19回目の神経衰弱
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| 「19回目の神経衰弱」 | |||||||
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| ローリング・ストーンズ の シングル | |||||||
| B面 |
アズ・ティアーズ・ゴー・バイ( サッド・デイ( | ||||||
| リリース | |||||||
| 規格 | 7インチ・シングル | ||||||
| 録音 | 1965年12月 | ||||||
| ジャンル | ロック | ||||||
| 時間 | |||||||
| レーベル |
デッカ・レコード( ロンドンレコード( | ||||||
| 作詞・作曲 | ジャガー/リチャーズ | ||||||
| プロデュース | アンドリュー・ルーグ・オールダム | ||||||
| チャート最高順位 | |||||||
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| ローリング・ストーンズ シングル 年表 | |||||||
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「19回目の神経衰弱」(19th Nervous Breakdown)は、ローリング・ストーンズの楽曲。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。1966年にシングルリリースされ、イギリス、アメリカ共に2位を記録[1][2]。オリジナルアルバム未収録。
シャッフル・ビートのハイテンポなロック・ナンバー。録音は1965年12月7日から10日にかけて、ナッシュビルにあるRCAスタジオで行われたアルバム『アフターマス』のためのセッションの中で録音された。タイトルの「19回目の神経衰弱」とは、ミック・ジャガーがアメリカでの長いコンサートツアーを終えた後、「みんなはどうだか知らないが、俺はもう19回目の神経衰弱になりそうだよ」と発したことに因んでいる[3]。ジャガーはインタビューで、この曲の歌詞について「ノイローゼの娘についての歌だ」と語ったが、ビル・ワイマンは自著の中で「これは物質的な豊かさに溺れ、自分の本当の姿を見失う社交界の新人に対する非難の気持ちを込めた曲だ」と述べている。また、3番の歌詞は麻薬に関するものだったが、当時この意味に気付く者は誰もいなかったため、放送禁止の措置は取られなかった[4]。
この曲のリードギターは、キース・リチャーズが担当している。リチャーズはこの曲のリフをきっかけに、曲のイントロにこだわるようになったという[5]。エンディングでは、ワイマンにしては珍しい派手なベース・プレイが聴ける。これはマネージャー兼プロデューサー(当時)のアンドリュー・ルーグ・オールダムから「最後に何か、ボーカルとバンドの隙間を埋めるようなリックをやってみないか」と言われて行ったものである[5]。このプレイは、ある批評家から「さながら雷、あるいは急降下爆撃機のようにすさまじい迫力」と評された[4]。公式にリリースされているもので、この曲のステレオ・ミックス・ヴァージョンは存在しない。
評価
イギリスでは2位だったが、ニュー・ミュージカル・エクスプレスおよびメロディ・メイカーの各ランキングでは1位を記録している。アメリカでもBillboard Hot 100では2位であったが、キャッシュボックスでは1位となった。その他ドイツでも1位を記録している。
デイリー・ミラー誌は「これは大目玉を食らうような作品だ。歌詞はあふれるエネルギーで聴き取れなくなるが、大ヒット確実だ」と評し、音楽評論家のロイ・カーは「この曲は、金のかかる安っぽいスリルと危険を求めてロック社交界の周辺を荒らし、完全に甘やかされて登場する、神経質な奴らの悪口だ」と、まさにジャガーが歌詞に込めたとおりの見解を示した[6]。ジャガーは2003年のインタビューで、この曲について「あまり良くないね」と否定的に語った[5]。
コンサートでの演奏
「19回目の神経衰弱」は、1966年から1967年までのステージでは頻繁に演奏されており、またトップ・オブ・ザ・ポップスなどのテレビ番組でもよく披露された[7]。その後は30年余りにわたって演奏されなくなるが、1997年から1998年までの『ブリッジズ・トゥ・バビロン』ツアーで復活し、また2005年、2021年から2022年にかけてのツアーでも採り上げられている[5]。公式ライブ盤では、『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!』に、1966年10月にニューカッスル・アポン・タインで行われたものが収録されている。
演奏メンバー
※出典:[5]
- ミック・ジャガー - リード&バッキングボーカル
- キース・リチャーズ - エレクトリックギター(リード)
- ブライアン・ジョーンズ - エレクトリックギター(リズム)
- ビル・ワイマン - ベース
- チャーリー・ワッツ - ドラムス
- イアン・スチュワート - ピアノ