逆転検事2

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ジャンル 推理アドベンチャー
開発元 カプコン
発売元 カプコン
逆転検事2
ジャンル 推理アドベンチャー
対応機種 ニンテンドーDS
iOS
Android
開発元 カプコン
発売元 カプコン
プロデューサー 江城元秀
ディレクター 山﨑剛
シナリオ
プログラマー 片岡道徳
音楽 岩垂徳行
美術 岩元辰郎
人数 1人
発売日 2011年2月3日
売上本数 約26万本[1]
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逆転検事2』(ぎゃくてんけんじ2、英:Ace Attorney Investigations 2: Prosecutor's Gambit)は2011年2月3日にカプコンからニンテンドーDS向けに発売されたアドベンチャーゲーム。

「逆転検事」の続編。今回、御剣は検事を続投するか父親に倣って弁護士になるか、自分自身の生き方について大きな選択を迫られることになる。

2017年12月22日にはiOSおよびAndroid向けに移植された[2]

前作のシステムを踏襲しつつ、会話の駆け引きによって情報を引き出す「ロジックチェス」が新たに追加された。

ロジックチェス
証言することを頑なに拒む人物に対して使用する。『逆転裁判2』以降に登場していた「サイコ・ロック(心理錠)」に相当する。相手の反応や状況を見極め、隙を突く問いかけをしたり様子を伺ったりして隠された情報を引き出していく[3]。駆け引きによる心理戦を御剣が嗜むチェスに例えている。制限時間があり、駆け引きを間違えると残り時間が減少し、0になるとロジックチェス失敗となり、真相ゲージが減る。ロジックチェス成功となれば真相ゲージが全回復する。
駒(隠してある情報)の数は少ないものだと2個で、最高は5個である。
駆け引きの途中で「手がかり」を持っていないと突破できない駒(情報)も存在する。
動画指摘
「かいせきくん」と呼ばれる、糸鋸の七つ道具の一つ。録画した映像や、写真を拡大できる。
ぶんせきくん
糸鋸が持ってきた「七つ道具」のその4で、写真やビデオテープなどの映像を詳しく分析するための物。かなり細かいところまで映像補正され、事件の真相に近づく手助けとなる。
ぬすみちゃん
前作にも登場。今作からは異なる2つの状況を切り替えられるようになった。
カガク捜査
前作にも登場した宝月茜が御剣の捜査をサポートするために、指紋検出、ルミノール検出を行う[4]

あらすじ

第1話:逆転の標的
御剣の活躍によって大ドロボウ・ヤタガラスが関わった密輸組織が壊滅して二週間後、西鳳民国の大統領「王帝君」が来日。ひょうたん湖公園で演説を行うが、突如銃声が鳴り響き聴衆はパニックになる。結果客席には靴や傘、帽子が散乱し、トノサマンの巨大バルーンは割れて水中に沈む[5]
その場に居合わせた検事局長は事件の担当検事に御剣を指名する。検事局長の要望に応え大統領襲撃事件の担当をすることになった御剣は早速捜査を始める[6]
第2話:獄中の逆転
御剣の活躍により大統領襲撃事件は解決した。だがその翌日、何者かに殺害された犯人の死体が刑務所で発見される[7]
犯人との面会に留置所を訪れた御剣だったが、捜査の最中にかつて御剣の父の助手を務めた敏腕弁護士の信楽と再会する。ところが裁判官の水鏡と新人検事の一柳が御剣の前に現れ、検事審査会の命により御剣は捜査権を剥奪される旨を伝えられ、捜査から外される[8]。検事局に戻るも検事審査会のやり方に納得のいかない御剣は被害者の担当弁護士でもある信楽に頼み、弁護側として事件の捜査を再開する。
検事審査会
『検事2』で登場する組織。会長は一柳弓彦の父・一柳万才。法曹関係者や政治家から選ばれた計11人のメンバーで構成されている。法曹界に及ぼす影響力は絶大で検事の能力を審議しあい、一柳の権限で事件担当から外したり検事バッジを取り上げることも可能。現実の検察審査会よりは検察官適格審査会に近い。また、警察局や弁護士協会にも影響を及ぼす。
第3話:受け継がれし逆転
御剣は信楽の案内で、今は亡き怜侍の父・御剣信弁護士が最後に担当した事件「IS-7号事件」の現場だった美術館を訪れる。御剣は18年前に発生した「IS-7号事件」について信楽から聞かされる[9]が、その直後に当時の関係者全員が巻き込まれる新たな事件が発生する。
このシナリオは、IS-7号事件を調査する御剣信と、現代で起きた事件を調査する御剣怜侍を操作するパートを交互に進めていく[10]
IS-7号事件(アイエスしちごうじけん/アイエスななごうじけん)
『検事2』第3話から登場。『検事2』から18年前の2000年12月24日に発生した殺人事件。DL6号事件よりもさらに1年前に発生した事件。担当弁護士が御剣信。担当検事が狩魔豪。御剣信が最後に扱った事件であり、狩魔豪と対峙した唯一の事件でもある。被疑者は当時世界一のパティシエとも呼ばれた天海一誠で、現場は彼の屋敷。そこで行われていたコンテストの最中に、コンテスト参加者であった氷堂伊作が、天海の作ったチョコレートアートの中から死体で発見された。
当時は序審法廷制度が無かったために判決が下されるまで約1年の歳月を要した。結果として、天海は事件の共犯者として有罪判決を受けたが、御剣信の告発により狩魔豪の証拠品の捏造が発覚した。そのために狩魔豪は当時検事局長だった一柳万才から人生で初となる処罰を受けた。なお、この裁判が終結した直後にDL6号事件が発生して御剣信が殺害された。
第4話:忘却の逆転
高層ビル「ビッグタワー」で謎の事件に巻き込まれ記憶喪失になってしまった美雲。美雲の記憶を取り戻すためにビッグタワーの調査をしていた御剣たちは、美雲が記憶を失った時と同時刻にビッグタワー内で殺人事件が起きていたことを知る。水鏡裁判官と一柳検事に殺人犯として告発された美雲を守るため、御剣たちは真犯人を探す。
第5話:大いなる逆転
ビッグタワーのすぐ隣にある英都撮影所の撮影現場で、王帝君の死体が発見された。事件の調査をしていると、捏造・脅迫・圧力など、事件の裏に潜む闇が次々に発覚。ロジックを辿り繋げていくうちに御剣は驚愕の真実に気付く。
SS-5号事件(エスエスごうごうじけん)
『検事2』第5話で登場。『検事2』から12年前の2007年2月10日に発生した西鳳民国・王帝君大統領の誘拐事件。犯人の身代金の要求額は100億円。
担当捜査官が狼士龍の父・狼大龍。担当検事は一柳万才。容疑者は美和マリー。
この時、偶然事件を目撃したフリージャーナリストの亀井隆二が、王大統領が誘拐される瞬間を目撃しており、恋人・籠目つばさの携帯電話に留守番電話を残している最中に、何者かにレンガで撲殺された。
狼大龍は美和マリーを事件の容疑者として追求したが、彼女は無罪判決を受け、事件を解決出来ずに亡くなった。現在も未解決となっている。

登場人物

『逆転の標的』

王 帝君(おう ていくん)[オウ]
西鳳民国大統領ライオンを彷彿とさせる顔貌とスーツの上からでも見て取れる屈強な肉体を併せ持ち、力強い意志で国を牽引する指導者。「ひょうたん湖公園」で催された歓迎式典での演説中、何者かに狙撃される。
速水 ミキコ(はやみ ミキコ)[ハヤミ]
記者。自称「新進気鋭のジャーナリスト」のルポライター。肩掛け式の大型録音機を愛用し、現場に出向した御剣から情報を引き出そうと近付くが逆に丸め込まれてしまい、巧妙な話術に感服して御剣を「第二の師匠」と決める。
外城 涯(とじろ がい)
被害者。大統領警護チームのリーダー。内藤と共に舞台上で王の警護に当たっていたが、狙撃犯の銃撃を受けて殉職する。
内藤 馬乃介(ないとう まのすけ)[ナイトウ]
声 - 岩元辰郎
ボディガード。大統領警護チームのサブリーダー。金髪をモヒカンにしており、首にコルセットを巻いている。華麗なガンスピンを披露するほど拳銃の扱いに長けており、それと同等にチェスを嗜むために発言の端々に専門用語を織り交ぜる。
田中 太郎(たなか たろう)[タナカ]
アイスクリーム屋。参考人として御剣の前に立った露店のアイスクリーム売り。モノクルを装着し、ワイシャツネクタイという執事然とした姿に法被を羽織る奇妙な格好をしている。
虎狼死家 左々右エ門(ころしや さざえもん)[コロシヤ]
暗殺者。裏社会でその名を轟かせる殺し屋稼業の3代目。大統領暗殺の依頼を受けて会場に潜伏していたが、思わぬ形で失敗してしまう。死亡した外城とは何らかの因縁があり、その死の真実を探る意味も込めて御剣を利用する。
亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
検事。式典に招待された検事局長のお付きとして同行していた際、事件に巻き込まれる。

『獄中の逆転』

内藤 馬乃介(ないとう まのすけ)
被害者。容疑者として留置所に収監されていたが、刑務所内の作業室で刺殺体として発見された。
猿代 草太(さるしろ そうた)[ソウタ]
サーカス団員。内藤馬乃介の幼馴染。見るからに優しい顔相と柔らかい物腰を持ち、少しでも威圧的に迫られると途端に萎縮してしまう大変な臆病者。雑用をこなしつつミリカの下で猛獣使いの見習い修行に励み、現在は猿のルーサーとコンビを組んで自身が操られ役を演じる猿傀儡の芸を磨いている。
本話で御剣達と面識を持った事で御剣達と友人になった。
美和 マリー(みわ マリー)[マリー]
留置所および刑務所長。留置所と刑務所の管理を兼任する妙齢の女性。動物をこよなく愛し、数年前から動物との触れ合いによって囚人の心を癒やすアニマルセラピーを導入した他、その延長で月に一度の慰問演芸会にも動物ショーを招聘している。毛皮のジャケットを愛用。
BGMは「ハグ・アンド・キス」。
山野 星雄(やまの ほしお)[ヤマノ]
囚人。マリーの発案で行われている独自の職業訓練に懸命に取り組み、出所後にトリマーとなるべく修行に励む一方で奉仕活動にも精を出す模範囚。元新聞勧誘員であり、平素は気味が悪いほど丁寧な応対を見せるが、苛立ちが募るにつれて徐々に荒々しい本性が滲み出る。
折中 秀治(おりなか しゅうじ)[シュウジン][オリナカ]
囚人。囚人番号「D-259(脱獄)[11]」。元ボクサーであり、「筋肉に楽をさせてはいけない」という持論からパートナーである白熊のマークと共に日課のエクササイズを欠かさず行っている。
鳳院坊 了賢(ほういんぼう りょうけん)[リョウケン]
囚人。囚人番号「B-055(BOSS)[12]」。一人称は「拙僧」。盲目の老僧侶で、手には数珠托鉢を携え、収監中の特別独居房には仏像や祭壇が安置されているが、かつては裏社会で「鈴の音と共にやって来る」と名を馳せた凄腕の暗殺者。様々な技を仕込んだ盲導犬のクロを収監後も手元に置き、現在は通信チェスなどに興じて自分なりに気楽に過ごしている。
ミリカ[ミリカ]
サーカス団員。サーカス団「タチミ・サーカス」初代団長の娘で、本名は「立見 里香(たちみ りか)」。生来の素質からサーカス団の目玉の一つである猛獣使いの重責を担い、「興行部猛獣使い課課長」として動物ショーの対外興行責任者も兼任する少女。マリーの招聘を受けて、慰問演芸会で動物ショーを披露している。

『受け継がれし逆転』

過去編(18年前)

御剣 信(みつるぎ しん)[シン]
弁護士。御剣怜侍の父。「御剣法律事務所」所長を務め、「依頼人との絆を大切にする」「どんな苦境に立たされても諦めない」「弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑う」の信念に基づいて活動する敏腕弁護士。弁護士バッジのナンバーは「21326」[13]
信楽 盾之(しがらき たてゆき)[シガラキ]
助手。「御剣法律事務所」で助手のアルバイトに従事する学生。この時の一人称は「ぼく」だった。師匠と崇める御剣信のような弁護士となるべく、実地で知識と経験を積み重ねる修行の日々を送る。
天海 一誠(てんかい いっせい)[テンカイチ]
菓子職人。「IS-7号事件」の容疑者。世界一の称号を手にしたパティシエであり、本格的な調理内容にミュージカルの演出を組み込んだ斬新な手法で大人気を博すテレビ番組『ダンスイーツ 3時のデコレーショー』の主演者「テンカイチ」として親しまれている。チョコレートが大好物でチョコレート細工が得意。
アフロヘアーが特徴で、立派な体躯に加えて彫りの深い険しい表情と鋭い眼光を持つが、「人々を幸せにする菓子作り」をライフワークとしており、立ち居振る舞いに滲み出る心遣いから言葉の1つ1つに至るまで実に紳士然とした心優しい人物。
緒屋敷 司(おやしき つかさ)[オヤシキ]
天海家使用人。歌と踊りを愛する天海の助手であり、番組における天海のパートナー「ツカサちゃん」として親しまれている。紅茶に対して深い知識を持ち、それらに用いる食器類の目利きも行っている。
元々は捨て子であったところを屋敷の門前で発見した天海によって救われ、製菓の師匠であり仕える主人であり大恩ある養父でもある天海を心から慕っている。
BGMは「お菓子なダンス」。
風見 豊(かざみ ゆたか)[カザミ]
菓子職人。天海が主催した菓子コンテストの参加者。左目に傷がある。飴ポンプを使用された飴細工を得意とし、自作の道具で空気を含ませた飴を練り上げだけで立体的に造形する独自の技術を極めたものの、肝心のデザインについてはイメージとの大きな乖離に頭を悩ませている。
デリシー・スコーン[デリシャス]
菓子職人。天海が主催した菓子コンテストの参加者。裏表のない非常に明るい性格のイギリス人女性。年齢の特定が極めて困難な外見をしているが、御剣信はおろか馬堂をも君付け、子ども呼ばわりする点からそれ相応の年齢を重ねている。
氷堂 伊作(ひょうどう いさく)[ヒョウドウ]
菓子職人。「IS-7号事件」の被害者。氷菓子細工が得意。天海が主催した菓子コンテストに参加し、見事な氷菓子細工の彫刻を作り上げたが、後に天海が作り上げたチョコレート細工の中から撲殺体として発見された。
狩魔 豪(かるま ごう)[カルマ]
検事。検事就任以来、25年に渡って完璧な立証による有罪判決を勝ち取り続ける伝説的存在。己の意に沿わないはみ出し者の馬堂を疎ましく感じており、捜査担当の検事権限で捜査制限を課している。
馬堂 一徹(ばどう いってつ)[バドウ]
刑事。狩魔豪の権力に屈しず、事件の真実を追い求める気骨溢れる刑事。「IS-7号事件」の担当として出向したが、あまりにも情報の隠蔽が多い狩魔豪の捜査手法に反発し、真実の追求という目的を同じくする御剣信に助力する。

現在編(18年後)

緒屋敷 司(おやしき つかさ)[オヤシキ]
「12星座美術館」館長。ドレスが草色から深緑色に変わっている。「ダンスイーツ」で培った歌や踊りの経験を活かして歌手もこなす女優に転身して活躍したが、芸能活動引退を機に念願だった個人経営の美術館を開館する。状況が危うくなるとステップを踏む。
デリシー・スコーン[デリシャス]
薬剤師。パティシエのような服装だが大手製薬メーカー「天下一グループ」所属の薬剤師であり、手には乳鉢と乳棒を持っている。知古である緒屋敷を訪ねて美術館に足を運んだところ、突如として発生した有毒ガスの被害に遭った風見豊に救急処置を施した。初対面の御剣怜侍に御剣信の面影を見て「長生きはするものだわ」と語る割には、18年前とまるで変わらない姿が年齢への謎を一層深めている。
風見 豊(かざみ ゆたか)[カザミ]
菓子職人。「IS-7号事件」の後に西鳳民国に渡って厳しい修行を積み重ね、弱点であったデザインセンスを克服してついに世界一の称号を手にしたパティシエ。展示室「秋の宮殿」に足を運んだ際に有毒ガスの被害に遭うが、薬学に精通したデリシーの救急処置を受けて一命を取り留める。
矢張 政志(やはり まさし)[ヤハリ]
御剣の親友。「天流斎マシス」として本格的に絵の修業に励むため、スケッチの題材を求めて美術館を訪れた際に折悪しく有毒ガスの被害に遭った風見豊の第一発見者となってしまう。
天海 一誠(てんかい いっせい)[テンカイチ]
囚人。「IS-7号事件」の犯人として服役中の囚人。違法に等しい取り調べの影響から公判前の時点ですでに総白髪となり、18年の年月によって顔貌にも相応の老いをさらに刻み込んでいる。特例によって刑務所内の厨房使用許可を得ており、「人々を幸せにする菓子作り」の信念を曲げずに3時のおやつとして所内に提供される菓子を作り続け、今では所内の誰もが知る名物となっている。
天杉 優作(あますぎ ゆうさく)[オトコ]、天杉 希華(あますぎ まれか)[オンナ]
展示室「冬の宮殿」で展示品を鑑賞するカップル。

『忘却の逆転』

籠目 つばさ(かごめ つばさ)
弁護士。「検事審査会」審議員を務める1人であったが、検事局から転居した新しい審議室で刺殺体として発見された。
武藤 瞳子(むとう とうこ)[ムトウ]
看護師。「伊丹大学病院」から御剣を訪ねてきた看護師で伊丹乙女の孫娘。「安全第一」と書かれたナースキャップを着用。明朗な性格だが相手の顔色などを見て病気だと早合点しては注射を打ちたがる。
伊丹 乙女(いたみ おとめ)[イタミ]
医師。武藤瞳子の祖母。「伊丹大学病院」で院長を務める老医師であり、事件の検死官を担当する。かなりの老眼でレンズの厚い眼鏡をかけている。声が小さいために瞳子の代弁を必要とするが、その内容は極めて気丈かつ辛辣であり、声の小ささに反して鋭い聴力と洞察力を持つ。
一柳 万才(いちやなぎ ばんさい)[バンサイ]
「検事審査会」会長。一柳弓彦の父。かつて狩魔豪の上司として豪腕を振るった検事局長であり、退任後も審査会の会長に就任して絶大な影響力を堅持する法曹界の怪物。着用している革製のジャケットの襟には自身の、胸には検事資格を剥奪した者の、両肩と背中には縫い込みの秋霜烈日記章を輝かせている。
宝月 茜(ほうづき あかね)[アカネ]
女子高校生。科学捜査官を目指してアメリカに留学しており、留学先の教師の通訳を引き受けて来日していた折に糸鋸の連絡を受けて事件現場へ馳せ参じる。
大沢木 ナツミ(おおさわぎ ナツミ)[ナツミ]
フリーカメラマン。スクープを追って潜入取材をしていた折に御剣と出くわすが、以前に関わった事件で御剣に何度も手酷い目に遭っているために、本人曰く「ゴクアク検事」と言わしめるほど悪い印象が染み込んでいる。速水ミキコの師匠でもあり、「ルポライターたるもの情報は無責任に垂れ流し」という火に油を注ぐような迷惑極まりない信念を授けている。

『大いなる逆転』

王 帝君(おう ていくん)[オウ]
被害者。西鳳民国大統領。50階建て高層ビル「ビッグタワー」の裏手にある映画撮影現場で圧死体として発見された。
間宮 由美子(まみや ゆみこ)[スタッフ]
映画制作会社「英都撮影所」スタッフ。撮影所の大道具係。撮影現場で死体となっていた王を最初に発見し、助けを求めて飛び出した先で偶然に御剣と再会した。
相沢 詩紋(あいざわ しもん)[シモン]
俳優。撮影中の怪獣映画「大怪獣ボルモスVSヒョッシー」の主演者。自身の仕事に並々ならぬ誇りを持つ子役俳優であり、撮影から離れている時でも役作りのために小道具の角とランドセルを着用し続ける徹底ぶりを見せる。その一方で、子役俳優の強みである身長の低さに対して強烈なコンプレックスを抱いており、常に紙パック入りの牛乳をランドセルに満載して持ち歩いている。
多くの大人と接する職業柄、年齢不相応の達観した視点で鋭く抉り込む尖った言動の持ち主。気性の荒々しさから言葉の凄みも一層のものだが、その素顔は褒められると素直に生じる照れを隠すために顔を背ける癖があり、撮影本番で最高の演技を発揮するべく人目を避けて練習に勤しむ大変な努力家。
荷星 三郎(にぼし さぶろう)[ニボシ]
俳優。「英都撮影所」に所属する俳優。過去にトノサマンシリーズで主役のスーツアクターを担当した経験があり、今回もまた怪獣ボルモスのスーツアクターとして撮影に臨んでいる。鍛え抜かれた屈強な肉体とライオンのような顔貌を持つが、中身は「恐縮です」が口癖という気弱で柔和な性格であり、芸能人のスキャンダル記事が大好きという下世話な一面がある。なお一人称が「裁判」では「ボク」だったが、「検事」では「私」になっている。
亀井 隆二(かめい りゅうじ)[カメイ]
故人。「SS-5号事件」の被害者。生前はフリージャーナリストとして活動していた。
狼 大龍(ろう たいりゅう)
故人。狼士龍の父親。狼家前当主であり、連綿と受け継がれてきた「当代の国主を守る」という狼家の宿命を忠実に遂行して王と厚い親交を結んでいた。しかし、ある事件を担当した検事が起こした不祥事から権威を失墜し、家名没落の屈辱を背負ったまま不遇のうちに世を去る。
大沢木 ナツミ(おおさわぎ ナツミ)[ナツミ]
たまたま御剣に帯同していたことから真っ先に事件に関わり、独占スクープを得るために奔走する。
速水 ミキコ(はやみ ミキコ)[ハヤミ]
師匠であるナツミと共に行動する。
鳳院坊 了賢(ほういんぼう りょうけん)[リョウケン]
事件の数日前に刑務所から忽然と姿を消し、行方不明となる。
成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)、綾里 真宵(あやさと まよい)
高層ビルの見物客。ただし御剣たちから注目されない。

開発

2010年9月9日に開発が発表された[14]。企画の立ち上げ自体は発表の1年ほど前に行われた[15]。プロデューサーの江城元秀はセールスから判断した部分もあるが、続編を求める声が多かった点や開発スタッフが揃っていた点から開発可能と判断した[15]

シナリオを担当したディレクターの山﨑剛は前作にて「全力を出し尽くした」と述べていたが、前作リリース後の休暇中に描きたいものが出てきたと語っている[15]。前作同様、逆転裁判シリーズの世界観を踏襲しつつ、コンセプトである「御剣体感ゲーム」を実感できるように、前作よりも主人公である御剣に関して描くことを心掛け、テーマには御剣が葛藤することを掲げた[15]。舞台設定は前作から1週間後であり、期間が空いていないが、これは前作同様に検事として忙しく働く御剣の疾走感を重視したためである[15]。本作は序盤から逆転要素が含まれているが、山﨑は驚きの演出にこだわっていると語っている[15]

システム面に関して、前作の対決パートが逆転裁判を踏襲したものであったため、同パートにおいて御剣の主体性を引き出すため「ロジックチェス」が実装された[16]。ロジックチェスは制限時間機能のあるシステムであり、江城としては「本来逆転シリーズには時間による制約はあってはならないもの」としつつ、遊ぶ中で適度な緊張感をもたらすことができると判断して導入された[16]

キャラクターの制作に関して、江城の「前作よりも全てのおいてパワーアップしたもの」と言う要求からドット絵のミニキャラクターは全面的に書き直された[16]。デザインを担当する岩元辰郎は新キャラクターの水鏡秤が自身の理想とする女性像であり、山﨑と議論しながらデザインしたことを明かしている[17]。また本編である『逆転裁判』に少しだけ登場した、御剣の父である御剣信は本作では重要な立ち位置にあり、10年前に「好きに描いていい」と言われてデザインした岩本は、本作のために首から上のデザインを修正している[17]。新キャラクターの一柳弓彦は当初のデザインから江城の意見により全面的に描き直されている[16]。キャラクターの声はこれまで同様社内から人選されている[18]

キャラクターの選定理由に関して、一条美雲はヒロインのため継続となり、狼士龍は前作で検事を嫌う理由を十分に描き切れなかったことで続投となった[16]。また本作は逆転裁判のスピンオフ作品であることから、シリーズのキャラクターも多く登場するが、キャラクターの設定を壊さないよう気を付けつつ、前作同様に内輪ネタにならないように気を付けたと江城は語っている[15]。そのため過去作品に登場したキャラクターに関して本作で過去についての説明はほとんどなされていない[16]

音楽面では、担当の岩垂徳行によって50曲が書き下ろしされ、唯一ロジックチェスの時の音楽が制作に難航した[16]

プロモーション

2010年9月16日から開催された東京ゲームショウ2010にはプレイアブル出展された[19]。開発発表が東京ゲームショウ2010の出展1週間前となったのは、「短期間に密度を高めて情報を発信する」という意図があった[15]。同イベントのカプコンブースにて行われた「逆転検事2 東京ゲームショウ特別法廷2010」にはプロデューサーの江城元秀とディレクターの山﨑剛が登壇、前作から踏襲された「ロジックモード」のほか新要素として「ロジックチェス」が紹介された[20]。またキャラクターデザインを担当する岩元辰郎が登壇し、新規キャラクターとして、王帝君、速水ミキコ、田中太郎のほか、ライバルキャラクターとして水鏡秤が発表された[20]。同年11月には2011年2月3日に発売されることが発表された[21]。同年12月にはプロモーション映像が公開された[22]

2011年1月にはニンテンドーDS向けに体験版が配信された[23]。また同月からTwitterやテレビCMにて商品の告知が開始された[24]。発売日当日には完成披露発表会がパセラリゾーツグランデ渋谷で行われ、登場キャラクターとして狩魔冥および一柳万才が発表された[17]。また発売当日にはラジオ番組のRADIO 4Gamerで取り上げられ、江城と山﨑を招いてトークが行われた[25]。同年3月には発売前にプロモーションとして行われたtwitterによる登場キャラクターが日常をつぶやくイベントが好評のため第2弾が行われた[26]

評価

東京ゲームショウ2010への出展1週間前の開発発表は反響が大きく、東京ゲームショウ2010で試遊機を前作の24台から40台に増やしたが、それでも入場規制を書けるほど人気であった[15]

本作は発売週の週間ランキングにて13万本を売り上げ、他の新作タイトルを抑えて1位を記録した[27]。また前作の廉価版を合わせて購入するものもいた[16]

他機種版

2017年12月22日にはiOSおよびAndroid向けに移植された(第1話[28]、第2話[29]、第3話[30])。

関連商品

  • 逆転検事2 オリジナル・サウンドトラック(2011年2月28日)[31]
  • 逆転検事2 コミックアンソロジー(2011年5月25日)一迅社、ISBN 978-4758006293
  • 逆転検事 〜公式捜査記録〜(2011年9月20日)ISBN 978-4862333018
    • 1作目および2作目の各キャラクターのイラストや設定画のほか、シナリオや人物相関図などを記載[32]

ほか限定版の『逆転検事2 コレクターズ・パッケージ』にはサウンドトラック『逆転検事2 オーケストラ・アレンジ楽曲集~奏でられし逆転~』やプロモーション映像を収録したDVDが同梱された[21]。また2012年1月には本作の廉価版が発売された[33]

関連作品

  • ドラマCD 逆転検事2 〜宇宙からの逆転!?〜(2011年2月28日)
    • 公式サイトで配信された作品のCD化[34]

あらすじ

休暇中の御剣の元に矢張が駆け込んできた。ひょうたん湖で行われるイベントに出店するトノサマン饅頭の屋台を宇宙人に盗まれたと言うのだ。宇宙人の存在を信じない御剣だったが、ミクモ・糸鋸刑事とともに屋台を探すことに。ただの屋台盗難事件だと思われたがのちに大事件に発展する。

キャスト

コラボレーション

脚注

外部リンク

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