翔んでる女
From Wikipedia, the free encyclopedia
「翔んでる」の乱用
「翔んでる女」という言葉は語源の「飛んでる」から「翔んでる」になったことで元の小説に存在した性的なイメージが薄れる[5]などし、形骸化によって様々な形で乱用されるようになったとされる[5][2][4]。またマスメディアにおいても「翔んでる女」という言葉が性的な意味を失って「開放された女性」程度の意味で使われるようになっていたとされる[1]。
1978年10月にはライターの小池真理子が「翔びたいあなたへ」というサブタイトルでエッセイ集『知的悪女のすすめ』を刊行し[6][7]、こちらの本もベストセラーとなった[7]ものの、同エッセイ集の著者は翌1979年のインタビューで「大学時代より男子禁制のウーマン・リブ活動についていけず[8]、このエッセイ集も新しい女や翔んでる女のような新しいものでは無い」という趣旨の話を述べていた[9]。
また「翔んでる」は女に限らず使われるようになり、1979年には映画『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』が、1981年には小説『翔んでる警視』が登場している[10]。
そのほか「翔んでる」以外の形の「とぶ」もブームとなっていった。1978年3月には漫画『翔んだカップル』が登場し[11]、音楽でも1978年4月には『飛んでイスタンブール』、『かもめが翔んだ日』が[11]、その後も「とんで」を繰り替えす『夢想花』のような曲が登場した[11]。
しかしながらこれら「とぶ」の流行は「翔んでる女」よりも1977年のキンチョールのCMのセリフ『トンデレラ、シンデレラ』による影響が大きいとも言われている[11]。またそもそも当て字の「翔ぶ」は1972年より毎日新聞朝刊で連載の歴史小説『翔ぶが如く』(司馬遼太郎)で使われていた(翔ぶが如く#題名の由来)。