M-2010 (装甲車)
From Wikipedia, the free encyclopedia
北朝鮮は装甲兵員輸送車として装軌式の323式を朝鮮人民軍等で幅広く運用していた。その傍らで装輪式装甲車の開発も進めており、1992年の朝鮮人民軍創立60周年記念パレードにおいて、BRDM-1装甲偵察車に影響を受けた4輪駆動のM-1992を公開したものの、少数のみが生産されたと考えられている[2]。
北朝鮮は2001年、ロシアとの間で「防衛産業と軍事機器での分野での協定」を締結、その翌年に北朝鮮はロシアから32両のBTR-80A歩兵戦闘車の受領に成功した[1]。おそらく当初から技術のコピーと国内生産化が目的だったとされ、北朝鮮はBTR-80Aの導入から間もなくして8輪駆動の装輪装甲車の開発、生産を開始、2010年の朝鮮労働党創立65周年記念パレードで初めて公開された[2]。
構造
車体
ガンポートを323式やBTR-60と同一の物を装備し、エンジンとしてPT-76Bと同じV-6Bディーゼルエンジンを搭載するなど、BTR-80に北朝鮮が開発・運用した様々な装甲車両を融合させたような外見となっている[2]。
兵員室はBTR-60/70/80と同じく車体中央部に配置されており、車体側面および上面のハッチから乗降する。一方で車体側面ハッチは2分割構造から一体型の片開き扉となっており、車体右側面にあったNBC防護システムを銃塔後部に移動したことで大型化している[1]。また前輪と後輪の間にある乗降用ステップも1段から2段に変更、水中走行時に展開するトリムベーンのサイズも小型化し、車体後部のウォータージェットもPT-76と同じく2基搭載している[1]。
武装
参考元となったBTR-80Aでは2A72 30mm機関砲とPKT7.62mm同軸機銃を備えたBBPU砲塔を搭載していたが、M-2010では323式から発展した14.5mm重機関銃2挺と7.62mm同軸機銃を1挺備えた銃塔を搭載している。2013年から確認された車両には銃塔後部にMANPADS発射機を装備しており、予備弾を銃塔後方の収納箱に入っていると推測される[1]。
型式
派生型
運用
運用国
朝鮮民主主義人民共和国 - 正確な生産数は不明なものの、派生型を含めて800両以上が生産されたと推測されている[1]。
ロシア - 2024年8月1日、ウクライナ政府はロシア軍がM-2018を配備したと発表した[3]。