金原ひとみ
日本の小説家 (1983-)
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金原 ひとみ(かねはら ひとみ、1983年8月8日 - )は、日本の小説家[1]。
金原 ひとみ (かねはら ひとみ) | |
|---|---|
| 生誕 |
1983年8月8日(42歳) 東京都 |
| 職業 | 小説家 |
| 言語 | 日本語 |
| 国籍 |
|
| 最終学歴 | 文化学院高等課程中退 |
| 活動期間 | 2003年 - |
| ジャンル | 小説 |
| 代表作 |
『蛇にピアス』(2003年) 『アタラクシア』(2019年) 『アンソーシャル ディスタンス』(2021年) 『ミーツ・ザ・ワールド』(2022年) 『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』(2025年) |
| 主な受賞歴 |
すばる文学賞(2003年) 芥川龍之介賞(2004年) 織田作之助賞(2010年) ドゥマゴ文学賞(2012年) 渡辺淳一文学賞(2020年) 谷崎潤一郎賞(2021年) 柴田錬三郎賞 (2022年) 毎日出版文化賞 (2025年) |
| デビュー作 | 『蛇にピアス』(2003年) |
| 配偶者 | なし(2005年 - 2024年離婚) |
| 子供 | 娘2人 |
| 親族 | 金原瑞人(父) |
経歴
1995年、12歳、小学6年生のとき、父親の留学に伴い、1年間サンフランシスコに一年間暮らす。滞在時には父の見繕ってくれた日本語の小説(村上龍や山田詠美)を読み、小説を書き始める。
1997年、14歳、中学3年生の時、父が法政大学で開いていたゼミに、「めいっ子の高校生」として参加するようになる。そこでジョルジュ・バタイユの『眼球譚』に出会う。15歳のころリストカットを繰り返す[2]。
1999年、16歳、同人文芸誌『ゆず』14号に「風鈴」の名義で「ヴァンパイア・ラブ」を発表[要出典]。同年、文化学院高等課程中退。中学、高校にはほとんど通わなかった。
19歳の時、周囲の勧めを受けてすばる文学賞に応募。
2003年、20歳で「蛇にピアス」で第27回すばる文学賞を受賞[3]し作家デビュー。
2004年、同作で第130回芥川賞を綿矢りさと共に受賞[4]。
2007年、アニメ映画『カフカ 田舎医者』で映画初出演。第1子(長女)を出産[5][6]。
2010年、「夏旅」で川端康成文学賞最終候補[7]。『トリップ・トラップ』で第27回織田作之助賞を受賞[8]。
2011年、東日本大震災に伴って発生した原発事故による放射能汚染を心配して、東京から父親の実家がある岡山県に移住し次女を出産[9]。その後フランスへ移り住む[10]。
2012年4月11日、NHKのトーク番組『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演。生放送への出演は自身初。
同年、『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(選考委員:髙樹のぶ子)[10]。
2018年、フランスから帰国し再び日本を拠点に執筆をする。
2020年、『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を受賞[11]。
2021年、『アンソーシャル ディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞[12][13]。
2022年、『ミーツ・ザ・ワールド』で第35回柴田錬三郎賞を受賞[14]。
2025年、『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』 で第79回毎日出版文化賞文学・芸術部門を受賞[16]。
家族・親族
作品一覧
単行本
- 『蛇にピアス』(2004年1月、集英社 / 2006年6月、集英社文庫)
- 初出:『すばる』2003年11月号
- 『アッシュベイビー』(2004年4月、集英社 / 2007年5月、集英社文庫)
- 初出:『すばる』2004年3月号
- 『AMEBIC アミービック』(2005年7月、集英社 / 2008年1月、集英社文庫)
- 初出:『すばる』2005年7月号
- 『オートフィクション』(2006年7月、集英社 / 2009年7月、集英社文庫)
- 『ハイドラ』(2007年4月、新潮社 / 2010年2月、新潮文庫)
- 初出:『新潮』2007年1月号
- 『星へ落ちる』(2007年12月、集英社 / 2011年9月、集英社文庫)
- 星へ落ちる(『すばる』2007年2月号)
- 僕のスープ(「[[集英社WEB文芸RENZABURO|RENZABURO」2007年10月配信)
- サンドストーム(『マリ・クレール』2007年2月号掲載「手首」を改題)
- 左の夢(『すばる』2007年11月号)
- 虫(書き下ろし)
- 女の過程(『野性時代』2009年7月号)
- 沼津(『野性時代』2008年7月号)
- 憂鬱のパリ(『野性時代』2008年11月号)
- Hawaii de Aloha(『野性時代』2007年9月号)
- フリウリ(「RENZABURO」2009年3月20日配信)
- 夏旅(『野性時代』2009年9月号)
- 『マザーズ』(2011年7月、新潮社 / 2013年12月、新潮文庫)
- 初出:『新潮』2010年1月号 - 9月号、2010年11月号 - 2011年3月号
- 『マリアージュ・マリアージュ』(2012年11月、新潮社 / 2015年10月、新潮文庫)
- 試着室(『yom yom』2008年3月号)
- 青山(『yom yom』2008年10月号)
- ポラロイド(『yom yom』2009年3月号)
- 仮装(『yom yom』2009年12月号)
- 婚前(『yom yom』2010年10月号)
- 献身(FOREVER 21 公式サイト、2009年4月 - 5月公開)
- 『持たざる者』(2015年4月、集英社 / 2018年5月、集英社文庫)
- 初出:『すばる』2015年1月号
- 『軽薄』(2016年2月、新潮社 / 2018年8月、新潮文庫)
- 初出:『新潮』2015年7月号
- 『クラウドガール』(2017年1月、朝日新聞出版 / 2020年2月、朝日文庫)
- 初出:『朝日新聞』2016年9月1日 - 12月30日
- 『アタラクシア』(2019年5月、集英社 / 2022年5月、集英社文庫)
- 初出:『すばる』2018年10月号 - 2019年1月号
- 『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(2020年4月、ホーム社 / 2023年4月、集英社文庫) - エッセイ集
- 『fishy』(2020年9月、朝日新聞出版 / 2023年1月、朝日文庫)
- 『アンソーシャル ディスタンス』(2021年5月、新潮社 / 2024年1月、新潮文庫)
- ストロングゼロ Strong Zero(『新潮』2019年1月号)
- デバッガー Debugger(『新潮』2019年8月号)
- コンスキエンティア Conscientia(『新潮』2020年1月号掲載「アンコンシャス」を改題)
- アンソーシャル ディスタンス Unsocial Distance(『新潮』2020年6月号)
- テクノブレイク Technobreak(『新潮』2021年1月号)
- 『ミーツ・ザ・ワールド』(2022年1月、集英社 / 2025年1月、集英社文庫)
- 初出:『SPUR』2018年12月号 - 2021年9月号
- 『デクリネゾン』(2022年8月、ホーム社 / 2026年2月、集英社文庫)
- 初出:「HB」2020年2月 - 2021年11月
- 『腹を空かせた勇者ども』(2023年6月、河出書房新社)
- 初出:『文藝』2021年春季号、2021年秋季号、2022年春季号、2023年春季号
- 『ハジケテマザレ』(2023年10月、講談社)
- 初出:『群像』2021年12月号、2022年8月号、2022年12月号、2023年4月号
- 『ナチュラルボーンチキン』(2024年10月、河出書房新社)
- 『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』(2025年4月、文藝春秋)
- 初出:『文學界』2022年9月号 - 2023年9月号、2023年12月号 - 2024年7月号
- 『マザーアウトロウ』(2025年7月、U-NEXT)
- 『踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君』(2025年10月、朝日新聞出版) - エッセイと掌編
- I
- 「母」というペルソナ 「朝日新聞」2023年11月15日付
- Ⅱ
- 部屋運は変わらず……「青春と読書」2004年1月号
- 死後に求めるもの……「小説野性時代」2005年4月号
- 小麦粉!……「新刊ニュース」2005年9月号
- 血肉になれ……「群像」2006年1月号
- 8131日生きた私……「新潮」2006年1月号
- お腹……「文學界」2006年4月号
- 南米のエリザベス・テイラー……「ユリイカ」2006年4月号
- 孤独な執筆作業を支えてくれる「は」のけたパソコン……「papyrus」2006年4月号
- パリ紀行……「青春と読書」2006年7月号
- プラタナス……「週刊新潮」2006年9月28日号
- セミ……「小説野性時代」2007年9月号
- 薄血……「新潮」2007年10月号
- 青空……「anan」2008年2月13日号
- 2009年1月8日から14日までの日記……「新潮」2010年3月号「小説家52人の2009年日記リレー」
- 2011年2月26日から3月4日までの日記……「新潮」2012年3月号「創る人52人の2011年日記リレー」
- Ma Place……「madame FIGARO japon」2016年5月号
- スパーク……「GINZA」2016年11月号
- ガブリエル・シャネルをめぐって……「madame FIGARO japon」2016年1月号「『読む女」の人生を眺めて」を改題(2016年9月から2017年に開催した展覧会プロジェクト「CULTURE CHANEL / The womanwho reads読む女」への寄稿)
- 牡蠣とラーメンとここじゃないどこか……「すばる」2017年4月号から6月号「こんなことしてていいのか日記」にタイトルを付した
- くつのゆくさき……※初出誌不明
- 牡蠣の憂愁……「ふらんす」2017年11月号
- 繚乱……「bis」2017年11月号
- 柔らかな幸福の輪郭……「S by sloggi」Triumph 2018年秋冬カタログ
- むすびめ……「S by sloggi」Triumph 2019年春夏カタログ
- 退色……「non-no」2020年4月号
- 今を照らす光……「madame FIGARO japon」2020年9月号
- 変わらないもの……「madame FIGARO japon」2020年10月号
- 繋がりと分断……「文藝春秋」2020年12月号
- タシャポネッ……「文學界」2021年2月号
- 煙草の吸えた三月の居酒屋……「中央公論」2021年11月号
- ライクスモーク……「ダ・ヴィンチ」2021年12月号
- 嘘飾りのないジビエ……「madame FIGARO japon」2021年3月号
- 2022年8月12日から18日までの日記……「新潮」2023年9月号「テロと鞍時下の2022-2023日記リレー」
- 新宿からの祈り……「青春と読書」2023年1月号
- はなればなれに……日本経済新聞 2023年5月14日付
- 飛ばない気球……日本経済新聞 2023年6月18日付
- 彼女の帰郷……日本経済新聞 2023年7月23日付
- 虫の思い出……日本経済新聞 2023年8月27日付
- オレンジの救済……日本経済新聞 2023年10月1日付
- 回り続ける星……日本経済新聞 2023年11月5日付
- ダベッテマザッタ……「群像」2023年11月号「本の名刺」にタイトルを付した
- 鹿えるシュプレヒコール……日本経済新聞 2023年12月10日付
- 行かなかった港町……日本経済新聞 2024年1月21日付
- サーカスと農場……日本経済新聞 2024年2月25日付
- ルネサンス……「madame FIGARO japon」2024年3月号別冊付録
- 形のない未来と過去のあわい……日本経済新聞 2024年3月31日付
- エイジング……madameFIGARO.jpl
- Wall com……「madame FIGARO japon」2024年5月号
- madameFIGARO.jp
- ニコール・キッドマンの初恋……「新潮」2025年1月号
- Ⅲ
- 踊り場の君……「一冊の本」2025年2月号
- パチンコ屋の君……「一冊の本」2025年3月号
- 自転車の君……「一冊の本」2025年4月号
- 窓際の君……「一冊の本」2025年5月号
- 日比谷の君……「一冊の本」2025年6月号
編著
アンソロジー収録
- 「Mobile ameba」(『空を飛ぶ恋: ケータイがつなぐ28の物語』新潮社、2006年6月 )
- 「葵」(『ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ』新潮社、2008年10月)初出:『新潮』2008年10月号
- 「柔らかな女の記憶」『スタートライン 始まりをめぐる19の物語』幻冬舎文庫、2010年4月
- 「#コロナウ」(小説トリッパー編集部編『25の短編小説』2020年9月、朝日文庫)
- 「腹を空かせた勇者ども」『緊急事態家の物語=5 Stories Under Emergency』河出書房新社、2021年6月
- 「胸を突き刺すピアスのクローン」『私の身体を生きる』文藝春秋、2024年5月24日
- 「バタクランを越えて」(『モノガタリは終わらない』2022年10月、集英社 / 2026年2月、集英社文庫)
- 「ディスコネクテッド」(『New Manual』2025年10月、講談社)初出:『群像』2024年7月号
- 「ラストサパーフォーエバー」(『最後の晩餐』2026年5月、角川春樹事務所)初出:『ランティエ』2026年2月号
- 「憂鬱も絶望も死にたみも小説はまるごと肯定してくれた」『学校休んだ日は本をひらいて』主婦と生活社、2026年5月15日
単行本未収録
- 「ヴァンパイア・ラブ」(『ゆず』14号、1999年、岡山市、「風鈴」名義)[要出典]
- 「陰惨博打放蕩記」(『文藝春秋』2004年8月号)
- 「せき止めていた何かが流れ出す」『文學界』2005年2月号
- 「三作目」『文藝』2005年秋季号
- 「ウェイスティング」(『読売新聞』2006年8月23日夕刊)
- 「mango」『美術手帖』2008年11月号
- 「オルハン・パムク「赤い髪の女」」『新潮』2020年4月号
- 「異邦人の救済」『ユリイカ』2020年11月号(特集=西加奈子)
- 「たわむれ」『ふみかのまんなか』(集英社、2021年6月)所収( 馬場ふみかの写真集 )
- 「BAKUTAN!!」『新潮』2021年9月号
- 「アイドントスメル」(『ことばと』vol.4、2021年10月)
- 「ヨギー・イン・ザ・ボックス」『群像』2022年4月号
- 「バウンディングソウル」『ユリイカ』2023年11月号
- 「PUPA」(『新潮』2024年6月号)
- 「BOOM BOOM TAIPEI」『GOAT』2024 Autumn(第1号、2024年11月)
- 「自己愛的な変質者のレクイエム」(『群像』2025年1月号)
- 「魔物と生きる」[20]映画『ベイビーガール』パンフレットに寄稿、映画公式サイトからも読むことが可能。
- 「海とか蝶とか怖い夢とか」『GOAT meets』第1号(2025年7月)
- 「人みたいな街」[21]『SPUR』2025年9月号
- 「呪われたエレベーターホール」『世界』2025年9月号
- 「終わらない救済」『文藝』2025年9月号(特集=山田詠美)
- 「モヤとチアーズ」(『群像』2025年10月号)
- 「ディサイデッド」(『BAILA』2025年12月号)
- 「一杯の変心」(『Hanako』2025年12月号)
- 「変化自在の彼女」(『婦人画報』2025年12月号)
- 「積み上げ続けた夜の大群」(『小説宝石』2026年3月号)
- 「罹患と免疫」(『青春と読書』2026年3月号)
連載中
- 『Rolling Stone Japan』でのコラム連載
- 「悲喜飯交交」『Hanako』2024年8月号から巻末エッセイとして連載中。挿絵はtomokoが担当[22]。
- 「アディショナルライフ」『すばる』2025年2月号から長編小説として連載中。
メディアミックス
出演
テレビ番組
- スタジオパークからこんにちは(2012年4月11日)- ゲスト出演。NHKのトーク番組生放送への出演は自身初。
- 情熱大陸(2025年6月22日、MBS) - 配信、DVD共に無し。現在いかなる手段を用いても視聴は不可能である。
- 心おどるあの人の本棚 第6回(2025年5月6日、Eテレ)
- わたしの日々が、言葉になるまで[23]
- 日経スペシャル カンブリア宮殿(2026年4月2日 - 、テレビ東京) - レギュラーMC
ラジオ
- 近代文学に描かれた男と女(2023年9月29日、NHKラジオ第一)
- ウチらと世界とエンタメと あの人、何が好きなんだろう。(金原ひとみ × 加納愛子 初回放送日:2025年8月18日)