A1W (原子炉)
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A1W はアメリカ海軍の艦艇向け発電・推進用原子炉のプロトタイプである。
型式の A1W は以下のような意味である。
この原子炉はウェスティングハウス・エレクトリックが製造し、アイダホ州アルコ近郊にあるアイダホ国立研究所の敷地内の砂漠に設けられたアメリカ海軍原子炉施設で1956年から原型炉として建造が始まった[1]:22/258。原子炉プラントにはA1W-AとA1W-Bの2つの原子炉があったが、それぞれの炉心で発生した蒸気は主推進軸を駆動する1台の蒸気タービンに接続されていた[2]。1958年10月にはA1W-A、1959年7月にはA1W-Bがそれぞれ初臨界に到達し、1959年9月半ばには2基の原子炉による最大出力での運転を達成した[1]:22/258。
A1Wの目的は海上のエンタープライズのシミュレートだったため、蒸気を艦載機の発艦を模擬する2台の復水器に流すこともできるようになっていた。また、主発電機で発電した電気は、艦内の電力負荷を模擬するため、水槽に浸した電極に通電することで消費するようになっていた。
70年代初めには、A1W-Bの炉心の一部は試験のためニミッツ級航空母艦用のA4W原子炉の炉心と交換された。
この原子炉は、世界初の原子力空母エンタープライズ (CVN-65) に搭載されたA2Wの原型となった[3]。
A1W は約34年にわたり乗組員の訓練に利用された後、1994年1月26日に運転停止された[4]。