S1W (原子炉)
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ハイマン・G・リッコーヴァー提督のリーダーシップのもと、海軍用原子炉のコンカレント設計戦略に基づき、S1Wの設計・製造はノーチラスの設計・製造より先行して進められることになった。ノーチラスの建造プログラムでは、以下の3基の原子炉が製造された。
- 陸上に設置し、訓練・研究に利用する (S1W)
- 実際に艦に搭載する (S2W)
- 艦に搭載するものの予備(のちにS2Waとしてシーウルフに搭載された)
これによって、造船所で組み合わせる前に問題を発見・解決できるようになった。この設計プロセスを支援するため、S1Wは潜水艦の船殻を模した建屋内で組み立てられた。窮屈なスペースは技術者が複数のプラント機器の状況を知る妨げとなったが、一方で船上プラントをどのように構築するべきかについて極めて実践的な例を示すことになった。
S1Wは加圧水型炉であり、燃料として濃縮ウラン(燃料要素はジルコニウム合金で被覆されていた[1])、一次系の冷却材・減速材として水を用い、熱中性子により核分裂連鎖反応を維持することからSubmarine Thermal Reactor Mark Ⅰ(STR Mk Ⅰ)と呼ばれた[2]。