続・兵隊やくざ
From Wikipedia, the free encyclopedia
あらすじ
前作の終盤、大宮と有田は軍用列車の機関車を乗っ取り、部隊を乗せた客車を切り離して、首尾よく脱走を遂げたかに思われた。しかし敵が線路を爆破したことで機関車は脱線転覆し、負傷した二人は奉天の陸軍病院に収容された。憲兵による取り調べでは「機関車を警備していただけで、客車の連結器が外れたことに気付かなかった」と言い逃れ、日本の原隊に復帰することになって喜ぶ二人だったが、この決定が取り消されて関東軍から支那派遣軍に転属となった。出発を控えた大宮は、これまで世話になった緒方看護師に頼み込んで彼女の「お守り」を手に入れる。
九龍関に駐屯する第4242部隊の第1小隊に着任した後、大宮は第3小隊の下士官たちとのトラブルに巻き込まれ、目を付けられるようになる。闇討ちに遭うことを心配した有田は乙種幹部候補生上がりの八木曹長に掛け合い、大宮を曹長官舎付きの当番兵にしてもらった。岩波曹長は八木が当直勤務で不在の際には芸者の染子を連れ込んでおり、見せつけられて我慢できなくなった大宮は兵に許された時間帯を過ぎていたにもかかわらず女郎屋へ駆け込む。
ある夜、初年兵(緒方看護婦の弟)が脱走する騒ぎが起きた隙に、八木が想いを寄せる染子を連れて官舎に戻ってきた。ところが脱走兵がすぐ捕まったため、対処に当たっていた岩波も早く戻ってきてしまう。染子を見つけた岩波は誰の相手でもする女など惜しくはないと言い放つが、染子がどうせなら八木の方がよいと口にしたことで憎悪を抱く。そして八木に頼まれて染子を一時かくまった大宮も第1小隊へ戻されてしまう。
八路軍による襲撃が起きたため、中隊は討伐に出動する。怪しい村を攻撃したところ敵は逃げ去った後で、残っているのは若い娘と病気の老爺の二人だけだった。中隊長の多久島中尉は娘だけを拘束させ、岩波は初年兵たちに老爺を刺殺するよう命じる。しかし何の証拠もない処刑は不当であると有田が抗議し、岩波に殴り倒されるも、八木が割って入り処刑は取りやめられた。多久島の指示で有田は第3小隊の連中からリンチを受け、憤った大宮は娘と老爺を逃がす。その直後に敵の襲撃があり、岩波は混乱にまぎれて八木を撃って殺してしまう。
有田は帰営後に営倉へ入れられたが、八木が敵に相対していたにもかかわらず背後から撃たれたことに気付いており、大宮に頼んで八木を殺した銃弾と、岩波の拳銃を手に入れる。そこへ野戦病院に転任していた緒方看護婦が訪ねてきて、大宮と再会する。緒方看護婦は営倉にいる弟との面会を求めるが、女好きの多久島は面会許可を餌に彼女に暴行を働こうとする。このことを察知した大宮と有田はその場へ駆けつけて、多久島を叩きのめして面会を認めさせる。
二人は岩波に呼び出されて軍法会議送りを言い渡され、リンチを受けそうになる。ここで有田は八木の体内で見つかった銃弾と岩波の拳銃で発射した銃弾が同じ形であると証拠を突きつけ、軍法会議の場で八木殺しを暴露すると反論。大宮も反撃し、二人は野戦病院のトラックを奪い、緒方看護婦を連れて隊を飛び出す。
二人は街道で緒方看護婦を降ろして別れ、果てなき荒野を走り去っていく。
キャスト
スタッフ
同時上映
- 『若親分出獄』