91式戦車橋
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特徴
74式戦車の派生型(直接的には87式自走高射機関砲の派生型で、87式と車体はほぼ共通である)であり、74式戦車同様に可変油気圧式懸架装置による姿勢制御能力を持つ[5]。
車体上部には油圧作動式の戦車橋展開/収容装置(前部)および支持架台(後部)を持ち、後部の支持架台上部には1対の無線アンテナと4連式発煙弾発射機が並列に2基装備されている。車体前部には架橋作業時に車体を安定させるための駐鋤とその作動装置が装備されている。戦車橋本体は前後に分割されたものを上下に重ねる形で搭載しており、戦車橋の全長は20m、有効長は約18mである。
架橋時は懸架装置を最短縮状態として重心を下げて安定性を増した後、まず下段の橋体を前方に繰り出し、続けて上段の橋体をやや後方に移動させつつ下降させて結合し、結合させた橋体を車両前方に保持しつつ架橋位置に戦車橋を設置する。架橋作業に要する時間は5分ほど[5]で、収容時にはこの逆の動作を行い、同じく5分程度で撤収が可能である。なお、一連の作業は全て車内から操作可能であり、車外での作業を必要としない[3]。
装甲車両ではあるが直接戦闘は想定しておらず、自衛用の機関銃などは装備していない[3]。
- 戦車橋収容作業
調達と配備
| 予算計上年度 | 調達数 |
|---|---|
| 平成 3年度(1991年) | 2両 |
| 平成 4年度(1992年) | 1両 |
| 平成 5年度(1993年) | 1両 |
| 平成 6年度(1994年) | 1両 |
| 平成 7年度(1995年) | 1両 |
| 平成 8年度(1996年) | 1両 |
| 平成 9年度(1997年) | 2両 |
| 平成10年度(1998年) | 1両 |
| 平成11年度(1999年) | 1両 |
| 平成12年度(2000年) | 1両 |
| 平成13年度(2001年) | 1両 |
| 平成14年度(2002年) | 2両 |
| 平成15年度(2003年) | 1両 |
| 平成16年度(2004年) | 1両 |
| 平成17年度(2005年) | 1両 |
| 平成18年度(2006年) | 1両 |
| 平成19年度(2007年) | 1両 |
| 平成20年度(2008年) | 1両 |
| 平成21年度(2009年) | 1両 |
| 平成22年度(2010年) | 1両 |
配備
主な配備先は、施設学校(施設教導隊)や教育支援施設隊の他、北部方面隊の部隊など(戦車連隊の本部管理中隊、第7施設大隊)へ配備されている。
