眠狂四郎殺法帖
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田中徳三監督が雷蔵と眠狂四郎を映像化する事を望んだことで[3]、映像化の話が進んだものの、当初、原作者の柴田錬三郎は映像化の許可を渋っていたが、雷蔵が柴田を訪ね、刀で円月殺法のデモンストレーションをして見せるとようやく映像化を許可したと言う[2]。
しかし第1作目は失敗作と大映は結論付け[4]、試写を見た市川自身もまた「小説の狂四郎という人物の特徴であるはずの空虚間、虚無感や孤独感が無く、逆に何だか明るくて健康な人物にさえ見える。これまで自分が映画の中で醸し出してきたはずの虚無感や孤独感が自分の中から消えてしまっている。」とし[4]、その理由を「結婚をしたことの幸せな状態や安心感が出てしまった」からであろうとした[4]。そして「次回狂四郎を演じる時には、小説の狂四郎の様に虚無感や孤独感のある人物として写る様に、狂四郎役にアプローチしたい」と話していた[4]。
あらすじ
ある日眠狂四郎を加賀前田藩に仕える千佐という女が訪ねてくる。中国人の陳孫という男が自分の命を狙っているので助けて欲しいと言うのだ。仕方なく頼みを聞きいれることにするが、陳孫は狂四郎に千佐は前田藩の間者であるという驚くべき事実を話す。前田藩主は豪商銭屋と癒着した密貿易で大金を儲けていた。前田藩は幕府がその事を知ることを恐れ銭屋一家を謀殺したのだ。銭屋とゆかりのある陳孫をも謀殺すべく前田藩は狂四郎のもとに千佐を遣わした。そのことを知った狂四郎は江戸を離れて金沢へと向かう。