快速「エアポート」に使用される。
    • 3両編成のうち、F-1009編成先頭車には「uシート」が連結されており、F-5001編成と連結して「エアポート」の運用に入る場合がある。
    • 最大135両が所属していたが、2023年以降、737系と733系4000番台の投入により、廃車が進行している[12][13]。
  • 731系電車(63両)
    • 3両編成21本(G-101 - 121編成)が所属している。
    • 721系・733系・735系と共通運用で、函館本線(小樽駅 - 岩見沢駅間)・千歳線・札沼線の普通列車に使用される。
    • キハ201系気動車との連結運用がある。
  • 733系電車(153両)
    • 3両編成21本(B-101 - 121編成)、快速「エアポート」対応の6両編成15本 (B-3101+3201 - 3111+3211、4101+4201 - 4104+4204編成) が所属している。
    • 2012年の札沼線(桑園 - 北海道医療大学間)電化開業に伴い導入された[14]。
    • 721系・731系・735系と共通運用で、函館本線(小樽駅 - 岩見沢駅間)・千歳線・札沼線の普通列車、快速「エアポート」に使用される。
  • 735系電車(6両)
    • 3両編成2本(A-101・102編成)が所属している。
    • 2010年の新製当初は各種試験に使用され、2012年5月1日から営業運転を開始した[15]。
    • 721系・731系・733系と共通運用で、函館本線(小樽駅 - 岩見沢駅間)・千歳線・札沼線の普通列車に使用される。

気動車

  • キハ261系気動車(47両)
    • 釧路方先頭のST-1100編成が2両編成9本 (1101 - 1106・1116 - 1118) 、札幌方先頭のST-1200編成が2両編成9本 (1201 - 1206・1216 - 1218) 、中間増結用のキハ260形1300番台が11両 (1301 - 1308・1336 - 1338) の計47両が所属している。
    • いずれも1000番台で、特急「おおぞら」・「とかち」で使用される。
    • キハ260形1300番台5両(1339 - 1343)は、2022年3月に釧路運輸車両所へ転属された[16]。

客車

札幌運転所構内に停車中のマヤ35 1(左)とマヤ34 2008(右)(2018年9月2日撮影)
  • マヤ35形客車
    • 軌道検測車として、1両(マヤ35 1)が配置されている。2017年5月17日付で新製配置された[11]。

過去の配置車両

  • 711系電車
    • 最大でで3両編成38本(S-901・902、1 - 9、51 - 60、101 - 117編成)114両が所属していたが、2015年3月31日までに全廃された。
    • 本運転所の留置容量の関係上、定期的な検査・修繕等で入区する以外は運用される線区の主要駅(小樽駅・札幌駅・旭川駅など)にて留置されたほか、東室蘭駅と岩見沢運転所に滞泊・留置されるケースも多かった。
    • 主に函館本線・札沼線の普通列車に使用された。千歳線・室蘭本線への普通列車運用もあったが、こちらは2012年10月のダイヤ改正をもって完全撤退した。S-110編成は2011年6月に、S-114編成は2012年5月[17]に車体塗装を国鉄色へ変更した。
  • キハ283系気動車
    • 29両が配置され、特急「おおぞら」に使用されていた。2020年3月に、キハ283形5両 (2・4・6・8・10) 、キハ282形6両 (2・104・106・2004・3002・3004) 、 キロ282形2両 (2・4) が廃車されるとともに、キハ283形5両 (12・14・16・18・20) 、キハ282形7両 (4・6・8・108・110・2006・2008) 、 キロ282形1両 (8) が釧路運輸車両所へ転属[18]し、同年4月にはキハ282形2両(102・2002)が廃車され、キロ282形1両(6)が釧路運輸車両所へ転属した[19]。
  • キハ285系気動車
    • 2014年9月10日、試作車の落成直前に開発の中止が発表され[20]、甲種輸送後同年10月31日付で本所に配属となった[21]が、2015年3月31日付で除籍となり、留置されていた苗穂工場にて2017年3月に解体された[22]。
  • 14系客車
    • 末期は2016年3月まで急行「はまなす」で使用され、2016年4月1日時点ではオハ14形8両 (503, 507, 508, 510, 512, 515, 531, 535) 、スハフ14形7両 (502, 506, 509, 551, 555 - 557) の15両が所属していたが、2017年3月20日JR貨物のDF200-108に牽引され東武鉄道へ譲渡された。
  • 24系客車
    • 2015年4月1日時点ではオハネ25形・オハネフ25形・オハネ24形・スハネ25形など26両が配置されていたが、2015年度内に全て廃車された。
    • 寝台特急「北斗星」や急行「はまなす」で使用されていた。

運転士乗務範囲

  • 函館本線(小樽 - 旭川間)
    特急列車は「カムイ」・「ライラック」の当運転所 - 札幌 - 旭川間のほか、「カムイ」・「ライラック」の旭川運転所への回送乗務も担当する。
  • 室蘭本線・千歳線(室蘭 - 苫小牧 - 白石間、南千歳 - 新千歳空港間)
    特急列車は「すずらん」の当運転所ー札幌ー東室蘭(室蘭)担当
    両路線を跨いで走行する列車は、基本的に通しで乗務する。
  • 宗谷本線(旭川 - 北旭川間)
    特急「カムイ」「ライラック」の旭川運転所への回送のみ担当。

脚注

関連項目

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