百姓読み
偏や旁からの類推で漢字を間違った読み方をすること、憶測による誤読した読み方
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慣用読みと百姓読み
慣用読みと百姓読みはしばしば混同されて理解されるが、慣用読み(慣用音)は「呉音、漢音、唐音には属さないが、わが国でひろく一般的に使われている漢字の音。「消耗」の「耗(こう)」を「もう」、「運輸」の「輸(しゅ)」を「ゆ」、「堪能」「堪(かん)を「たん」、「立案」の「立(りゅう)(=りふ)」を「りつ」、「雑誌」の「雑(ぞう)(=ざふ)」を「ざつ」と読むなどすることであり[5]、百姓読みとは示す概念が異なる。
概要
百姓読みの例
| 例語 | 本来の読み | 百姓読み | 解説 |
|---|---|---|---|
| 洗滌 | せんでき | せんじょう | 百姓読みが誤りと意識されている例。 ただし、「同音の漢字による書きかえ」の「洗浄」は「せんじょう」の読み方に基づく。 |
| 矛盾 | むじゅん | ほことん[3] | 大正時代の書籍で挙げられている例。 誤読ではなく故意だとの指摘あり(ホコトン#誤読か故意かを参照)。 |
| 輸出 | しゅすい[14][15][16] しゅしゅつ[17][16] | ゆしゅつ[14][15][16] | 明治時代の書籍で百姓読みと指摘されている例[18]。輸出#「輸出」の読み方の変遷も参照。 当時から「ゆしゅつ」の読みの方が定着していた[14][15][18][16]。 |
| 絢爛 | けんらん | じゅんらん[3][19] | 大正時代の書籍で挙げられている例。 |
| 垂涎 | すいぜん | すいえん[20] | |
| 懶惰 | らんだ | らいだ[21] | |
| 獰猛 | どうもう | ねいもう[22] | |
| 遵守 | じゅんしゅ | そんしゅ[23] | |
| 郵便箱 | ゆうびんばこ | たれべんばこ[24][25] | 明治時代の文献に出てくる笑い話。 「郵」の漢字の偏だけを見て「垂」と誤読し、「郵便箱」(郵便ポスト)とは「垂便箱」、つまり新型の小便器だと勘違いしたというもの[24][25][26]。 |