松井規有
From Wikipedia, the free encyclopedia

愛知県岡崎市で育つ。江戸時代に岡崎に伝播された和蝋燭づくりを受け継ぐ明治40年創業の松井ローソク店(後に松井本和蝋燭工房)の長男として生まれる[1]。
16才より家業の手伝いを始める。21才のときに万有製薬に入社し二足の草鞋を履く。27才のときに父親が他界し3代目となる。39才のときに会社を退職し和蝋燭づくりに専念する[1]。
2006年に愛知ブランド企業認定(認定番号:313)をされる[2]。2007年に伝統工芸品三州岡崎和蝋燭として愛知県地域資源認定をされる[3]。2008年から名古屋大学エコトピア科学研究所と和蝋燭の炎の癒し効果などについての共同研究をする[1][4]。2010年に愛知県知事より郷土工芸品優秀技術者認定(認定日:平成22年11月24日)をされる。
2016年に伊勢志摩サミット関連行事「愛知・名古屋歓迎レセプション」で愛知県贈答品として選定され、各国首脳陣へ愛知県花の杜若を絵付けした20匁棒型和蝋燭「絵ろうそく かきつばた」が贈呈された[5]。伊勢志摩サミットに合わせて環境省伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターで和蝋燭の展示をした。
2022年にWWFジャパンPANDAショップと商品開発を行い、絶滅危惧種のインドシナトラを絵付けした5匁イカリ型和蝋燭と燭台「アースアワー用手描き絵ろうそくセット」が毎年3月下旬の土曜日に開催されるEARTH HOURに合わせてオンライン販売された[6]。
2023年に岡崎市民会館で開催された「大河ドラマ『どうする家康』東海プレミアリレーin岡崎」パブリックビューイングで主演の松本潤などドラマ出演者らに岡崎市地域店舗ファンづくり推進委員会「家康印」を絵付けした10匁棒型和蝋燭「岡崎クリスタル絵ろうそく 徳川家康」が岡崎市より贈呈された[7]。岡崎公園の『どうする家康』大河ドラマ館の設置に合わせて同公園内岡崎城の岡崎の伝統産業紹介に和蝋燭の展示協力をする。
松井規有を主人公とした写真絵本『和ろうそくは、つなぐ』(大西暢夫著、アリス館発行、2022年2月28日)が発売され地元岡崎で開催された大西暢夫の講演会で和蝋燭の説明をした[8][9][10]。
映画『武士の一分』(2006年公開、山田洋次監督、木村拓哉主演、松竹配給)、『蜩ノ記』(2014年公開、小泉堯史監督、役所広司、岡田准一主演、東宝配給)の劇中で松井規有の和蝋燭が使用された。
創業以来、国内産櫨の実蝋、和紙、灯芯、真綿の天然資源のみを利用し全工程手づくりの和蝋燭を製造販売する[1]。自由見学できるよう工房を常時開放する[1][11]。
参考文献
- 書籍
-
- 小松成美著『和を継ぐものたち』(2006年10月20日、小学館 )ISBN 4-09-387677-0
- 矢野眞由美著『櫨の道』(2015年8月1日、松山櫨復活委員会 )ISBN 978-4-9908402-0-4
- 大西暢夫著『和ろうそくは、つなぐ』(2022年2月28日、アリス館)ISBN 978-4-7520-1004-3
- 大西暢夫著『炎はつなぐ』(2025年6月30日、毎日新聞出版)ISBN 978-4-620-32840-9
- 映画