教祖祭PL花火芸術
パーフェクト リバティー教団(PL)の祭礼
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概要
教祖を讃仰し、PL教団の礎を築いた初代・二代教祖の遺徳を讃える祭(教祖祭)の中の一行事であった。世界平和を祈念し、大阪府富田林市の大本庁にて行われていた。
あくまで教団主催の宗教行事だったが、規模が大きく地元では“夏の風物詩”としても知られていた。また、開催当日は信徒以外の観客も含めた数万人が同市を訪れたことから、近鉄南大阪線・近鉄長野線は臨時ダイヤを運行したり、夕方から深夜までは交通規制も実施されていた[4]。2014年までは、打ち上げ場所付近に教団関係者でなくとも利用できる有料観覧場所(ローンパーク会場)が設けられていた。
富田林市内をはじめ、近隣の大阪狭山市、河内長野市、羽曳野市、河南町、太子町のほか、大阪市阿倍野区・住吉区・東住吉区・平野区、和泉市、柏原市、堺市(旧・美原町を含む)、藤井寺市、松原市、八尾市、千早赤阪村などの一部地域からも見物が出来た。
2019年までは開催中止が一度も無かった。教団のホームページに「天候により中止の場合もある」と記載していたが、昭和57年台風第10号の豪雨の中でも開催された。
ラストに打ち上げられる花火はおよそ8000発(旧公称10万発 - 12万発当たり)の「超大型スターマイン」と表現され、その際は南河内一面に花火の音が地響きの様に轟き、一瞬昼のように明るくなり壮絶であった。
桂米朝の落語『地獄八景亡者戯』の中には「今、バーンと花火が上がりましたが…」「ああ、ありゃPL教」というくだりがあった。また「裸の大将」として有名な山下清も、この花火を書いた絵を残していた。
歴史
初代教祖である御木徳一は晩年、常々下記のように話していた。
自分が死んでもこの教えが世に広まるのであれば、死ぬことは世界平和のためになるから、死んだら嘆いたりせずに花火を打ち上げて祝ってくれ
徳一が死亡した後、息子であり二代教祖でもある徳近はその遺志を継ぎ、1953年に徳一と自身の故郷でもある愛媛県松山市での教祖祭で、初めて花火を打ち上げた。
翌1954年開催の2回目からは、本部移転に伴って大阪府富田林市の大本庁において行われるようになり、1963年には名称を「PL花火芸術」と定めた。これを契機に花火はより華やかになり、教祖祭は大阪府下では夏の風物詩としても定着していった。PL教団にとっては、この教祖祭PL花火芸術は神事であり、全国から100台以上の大型バスに分乗してPL教団の信者が教団聖地である富田林市に集っていた[5]。富田林駅にはPL花火大会用の臨時改札が設置され、この期間だけに使用されていた[5]。
以前は7月末ないし8月初旬に開催されていたが、その後開催日が8月1日に固定された。開催がこの日の理由としては、「初代教祖の命日だから」という説があったが、実際の命日は7月6日で誤りであった(統計上雨の少ない日を選んだという説があった)。
かつては、10万発 - 12万発もの花火を打ち上げしていた。ところが、2008年より数え方を小割りや浮模様・分砲なども含めた数え方から、純粋に丸玉の総数に変更したため、1万 - 2万発となった[6]。
さらに2010年代に入ると規模や予算は年々縮小されており、2015年以降は有料観覧場所を撤廃した[3]。以前は21時頃まで打ち上げを続行していたが、現時点で最後の開催と成った2019年には、全ての花火の打ち上げを20時35分頃に終了した。教団によると雑踏事故の警戒や付近住民への配慮を理由に、段々と打上の数を減少させていた[7]。さらに同2019年、「本来の教団内での祭典に立ち返る」との理由でそれ迄行った記者席の設置やプレスリリース配布など、対外的な情報提供を全て取り止めていた[7][8][9]。
2020年以降開催中止、復活完全不明
そして2020年、世界規模で流行している新型コロナウイルス流行の影響により、打ち上げる花火自体が観覧者の間に「三密状態」を誘発する危険性を懸念した教団側からの決断で、1953年に開催以降では初めての中止となった[7]。その後も日本国内で流行の収束を見込めないことから、2021年・2022年は早々と開催断念を決定した[10][1]。
コロナのイベント規制が緩和された2023年は7月上旬、資金不足と三密を避ける等の「新しい生活様式」の下での開催は不可能と判断、4年連続して中止を決めた[11]。翌2024年も5月下旬、5年連続で中止を発表した[12]。
2025年5月30日にも6年連続中止を決定[2]。それ以降も教団側から花火大会自体「全面廃止」は一切未公表のまま、現在2026年においても開催復活は完全不明である[3]。
桜まつりサマーブロッサムナイトin狭山池・花火大会
交通アクセス(2019年迄)
鉄道
車
バス
道路などの交通規制
- 当日13時から翌日7時まで付近の歩道橋が通行禁止。そのため、歩道橋の登り口には門が設置された。
- 当日16時から23時まで、富田林駅北口バスロータリーや大阪府道35号堺富田林線の平尾交差点から昭和町2丁目交差点まで、大阪府道203号富田林狭山線の小金平交差点から西口駅前交差点など、付近の道路が車両通行止とした[18]。
- 当日19時から23時まで、国道170号(大阪外環状線)の緑ヶ丘交差点から富美ヶ丘南交差点までや大阪府道35号堺富田林線の昭和町2丁目交差点から常磐町交差点など車両通行止とした[18]。
- これらの規制により、運送業者や宅配便業者の中には、花火開催当日の午後以降は富田林市内での配達業務を行わない会社も多く見られた。