雲取山
東京都・埼玉県・山梨県に跨る山
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概要
東京都の最高峰かつ最西端の山であり、都内で標高2,000 mを越えるのはこの山のみである[3]。また奥多摩で「日本百名山」に名を連ねる唯一の山である[3]。雲表にそびえ雲も取れそうな高峰からその名が付いた(『奥多摩町誌』[4])。
妙法が岳、白岩山とともに三峰山の三山の一つである。山岳信仰の霊峰であり、両神山、三峰山、武甲山をあわせて「秩父三山」という[5][6]。
山頂には一等三角点が設置されている。また、2016年(平成28年)には山の日の制定を記念して山頂に標石が設置された[7]。山頂の北西は埼玉県、南西は山梨県と3都県の都県境をなしている[3]。見晴らしが良く、周辺の山々のほか富士山、南アルプス、関東平野方面なども見ることができる。
- 山頂を南東から
- 三峯神社から見た霧藻ヶ峰、白岩山、雲取山
- 雲取山の山頂標識群
水源林
1901年(明治34年)、東京府東京市(現在の東京都)は、水源地保全のため、多摩川を囲む山地4万8千ha余りを山梨県から購入した[8]。
登山
主なコース
山梨県・東京都側(多摩川流域)と埼玉県側(荒川流域)に大別される。山梨県丹波山村の鴨沢、埼玉県秩父市の三峯神社からのコースをはじめ、様々なコースで登ることができる。
備考
- 以前は山頂の標識が2か所あった。2016年に「山の日」施行記念や老朽化に伴う更新のため、東京都と埼玉県が標識を統一した[14]。
- 2017年は西暦年数と、標高のメートル数が同じであることから、記念登山への人気が高まった。2016年末には周辺3都県の山岳連盟により、山頂付近に1年間限定の記念碑「雲取山西暦二千十七年」が建てられた[15]。
- 雲取山は通常は2日行程で登山する[12]が、健脚ならばコースによっては日帰りも可能である。ただし、日帰り登山は早朝に登り始めないと下山時には日が落ちる。
- 日原林道は車両通行止めのことがある。地元では林道をマイカーで走るのは自重するように促している。
- 後山林道は一般車両やタクシーは通行禁止。日原林道終点 - 大ダワ間は登山道としても完全通行止め。
- 登山計画書は、駅や登山口などに設置された登山届ポストや、警察署・交番・駐在所で受け付けている。警察署には郵送も可能である。埼玉県・山梨県はインターネットでも受け付けている[16][17]。
- 冬期に滑落する事故が発生しており、秩父環境管理事務所は『雲取山安全登山マップ』を配布し、注意を呼びかけている[18][19]。
- 奥多摩小屋近くの東側斜面で大量のごみが2016年に見つかった。多くは1960年代から1970年代頃に不法投棄されたとみられる空き缶や空き瓶、食品の袋などで、クマザサが枯れたことで露出し、撤去が進められた[20]。
周辺の山小屋
この他に白岩山北側に白岩小屋、雲取山荘北側に雲取ヒュッテもあるが、いずれも廃墟化している。また、山頂南側には奥多摩小屋もあったが、2019年(平成31年)3月31日をもって閉鎖され[26]、跡地には2025年(令和7年)4月29日に五十人平野営場がオープンした[27]。
2017年(平成29年)6月1日現在の日本郵便「交通困難地・速達取扱地域外一覧」には、秩父市大滝字の雲取小屋および雲取ヒュッテが掲載されていた。また2022年(令和4年)時点では雲取避難小屋が同一覧に掲載され、交通困難地に指定されていた。しかし2023年(令和5年)9月1日時点での同一覧には掲載はなく、埼玉県内から人が居住する交通困難地は消滅している[28]。
