- 昭蘇県石人
新疆ウイグル自治区昭蘇県モンゴル=キュレに関連する石人が立っている[1]。石人は、30m×30mの方形マウンドの東南隅に立っており、花崗岩製、全長2m30cmである。この石人の腰下・前面右足側にあたる部分には20行のソグド語銘文が刻まれている。吉田豊の解読によると、「ムカン=カガンの孫であるパイ=ニリ=カガンがウサギ年(596年)に大可汗として即位した」[2]とあり、銘文が泥利可汗に関するものであることが指摘されていた。加えて、別行に「ネズミ年」(604年)が登場し、これが泥利可汗の没年であると漢籍も含めた研究の結果明らかにされた[3]。したがって、この昭蘇県石人は死去した木汗可汗の姿を刻んで建てた石人であると指摘されている[4]。