2003年東京都知事選挙
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前回、「後出しジャンケン」の形で立候補し当選した現職の石原慎太郎の圧勝が予想され、対立候補の擁立は難航した。
何としても石原の再選を阻止したい民主党東京都連は、円より子らの主導で評論家・フェミニストの樋口恵子を同党推薦で擁立、社民党・東京・生活者ネットワーク・みどりの会議の野党3党が支持して結集を図った。さらに、樋口とは事実婚の関係で4年前に亡くなっていた新井直之が生前に創価大学で教鞭を取っていた繋がりから公明党からの票を期待されたが自公連立を分断するには至らず、さらに樋口は民主党都連の推薦とはいえ、当時の民主党都連は石原都政において事実上、自民・公明と並ぶ与党の一角であったために多くの民主党都議が石原を支援した。
共産党は慣例の革新系無所属の擁立が難航し、やむなく党幹部の若林義春を党公認で擁立した。
その他の候補においても石原の強さから立候補者は少なく、ドクター・中松が3度目の出馬となったほかは元農水官僚の池田一朝が立候補を表明したが、池田は選挙ポスターも政見放送も辞退し、選挙公報のみを使用する「独自の戦い」で挑んだ。
立候補者
届け出順
| 候補者名 | 年齢 | 党派 | 新旧 | 肩書き |
|---|---|---|---|---|
| 池田一朝 (いけだ かずとも) | 70 | 無所属 | 新 | 農業研究所代表、元農林水産省職員 |
| 若林義春 (わかばやし よしはる) | 52 | 日本共産党 | 新 | 党都委員長、元代議士秘書 |
| 石原慎太郎 (いしはら しんたろう) | 70 | 無所属 (自民党、公明党 支援) | 現 | 東京都知事、作家 |
| ドクター・中松 (どくたー なかまつ) | 74 | 無所属 | 新 | 発明家、米通信制大学副学長 |
| 樋口恵子 (ひぐち けいこ) | 70 | 無所属 (民主党 推薦・社会民主党、東京・生活者ネットワーク、みどりの会議 支持) | 新 | 評論家、東京家政大学教授 |
この年の都知事選では、中松以外の常連泡沫候補が一様に出馬を見送ったため、前回の史上最多候補者数(19人、当時)から一転、僅か5名による争いとなり、候補者が乱立する東京都知事選挙では非常に珍しい少人数の選挙戦であった。
