背筋 (小説家)
日本のホラー作家
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経歴
1989年、大阪府生まれ[1]。まだ開設されて数年しか経っていなかった同志社大学文化情報学部へ進学。データさえ扱っていればどんな研究をしても許されるという自由度があり、まだ何も固まっていない、混沌とした空気が魅力だったという。卒業研究は被験者をグループ分けして、ジェスチャーやフィラー、言いよどみが、どんな頻度で現れるかについて扱った。2012年に卒業し、一般企業に就職[2][3]。
2023年1月下旬にカクヨムで『近畿地方のある場所について』を投稿開始。元々は友達を楽しませるために書いた短編だったが、好評だったため続きを書き進めていった。8月下旬にKADOKAWAより書籍化されデビュー[4]。同作で2023年の第9回ミヤボン2024 大賞を受賞[5]、2024年「このホラーがすごい!」国内編1位を獲得した[6]。
2023年、テレビ東京主催のライブイベント「祓除」に制作スタッフとして参加[7]。
2024年、ゲーム『SIREN』のシナリオを担当した佐藤直子、映像監督の西山将貴とともにホラーユニット「バミューダ3」を結成[8]。2025年7月11日に体験型展示イベント「1999展 -存在しないあの日の記憶-」を開催した[9][10]。
作風
恐怖やホラーを語る上で、物語として語りたいとしており、「“怖さ”っていうものをフックにしながら、“おもしろい物語”を書きたい」、「極論、おもしろければホラーでも、怖くなくていいと思っています。」と述べている[11]。
人物
ペンネームは背筋が曲がっているところから付けたという[3]。
ホラー好きとして長江俊和の作品ファンを公言している[11]。モキュメンタリー系について、邦画では白石晃士の『ノロイ』、洋画では『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『REC/レック』、活字では小野不由美の『残穢』を好きな作品に挙げている[6]。
ホラーの原体験として、小学校に入る前に読んだ水木しげるの漫画を挙げており、『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』を夢中になって読んでいた。同じ頃にはティム・バートンの映画も好きで、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『フランケンウィニー』などのVHSを好んで観ていた。読書好きな母親が持っていた綾辻行人や貴志祐介などの怖そうな表紙の本を見るのが好きで、ひとしきり眺めてから本棚に戻す、ということをくり返していたといい、「心のどこかではいけないことをしているという意識があって、そういう背徳感が余計にホラー的なものへの関心を掻き立てたのだと思います。」と語った[6]。
ゲームファンとしても知られ、好きなホラーゲームに『Bloodborne』『サイレントヒル2』などを挙げている[9]。
ランキング
作品リスト
書籍
単著
- 『近畿地方のある場所について』KADOKAWA、2023年8月30日。ISBN 978-4-04-737584-0。
- 『文庫版 近畿地方のある場所について』KADOKAWA〈角川文庫〉、2025年7月25日。ISBN 978-4-04-102655-7。
- 単行本と文庫版では内容が異なる。
- 『文庫版 近畿地方のある場所について』KADOKAWA〈角川文庫〉、2025年7月25日。ISBN 978-4-04-102655-7。
- 『穢れた聖地巡礼について』KADOKAWA、2024年9月3日。ISBN 978-4-04-738044-8。
- 『口に関するアンケート』ポプラ社、2024年9月4日。ISBN 978-4-591-18225-3。
- 『目が』ポプラ社、2026年6月25日。ISBN 978-4-591-19020-3。
寄稿(雑誌・アンソロジー)
- 「引き換え」『VACANCES バカンス 第3号[13]』2023年11月。
- 『5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし』宝島社〈宝島社文庫〉、2025年2月26日。ISBN 978-4-299-05710-5。
- 「箱の中身はなんだろな」『小説新潮 2024年6月号』新潮社、2024年5月22日。
- 『その他の危険』新潮社〈新潮文庫nex〉、2026年7月29日。ISBN 978-4-10-180336-4。
- 「こわくてキモくてかわいい、それ」『Mephisto Readers Club MRCショートショート』講談社、2024年6月10日。
- 『だから捨ててと言ったのに』講談社、2025年1月16日。ISBN 978-4-06-537875-5。
- 「ふっかつのじゅもん」『異形コレクションLVII 屍者の凱旋』光文社〈光文社文庫〉、2024年6月11日。ISBN 978-4-334-10341-5。
- 「定価転売」『MEN'S NON-NO 2024年8・9月号』集英社、2024年7月9日。
- 「ただの紙切れ」『小説新潮 2024年8月号』新潮社、2024年7月22日。
- 「切れない木」『5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし』宝島社〈宝島社文庫〉、2024年7月26日。ISBN 978-4-299-05710-5。
- 「私たちのおばけ」『5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし』宝島社〈宝島社文庫〉、2024年7月26日。ISBN 978-4-299-05710-5。
- 「都合の悪い場所」『怪と幽 vol.017 2024年9月号』KADOKAWA、2024年8月29日。ISBN 978-4-04-113666-9。
- 「オシャレ大好き」『別冊文藝春秋 No.58 2024年11月号』文藝春秋、2024年10月20日。
- 『令和最恐ホラーセレクション クラガリ』文藝春秋〈文春文庫〉、2025年8月5日。ISBN 978-4-16-792400-3。
- 「空き地を見つめる」『小説トリッパー 2024年冬号』朝日新聞出版、2024年12月17日。ISBN 978-4-02-272569-1。※エッセイ。
- 「窓から出すヮ」『慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー』KADOKAWA〈角川ホラー文庫〉、2024年12月24日。ISBN 978-4-04-114078-9。
- 「怪談にいたる病」『メフィスト 2025 SPRING VOL.15』講談社、2025年4月25日。
- 『●●にいたる病』講談社、2025年9月18日。ISBN 978-4-06-540668-7。
- 「笑う女が立っている」『小説現代 2025年8・9月合併号』講談社、2025年7月22日。
- 『最恐ホラー 呪われた図書館』講談社、2025年2月26日。ISBN 978-4-06-542535-0。
- 「理想の私」『SPUR 2025年9月号』集英社、2025年7月23日。
- 「美しい女」『ヤングガンガン 2025年10月3日号 No.19』スクウェア・エニックス、2025年9月19日。
- 「雑な神隠し」『異形コレクションLIX グランドホテル 極』光文社〈光文社文庫〉、2026年1月9日。ISBN 978-4-334-10868-7。
- 「清潔だった公園」『週刊文春 2026年3月26日号』文藝春秋、2026年3月19日。
- 「劣化コピー」『呪いの☒☒』幻冬舎文庫、2026年4月9日。ISBN 978-4-344-43548-3。
- 「牡丹の間」『Meets Regional 2026年6月号』京阪神エルマガジン社、2026年5月1日。
- 「鬼さんがくる」『こわい話の時間です 左肩のともだち』福音館書店、2026年6月12日。ISBN 978-4-8340-8931-8。
- 「花明かり」『この恋が叶ったら、きっと死んでしまう』PHP研究所〈PHP文芸文庫〉、2026年8月12日。ISBN 978-4-569-90589-1。
- 「時速40km」『WEB別冊文藝春秋』文藝春秋、2026年8月30日。
寄稿(小冊子)
- 「捨ててもいい場所」『「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」パンフレット[14]』2025年1月24日。
- 「未必の故意」『「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」入場者特典[15]』2025年1月24日。[16]
- 「楽しいお茶会」『「こわい本ありますフェア」購入特典[17]』KADOKAWA、2025年7月19日。
- 「うつろぶね」『「近畿地方のある場所について」購入特典[18]』KADOKAWA、2026年。
- 「15年」『「こわい本ありますフェア2026」購入特典[19]』KADOKAWA、2026年8月1日。
- 「タイトルを復唱します」『未来屋書店 ホラー文学フェア 購入特典[20]』2026年8月。
共著
- バミューダ3、ラストワンダー『1999展 存在しないあの日の記憶』KADOKAWA、2026年4月28日。ISBN 978-4-04-738597-9。※同名展覧会の書籍化。
漫画原作
- キルレート・カオス(漫画:TERU、『コロちゃお』『週刊コロコロコミック』連載、小学館、既刊1巻)[21]
漫画原案
- 『ましろくん』第10話「ただの汚い部屋」(漫画:nyo-n、『週刊少年チャンピオン』2026年17号掲載、秋田書店)
外国語訳
- About a Place in the Kinki Region(『近畿地方のある場所について』、英語、Yen Press)マイケル・ブラスコフスキー、2026年1月
テレビ番組
イベント
展覧会
- 1999展 -存在しないあの日の記憶-(2025年7月11日 - )- 企画
ライブイベント
- 祓除(2023年11月18日、主催・テレビ東京) - 構成
ゲーム
- まだ猫は逃げますか?(2025年) - シナリオ作成[9]
メディア・ミックス
漫画
- 近畿地方のある場所について(漫画:碓井ツカサ、『月刊コミック電撃大王』連載、KADOKAWA、2024年 - 、既刊3巻)
- 穢れた聖地巡礼について(漫画:桃井ゆづき、『コミックフラッパー』連載、KADOKAWA、2025年 - 、既刊2巻)
- 口に関するアンケート(漫画:押見修造、『少年ジャンプ+』連載、集英社、2026年、全1巻)[24]