RATATATA

From Wikipedia, the free encyclopedia

RATATATA」(ラタタタ)は、日本のダンスユニットBABYMETAL(以下BM)と、ドイツのバンドエレクトリック・コールボーイ英語版(以下EC)とのコラボレーション・シングル。2024年5月23日センチュリー・メディア・レコード/Sony Music Recordsから、配信シングルとして全世界で同時リリースされた[15]

概要 初出アルバム『METAL FORTH』, リリース ...
「RATATATA」
BABYMETAL x Electric Callboyシングル
初出アルバム『METAL FORTH
リリース
規格 デジタル・ダウンロードストリーミング
ジャンル J-POPヘヴィメタルメタルコアエレクトロニコア
時間
レーベル Century Media RecordsSony Music Records
作詞 Kevin RatajczakNico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß、MK-METAL
作曲 NORiMETAL、Kevin Ratajczak、Nico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß
プロデュース Kevin Ratajczak、Nico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß、KOBAMETAL、Manuel Renner
チャート最高順位
BABYMETAL シングル 年表
LEAVE IT ALL BEHIND
(2024年)
RATATATA
(2024年)
from me to u (feat. Poppy)
(2025年)
Electric Callboy シングル 年表
Hurrikan
(2022年)
RATATATA
(2024年)
Elevator Operator
(2025年)
ミュージックビデオ
BABYMETAL x @ElectricCallboy - RATATATA (Official VIDEO) - YouTube
テンプレートを表示
閉じる

概要

アイドルXメタルのBMと、メタルコア/エレクトロニコア界で名が知られる、ドイツのパーティ・バンドECによる、2者のスタイルを融合する試みがなされた楽曲で、双方の世界をシームレスに混ぜ合わせ、爽快で新しい限界へと、音楽を押し上げているような作品になっている[15]

背景、制作

概要 映像外部リンク ...
映像外部リンク
Babymetal, Download Festival 2024│'RATATATA' With Electric Callboy│Interview - YouTubeのRock Sound公式チャンネルへのリンク。
Electric Callboy - WE GOT THE MOVES (OFFICIAL VIDEO) - YouTubeのElectric Callboy公式チャンネルへのリンク。
閉じる

当楽曲が連名で企画された理由について、2024年に開催された英ロックフェス「ダウンロード・フェスティバル」会場での英『ロック・サウンド英語版』誌のインタビューで、BMでボーカルを務めるSU-METALは「元々エレクトリック・コールボーイの「We Got the Moves」みたいなライブで盛り上がる曲を作りたいと考えていて、せっかくだからご本人に一緒に作れないかオファーしたら、快く受け入れてくれた。お互い、曲の作成に真摯に向き合うタイプだったので、ものすごくたくさんデモを送りあって、時間をかけて出来上がった。」と語っている。

具体的な制作経緯については、英『ケラング!』誌のインタビューで、ECのメンバーであるケヴィン・ラタイジャック英語版(ボーカル/キーボード)とニコ・サラック英語版(ボーカル)によると、コラボレーションは、両バンドがアメリカツアーを偶々並行して行っていた時期に始まっており、ECがボストンに滞在中の際、BMのエージェント(KOBAMETAL)からメールを受け取り、会合とECのライブ観覧を依頼された。BMのメンバーはステージ上のバルコニーから数曲を観覧し、楽しげにダンスを披露したことがきっかけで、コラボレーションの話し合いが進められたとされる[16]

一方で楽曲制作は難航し、約20種類の異なるバージョンを制作したとされ、両バンドのアイデアが合わず、互いの提案を却下するケースも多かったが、50/50のバランスを目指して調整を続けた。作風はECの楽曲「We Got The Moves」を基調としつつ、よりBMらしいスタイルに仕上げる方向で進められた。アイデアの交換では、相手側のコンセプトを自ら演じる形で試行錯誤が行われ、例えばブレイクダウン前の《RATATATA》パートはECの提案で、ガーリーなボイスを加えるアイデアをBMが高いクオリティで実現したという[16]

制作期間は2〜3か月で、時差のあるメールのやり取りが主に行われ、締め切りによるプレッシャーが進捗を加速させ、集中作業が続いた。ECの2人はこのプロセスを「ミュージシャンとして成長できる最高の経験」と振り返り、BMの構造的な作業スタイルが自身の創造性を広げたと語っている[16]

音楽性

歌詞に登場する《Ra-ta-ta-ta-ta-ta》《Bun-bun-bun》といったフレーズ[17]や、昭和ディスコから生まれた《Fu! Fu!》という合いの手[18]のほか、サウンドはトランス[17]テクノ四つ打ちダンス・ミュージックなどを取り入れた、ラウドロックな音作りを特徴としている[18]

批評

  • 音楽ライターのノイ村は、総合カルチャーサイト『リアルサウンド』にて「「feat.」(フィーチャリング)表記ではなく連名で発表された本楽曲は、BABYMETALの透き通った歌声&キュートな掛け合いと、エレクトリック・コールボーイらしい重厚でありながらもキャッチーに突き抜けたハイテンションなサウンドが、まさに正面からぶつかり合ったような会心の仕上がり」と評している[17]
  • 音楽ライターのジョン・ハドゥセックは、米オンラインマガジン『コンシクエンス英語版』で「このコラボは「ダンスメタル」の第一人者同士が結集したもので、その名に恥じない仕上がりだ。テクニカルなメタルリフが脈打つEDMビートに融合され、BABYMETALとエレクトリック・コールボーイがボーカルを分担——前者が高音域のメロディを担当し、後者がグロウルやメタルコア調のヴォーカルを奏でる。」と語っている[19]
  • 音楽ライターのリッチ・ホブソンは、英メタル専門誌『メタル・ハマー英語版』(2025年)で「両バンドの輝かしい要素をすべて、驚くほど中毒性の高い見事なパッケージに凝縮。エレクトリック・コールボーイの90年代ユーロトラッシュ・スタイルが、BABYMETALのかわいいエネルギーと見事に融合している。」と述べている[20]
賞賛・栄誉
  • 音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」において、「最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞」5曲のうちの1曲にノミネートされた[21]
  • 米HR/HMウェブマガジン『ラウドワイヤー英語版』の「2024年最高のロック&メタル楽曲67選」(順不同)と特集した記事で選ばれた[22]
  • 英ロック専門誌『ロック・サウンド英語版』の「2024年のトップ24曲」と特集した記事で10番目に選ばれた[23]
  • 英『メタル・ハマー』の「2024年に私たちを驚かせた10の素晴らしいメタル・コラボレーション」(順不同)と特集した記事で選ばれた[24]

チャート成績

日本

日本では、オリコンチャートにおいて、2024年5月23日付のデイリーデジタルシングルで5位[2]、リリース初週の6月3日付週間デジタルシングルで2,369ダウンロードを記録し22位[1]に、Billboard JAPANの6月3日付Download Songsで24位[3]にチャートインした。

日本国外

アメリカでは、ビルボードの全米チャートで、6月8日付のロック・デジタル・ソング・セールスで9位[4]、ハード・ロック・デジタル・ソング・セールスで1位[6]、6月15日付のホット・ハード・ロック・ソングスで6位[5]にチャートインしたほか、同チャートのホット・ハード・ロック・ソングスで2024年の年間25位[7]にチャートインしている。なお、ハード・ロック・デジタル・ソング・セールスでの1位は、BMとEC共に、自身の楽曲としては初の記録となっている[25]

ヨーロッパ地域では、イギリスオフィシャル・チャート・カンパニーの5月31日付のシングル・セールスで23位[8]、シングル・ダウンロードで22位[9]、6月7日付のロック・アンド・メタル・シングルで22位[10]にチャートインした。

また、同地域のそのほかの国のシングルチャートでは、ドイツのGfK・エンターテインメント・チャート英語版で55位[11]ニュージーランドオフィシャル・アオテアロア・ミュージック・チャート英語版で39位[12]オーストリアエードライ・オーストリア・トップ40で66位[13]にそれぞれチャートインしている。

オセアニア地域では、オーストラリアARIAチャートにてデジタル・トラックで24位[14]にチャートインした。

ミュージック・ビデオ

当楽曲のミュージック・ビデオ(以下MV)は、BMの公式YouTubeチャンネルにて、2024年5月24日に公開されており[15]、YouTubeの週間MVランキングでは、ドイツで3位[26]、イギリスで19位[27]、日本で60位[28]、世界で92位[29]にランクインし、公開から20日後の6月13日には900万回再生を突破した[30]ほか、公開から1年後にはBMのMV総再生回数でTOP5入りを果たしている[18]

映像は、ミラーボール姿のECが壁を破壊したり、BMがカラオケを披露するシーンなどの内容で構成されている[31]

概要 映像外部リンク ...
映像外部リンク
"RATATATA" - BABYMETAL x Electric Callboy Breakdown│#FilmedOnAtlas - YouTubeのAtlas Lens Co.公式チャンネルへのリンク。
Electric Callboy x ‪@BABYMETAL‬ - RATATATA LIVE at Rock am Ring 2024 (Remixed & Mastered) - YouTubeのElectric Callboy公式チャンネルへのリンク。
閉じる

また、2024年10月19日に、MVのメイキング・ビデオ(舞台裏映像)がECの公式YouTubeチャンネルで公開されたほか、2024年10月5日には、撮影監督のフロリアン・バーワンガーによるMVの解説(ブレイクダウン)が、米アトラスレンズ株式会社の公式YouTubeチャンネルで公開された。

なお、当楽曲のライブMVは、2024年6月7日、BMの公式YouTubeチャンネルで公開されており、映像は、同年5月25・26日にさいたまスーパーアリーナにて開催された、BMが初めて主催したフェス「FOX_FEST」の模様が収録されている[32]ほか、同年8月6日には、独ロックフェス「ロック・アム・リング 2024」におけるパフォーマンスの映像が、ECの公式YouTubeチャンネルで公開されている。

ライブ・パフォーマンス

2024年5月25・26日に、BMが主催するフェス「FOX_FEST」で、BMのステージに、ECのヴォーカルを担当するニコ・サラックと、ケヴィン・ラタイジャックがゲスト出演して、当楽曲を初披露した[33]

また、ドイツで同年に開催されたロックフェス「ロック・イム・パルク」(6月7日)や「ロック・アム・リング」(6月8日)でも、BMとECが共に出演して、各々のステージで披露している[30]

タイアップ

2024年8月に、アメリカのプロレス団体WWEが主催する、ドイツ・ベルリンで開催のPPV大会『バッシュ・イン・ベルリン英語版』の公式テーマソング[34]や、2025年2月に発売された、WWE公式プロレスゲームシリーズの2025年版『WWE 2K25』のサウンドトラック[35]に当楽曲が採用されている。

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI