Suika2
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| 開発元 | the Suika2 Development Team |
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| 最新版 | |
| 対応OS |
Microsoft Windows macOS Linux iOS Android |
| 種別 | ゲームスクリプトエンジン |
| ライセンス | MITライセンス |
| 公式サイト | suika2.com |
Suika2は、ビジュアルノベル、ノベルゲーム、アドベンチャーゲームを制作するためのスクリプトエンジンおよび制作ツール。Windows、macOS、Linuxでゲーム制作を行うことが可能である。Suika2を用いて制作されたゲームは、Windows、macOS、Linuxといったデスクトップ環境だけでなく、ウェブブラウザのほか、iOS、Androidでも、まったく同じゲームデータを用いて動作させることができる。
2024年6月13日、Suika2の公式サイトがアクセスできなくなり、ソフトやマニュアルが利用できなくなった。Suika2を推奨していたゲーム投稿配信サイトふりーむ!はSNS上で、応援していたソフトの公開停止について心苦しい旨と、自サイトの利用者に推奨していた立場として、利用できなくなったことへのコメントを発表した。ゲームニュースサイトもこれを引用して公開停止に言及した。その後、サイトは復旧したが、ソフトウェアの公開は終了し、開発者は公開終了の経緯について説明するとともに、サークル運営に関する反省が述べられている。[1][2] [3]
2026年1月、後継のSuika3がGitHubで開発開始され、2026年4月、最初のリリースが行われた。Suika3はビジュアルノベルを主な開発対象とするモバイル指向の汎用2Dゲームエンジンであり、タグベースの記述(NovelML)とスクリプト言語(Ray)を備えている。過去のSuikaシリーズのソースコードのアーカイブも公開されている。 [4] [5]
Suika2のシナリオファイルの文法は、プレーンテキストで記述された日本語の小説をそのままゲームとして表示することを基本としている。
グラフィックの表示やサウンドの再生などの演出には、@記号で始まる簡素な「コマンド」が利用できる。
コマンドで表現するのが煩雑なロジックは、拡張用のスクリプト言語であるWMS(Watermelon Script)で表現することができる。
画面上へのボタンの作成はシナリオファイルでは行わず、GUI定義ファイルで行う。
これらにより、シナリオ、演出、UI、ロジックをそれぞれ別な言語に分離して、ユーザビリティを向上させている。
開発環境
Suika2の開発環境はSuika2 Proと呼ばれている。[6]
現在のところ、Windows版、macOS版、Linux版が存在する。Windows版で先行して機能追加が行われ、他のプラットフォームに移植されている。
スクリプト実行基盤
Suika2には、吉里吉里/KAGにおけるTJSや、ティラノスクリプトにおけるJavaScriptのような、実行基盤となるスクリプト言語が存在しない。 これにより、ゲームエンジンのプラットフォーム移植時に問題となりがちな、実行基盤のスクリプト言語のAPI移植が、Suika2では問題とならない。
なお、WMSはゲームの実行基盤ではなく、ロジック記述用の外部呼び出し言語である。
演出機能
移植性
Suika2は、どのようなOSやSDKであっても移植可能なように、独自のコンパクトなハードウェア抽象化レイヤーを定義して、移植先プラットフォームごとに実装している。
このため、SDL2やPythonのような互換レイヤーを用いていない。
実際に、今日の主要なプラットフォームであるWindows/macOS/iOS/Android/Linuxにはすべて対応している。 さらに、FreeBSDや家庭用ゲーム機への移植も試みられ、動作確認が行われている。Suika2はOpenGLのような特定のレンダリング技術に依存していないため、開発チームはどのような家庭用ゲームへも移植可能だとしている。
Suika2を利用して開発されたゲームは、Emscriptenの技術によりWASMとして出力可能であり、Webブラウザでも動作する。[11]