重酒石酸コリン

From Wikipedia, the free encyclopedia

重酒石酸コリン
Choline (2R,3R)-bitartrate
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.001.604 ウィキデータを編集
EC番号
  • 201-763-4
UNII
性質
[(CH
3
)
3
NCH
2
CH
2
OH]+
HOOC–CH(OH)–CH(OH)–COO
モル質量 253.251 g/mol
外観 白い結晶性粉末[2][1]
匂い 無臭またはかすかなトリメチルアミンのような臭気[2]、わずかな特異臭[3]
融点 147–153 °C (297–307 °F; 420–426 K) [1][2]
エタノールジメチルスルホキシドには僅かに溶ける、メタノールには加熱すると僅かに溶ける、ジエチルエーテルクロロホルムベンゼンには不溶[2][1]
構造
窒素原子において四面体形分子構造
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)
Warning
H315, H319, H335
P261, P264, P264+P265, P271, P280, P302+P352, P304+P340, P305+P351+P338, P319, P321, P332+P317, P337+P317, P362+P364, P403+P233, P405, P501
致死量または濃度 (LD, LC)
200 - 400 g (コリンとして、ヒト、推定)[2]
関連する物質
関連する関連化合物 塩化コリン, 水酸化コリン, クエン酸コリン, N,N-ジメチルエタノールアミン重酒石酸英語版, コリン, エタノールアミン, 酒石酸, トリメチルアミン
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

重酒石酸コリン(じゅうしゅせきさんコリン、: Choline bitartrate)は、化学式[(CH
3
)
3
NCH
2
CH
2
OH]+
HOOC–CH(OH)–CH(OH)–COO
で表される有機化合物である。

白色の結晶性粉末で、酸味がある[2]。空気にさらされると吸湿性を示す[2]。最近の文献では、天然型の酒石酸コリン、すなわち、酒石酸水素コリンデキストロビタートレート、コリン(2R,3R)-酒石酸水素塩、またはコリンL-(+)-酒石酸水素塩と呼ばれる塩を指している。アセチルコリン前駆体であり、抗うつ作用や機能向上を目的として医薬品スマートドラッグに使用される[4][5]

重酒石酸コリンは、重酒石酸のコリンである。重酒石酸コリンは、第四級アンモニウム塩((2-ヒドロキシエチル)トリメチルアンモニウム [(CH
3
)
3
NCH
2
CH
2
OH]+
)と重酒石酸塩(HOOC–CH(OH)–CH(OH)–COO
)を含む。第四級アンモニウムカチオンは、アンモニウムの4つの水素原子すべてが有機基で置換されたカチオンである[6]。コリンカチオンでは、アンモニウムの4つの置換基は、3つのメチル基–CH
3
)と1つの2-ヒドロキシエチル基–CH
2
CH
2
OH)である。重酒石酸アニオンはキラルである(酒石酸の項を参照。左旋性、右旋性、メソ体が存在する)。

合成

重酒石酸コリンは、トリメチルアミンエチレンオキシドおよび水の化学反応に続いて、酒石酸との反応によって合成することができる[2]

N(CH
3
)
3
+ CH
2
CH
2
O + H
2
O → [(CH
3
)
3
NCH
2
CH
2
OH]+
OH
[(CH
3
)
3
NCH
2
CH
2
OH]+
OH
+ C
4
H
6
O
6
→ [(CH
3
)
3
NCH
2
CH
2
OH]+
C
4
H
5
O
6
+ H
2
O

用途

安全性

脚注

Related Articles

Wikiwand AI