浅田浩二
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福山大学 生命工学部元教授(生命工学科)。オーストラリア国立大学非常勤講師。
JSPP(日本植物生理学会)サイエンスアドバイザー。岡山県生物学総合研究所研究アドバイザー。
多くの餓死者を出した敗戦直後の時期に少年時代を過ごした体験から、農学者の道を志す。
世界に先駆けて、活性酸素の生成-消去バランスが好気性生物の生存にとって重要であることを提唱し、1960年代後半頃より、生物に害を及ぼす反応性の高い酸素の分子種(・O2−, H2O2, ・OH, 1O2 など)をまとめて「活性酸素」と呼ぶことを提唱した。
また植物光合成の場である葉緑体における活性酸素の生成と消去のメカニズムを解明し、活性酸素を中心に植物の環境ストレス耐性の機構を明らかにするとともに、人類の生存に必要な二酸化炭素の固定に不可欠である光合成の仕組みを解き明かした。
研究職歴
受賞
- (1974、国内)、日本農芸化学会「農芸化学奨励賞」
- (1993、国内)、日本農芸化学会賞
- (1993、ドイツ)、フンボルト財団 「フンボルト研究賞」
- (1997、国内)、日本植物生理学会「論文賞」(共同受賞)
- (1997、国内)、紫綬褒章
- (1998、国内)、SFRR Japan(日本フリーラジカル学会)「学術奨励賞」
- (1998、USA)、Highly Cited Researchers in Plant and Animal Science (Institute for Scientific *Information, USA)
- (2003、国内)、マテリアルライフ学会「総説賞」
- (2004、国内)、日本農芸化学会 終身会員
- (2008、国内)、みどりの学術賞
- (2009、国内)、瑞宝中綬章[2]
- (2009、国内)、日本植物生理学会「功績賞」
主な著書
- 活性酸素―生物での生成・消去・作用の分子機構 (1989)
- (共同編集)中野稔、大柳善彦、浅田浩二 出版社:共立出版
- 活性酸素測定マニュアル(共著)(1992)(KS医学・薬学専門書)
- (共同編集)浅田浩二、中野稔、沼カツ子 出版社:講談社
- NOとスーパーオキシド―臓器特性と分子病態 (1996)
- (共同編集)井上正康、谷口直之、佐藤英介、浅田浩二、出版社:日本アクセル・シュプリンガー出版
- 葉緑体活性酸素消去酵素のミクロ局在性とアスコルビン酸ラジカルの生成と消去 (1997)
- ビタミンC(共著)(1998)
- 葉の光環境変動に対する迅速適応 (1999)
- 植物の環境応答-生存戦略とその分子機構 出版社:秀潤社
- 植物の葉はなぜ日焼けをしないのか? (2000)
- 生物の光障害とその防御機構 出版社:共立出版
- 酸素と生物 (2003)
- 光合成事典 (編集)日本光合成研究会 (2003)
- 光合成の辞典、出版社:学会出版センター