IC 1101

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視直径1.2 × 1.6
分類E/S0型(楕円銀河/レンズ状銀河[3]
cD銀河(巨大楕円銀河)[2]
IC 1101
IC 1101
ハッブル宇宙望遠鏡によるIC 1101の画像(2015年)
ハッブル宇宙望遠鏡によるIC 1101の画像(2015年)
星座 おとめ座[1]
見かけの等級 (mv) 14.73[2]
視直径 1.2 × 1.6
分類 E/S0型(楕円銀河/レンズ状銀河[3]
cD銀河(巨大楕円銀河)[2]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  15h 10m 56.100s[3]
赤緯 (Dec, δ) +05° 44 41.19[3]
赤方偏移 0.0779[3]
視線速度 (Rv) 22447 km/s[3]
距離 10億4500万 ± 7300万 光年
(320.5 ± 22.4 メガパーセク)[2]
物理的性質
直径 40万 - 55万光年
質量 6 × 1012M
他のカタログでの名称
BWE 1508+0555
4C 06.53
GRA B1508+05
RX J1510.9+0544
SDSS J151056.10+054441.1
UGC 9752
UZC J151056.1+054441
PGC 54167
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IC 1101は、銀河系から約10億光年離れたAbell 2029銀河団の中央部にある楕円銀河またはレンズ状銀河で、同銀河団で最も明るい銀河 (Brightest galaxy in a Cluster, BCG) である[3]。IC 1101は、既知の銀河の中で最大のものの1つであり、その銀河ハローの半径は200万光年にも及ぶ[4]

IC 1101のような巨大な楕円銀河は、小さな銀河同士の衝突によって誕生すると考えられている。

IC 1101は、広範囲に広がる銀河ハローを特徴とする巨大な銀河である。その正体は、いずれの銀河にも属さない自由に動く恒星(銀河間星も参照)由来の銀河間光(ICL)である。通常、このような恒星は、銀河団内で最も明るい銀河(BCG)の周囲に集中している[5]測光的に、銀河本体と銀河間光の区別は容易ではないが、運動的な観点からは両者を切り離すことができる[6]

IC 1101の大きさは、論文等で使用される測定方法により異なる。銀河から放たれた青色光を記録した写真乾板(銀河ハローの部分は除く)を使用し、かつ古典的な距離を基にした場合、IC 1101の有効半径は 21万2,000 ± 3,900光年となる[7]。最新の測定方法の場合、一般的にD25として知られる、1平方秒角あたりの表面輝度がBバンド(可視光波長)において25等になる等輝度線の直径を用いると、IC 1101の直径は 40万3,000光年(123.65キロパーセク)となる[2]。この方法は1991年の Third Reference Catalogue of Bright Galaxies で使用された[8]。他の方法を用いた場合、Kバンド(赤外線波長)においてほぼ全ての光度に対応する開口(仮想円)の直径を用いると、IC 1101の直径は、55万3,000光年(169.61キロパーセク)となる[2]。この方法は、2003年の2MASSで使用された。いずれの直径も、現在受け入れられている距離を基に算出されている。IC 1101は、知られているなかで最大の銀河の1つであるが、この銀河よりも直径の大きい銀河は数多く存在する(例えば、ESO 383-76や、Abell 1413 BCGESO 306-17)。

ブラックホール

IC 1101は、超大質量ブラックホールの活動に起因するとみられる、非常に明るい電波源を中心部に宿している。このブラックホールの質量は、太陽の400億 - 1000億倍[9]、または500億 - 700億倍[10]と推定されている。この推定質量は、宇宙論的なブラックホールの質量の上限に近く[10]、しばしば「overmassive black hole(重すぎるブラックホール)」と形容される[9]

出典

参考文献

関連項目

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