かすかべ防衛隊
漫画『クレヨンしんちゃん』に登場する架空の組織
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概要
野原しんのすけがアクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)の級友を誘って結成した、「春日部の愛と平和を守る」ことを目的とした組織。元は母親のみさえがしんのすけをのせるときのフレーズで、現在のかすかべ防衛隊が結成される以前もしんのすけ1人で「かすかべ防衛隊」という名称を使用していた。現在の5人によるかすかべ防衛隊は、原作では第11巻、アニメでは1995年5月1日放送「かすかべ防衛隊だゾ」で結成。映画では『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』にて初登場。
幼稚園の教諭など、周囲の大人の自宅を勝手に秘密基地として、そこで作戦会議を行う。しかしながら防衛隊らしい任務をすることはあまりなく、遊び仲間という意識が強い。
5人が気合いを入れる場面で言うフレーズは「かすかべ防衛隊、ファイヤー!」。このフレーズは野原一家が気合いを入れる場面でも同様に「野原一家、ファイヤー!」である。
隊員

(左から佐藤マサオ・桜田ネネ・風間トオル・ボーちゃん)
野原しんのすけ
- →詳細は「野原しんのすけ」を参照
風間トオル(かざま トオル)
- しんのすけの友人で、しんのすけ曰く「お互いのほくろの数まで知り尽くした関係」[注 1][注 2]と称するほどしんのすけにとっては同性愛者レベルでお気に入りである。さらに風間の弱点である耳をしんのすけに息を吹きかけられたり、唇で甘噛みされると恍惚状態に陥り、ときには立てなくなるほど崩れ落ちることがある。他にも、腕を指で一撫でされ恍惚状態に陥る描写もある。しんのすけからも「感じやすい」とのコメントを受けており、その度に顔を真っ赤に染めながら大声で否定している。原作ではあまり強調されないが、アニメ、特に映画で強調される傾向で、特に『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』ではかすかべ防衛隊を拉致した敵のバレルにまで「最近のガキは進んでいる」と感想を述べられている。
- アニメでは同じく真柴が演じるシロを溺愛するシーンがあり、周囲に誰もいない時だけ抱きついて顔に頬ずりをすることがある。また、人間になったシロと風間くんが同時に喋ったシーンでは、しんのすけに「風間くんとシロのすけ(シロ)、キャラがかぶってるゾ」と言われたり、風間とシロの会話のみで構成された次回予告の中では「僕とシロが会話していると変な感じがする」というメタ発言をしていた[2]。
- アニメ初期の頃から犬が好きで、親戚から預かっているアフガンハウンドのオスの大型犬「ルドラ」の面倒を見たり散歩させていたこともあり、彼のブラッシングを毎日きちんとしているために毛並みがツヤツヤの犬だった[3]。
- 初期はしんのすけのことを「しんのすけ君」「しんちゃん」「君」と呼んでいたが、現在は「しんのすけ」「お前」と呼び、防衛隊メンバー内では唯一呼び捨てであり、しんのすけに対する態度には上から目線でトゲのある扱いな部分が多々あるが、担当声優の真柴によれば、これは決してしんのすけのことを見下しているわけではなく、自然体で周囲に溶け込んでいるしんのすけに対してのコンプレックスも含まれているとのことである。また、メンバー内では基本的に「風間くん」と唯一苗字で呼ばれており[注 3]、先生に対しては敬語を使っているのが特徴。
- 様々な塾に通っていて頭が良く、中学生並の知能レベルを持つ。基本的には真面目で礼儀正しいが、自分の博識や所持品[注 4]を自慢したり、世間体や評判を気にするなど常に弱みを見せることを嫌い、失敗した際に必死に取り繕おうとすることもある[注 5][注 6]など、自己顕示欲やプライドの高いナルシストである。幼稚園のバザーでは、ネネの提案で「訳あり商品」を持参してほしいと頼まれた時には、自分が全問正解した問題集を数冊持参して、出品のために自分が解いた回答を全て消しゴムで消して「答えを消したら再び使える訳あり品」として用意した[注 7][4]。仕切りたがりな質でもあり、他人に対して文句をつけるものの自分から率先して行動するタイプではなく、自分の手に負えない状況や事態に直面するとすぐにパニックに陥ったりするなど、本質的には虚栄心が強く自分勝手な性格である。
- 母親に『5才からはじめる!!〜りっぱな大人になる100の方法〜』という本を買ってもらって将来に備えて人間性を磨くために読んだ際には「イラッとしたときはどうすればいい?」の項目に書かれた「すぐ怒るのではなく6秒数えてみよう。その間に気持ちがスーッと落ち着くはず」を見て翌日の幼稚園で実行したが、マサオ・ネネ・ボーちゃんに対する怒りには効果があったが、しんのすけに対する怒りには60秒数えてようやく冷静になれた[5]。
- 番外編『エンピツしんちゃん』ではメンバーで唯一私立小学校に通い[6][注 8]、「ターミネーターvsしんのすけ」ではサイボーグに命を狙われたしんのすけを助けるために15年後の未来から来た風間本人が登場し、その時に東京大学に進学していると主張している[7]。
- 家庭は裕福で、高級マンション「マングースマンション」在住。初期は後に登場する酢乙女あいのようなイヤミったらしい金持ちキャラが強く、幼稚園の課外活動のバーベキューにマツタケを持参したり[8]、臨海学校ではメロンを1個丸ごと持参するなど、その裕福ぶりを周囲に嫌味ったらしくひけらかしていた。また(特にアニメの)初期におけるしんのすけとの関係も、友達というよりはライバルとして描かれていた[注 9]が、酢乙女あいが登場後は徐々に裕福さを強調する描写は薄れた。
- マザコン振りや少女アニメ好きなオタク気質があり、少女向けアニメの「ふしぎ魔女っ子マリーちゃん」や「ま・ほー少女もえP」の隠れ大ファンである。特にもえPに対しての愛情と熱意は凄まじく、知識もマニアックな域に達し、フィギュアや限定グッズ収集はもちろん、コスプレに手を出すほどの熱中ぶりである[9][注 10]。DVDも大量に所持しており、風邪をひいた時にもベッドに入ったままポータブルDVDプレーヤーで観賞しており、もえPの希少レアグッズ類を入手するためには自分勝手[注 11][注 12]な言動や姑息[注 13]な手段を取ることも少なくない。それらの趣味は既にしんのすけなどの一部の人間には察されている[注 14]が、誰の前でも必死に隠そうとし、無理矢理ごまかすなどしている[注 15]。
- 少女向けアニメ以外にも密かに男児向けアニメのアクション仮面やカンタム・ロボも見ているが、もえPに対してほどの熱意はなく、またこれらも周囲には隠している。マザコンに関しても同様に周囲に知られており、しんのすけやネネに「カザマザコン」と呼ばれることもある。アニメ「オラたち女の子だゾ」(1998年3月6日放送)では、幼女向けのファッションのコーディネートのセンスがいいとしんのすけたちからも誉められ、彼自身も「女装ではSHAZNAにも負けていない」と語る。
- スポーツ万能で、短距離走ではチーター(河村やすお)を追い抜いたこともあり、ボウリングではチーターよりも遥かに高得点を取っていた[注 16]。
- しんのすけのボケにしばしばツッコミを入れるが、ノリツッコミをしたり逆にボケに回ったりする例もしばしば見られる。
- 作戦や計画を立てるも詰めが甘い所があり、それが原因で失敗を招くことも多い。劇場版『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』では、山で道に迷った際に間違えて世界地図を持ってきてしまい(この時、しんのすけたちから「いつも思ったんだけど、風間くんって詰めが甘い所があるよね」と冷たい目で指摘された)、敵が占拠しているB級グルメカーニバルの会場に侵入する時、彼自身が「大声を上げるな」と言ったのにもかかわらず、みね子に呼ばれた際に大声で返事をしており、それが原因で敵に見つかってしまった。
- 幼稚園児ながら英語塾など複数の塾に通っており、実際に中学生レベルの頭脳の持ち主で、本人もその博学ぶりをひけらかすことが多いが、肝心な時に全く役に立たないこともある。実際に英語が必要な場面では「英語塾に通っているから」と期待されたものの、いざとなると会話に詰まってしまい周囲から呆れられた(作中でも「英語力は大したことがない」と書かれてしまっている)。
- 酢乙女あいの第二の恋の生贄であったが、すぐに冷めた。女運は割と良いが、毎回奇怪な行動を取るしんのすけのせいで縁を切られたり、しんのすけに惚れられたりしてしまい[注 17]、世間体や将来を考えてしんのすけと絶交しようとすることもあるものの、彼がいないと寂しがる節や、彼を一番の親友として認めている節も見せる。
- オカルトや迷信などの非科学的現象を信じない現実主義な面が強い。映画『踊れ!アミーゴ!』ではマザコンな面やその性格が仇となって敵に捕まってしまった[注 18]。また、映画『襲来!!宇宙人シリリ』では本物の宇宙人(シリリ)に遭遇しても宇宙人はいないと自分に言い聞かせることで現実を認めようとしなかった[注 19]。
- ムッツリスケベな面もあり、ハンカチを拾ってくれたおねえさんに一目惚れして、彼女のパンチラの夢を見た時には鼻の下が伸びただらしない表情をしていた[10]。
- アニメでは初めて園長のことを「組長」と呼んだのは彼である[注 20]。ネネちゃんの「リアルおままごと」を発案したのも彼である(アニメ「ネネちゃんがおこったゾ」[11]より)。第一回目の「リアルおままごと」では、ネネちゃんが「現状に満足している母親」彼が「一流デザイナーのお父さん1号」、しんのすけが「現状に不満ありのサラリーマンのお父さん2号」、ネネの持つウサギの人形が「一家の子供」という役柄で、「お父さん1号と2号は仲が悪い」、「しかし子供は、お父さん2号の子供」という設定だった(その設定を決めたのも風間)[注 21]。
- 好きな食べ物は、おでんの具の中では餅巾着[12]。嫌いな食べ物はタマネギとブロッコリーだが、マヨネーズがかかっている場合は別で食べられる。風間家の冷蔵庫の中には「カナちゃんとマーくんのお子様バター」というバターがある[13]。注射が嫌いで、強がって怖くないふりをしていたが、注射が終わった後に「ママ、僕怖がって泣いたりしなかったよ、わーい」とはしゃいで墓穴を掘り、皆に嫌いなことがばれてしまい、しんのすけとマサオには白い目で見られた[14]。
- シャーロック・ホームズに憧れており、「僕も大きくなったらホームズのような探偵になるのさ」と言ったことがある[15]。刑事ごっこでは、犯人役になった風間くんがやりそうな犯罪としてネネちゃんは「結婚詐欺」、マサオくんは「銀行強盗」、しんのすけは「半ケツフラダンサー殺人事件」、ボーちゃんは「痴漢」を挙げている[16]。
- 生まれて初めて描いた絵は、まだ赤ん坊の頃に、5歳となった現在の自分の部屋の壁に青色のクレヨンで描いたゾウの絵だった。しかし本人は母親に教えてもらうまで完全に忘れていて「しんのすけが勝手に描いた落書き」だと勘違いして「あんな下手くそな絵」と邪険に評価していたが、真相を知った時には驚きを隠せなかった[17]。
- ひまわりからは懐かれており、彼女が生まれて間もない頃に何度か塾を休んで野原家に遊びに行った時に一緒に遊ぶうちに仲良くなる。大抵は彼女に振り回されることがあるが、本人はまんざらでもないようである(アニメ「風間くんがひまわりをあやすゾ」[18])。しんこちゃんと初対面したとき、顔が赤くなって片思いしたことがあり、その時「かわいいなぁ」と言って周りから白い目で見られた。
- かすかべ防衛隊の手帳を作ったことがあったが、その時周りの意見も聞かずに自分が隊長だと勝手に決めており、手帳に書かれた防衛隊の規則も非常に厳しいもの[注 22]だったため、他のメンバーから猛反発され、結局最後は彼だけが規則を忠実に重んじた結果、自業自得で酷い目に遭うというオチとなった[19]。なお、彼自身はその後もこの手帳を使用し続けている[20]。
- しんのすけの父ひろしの靴の悪臭を嗅いでしまったことがある。ある日、しんのすけが家にある靴を靴屋みたいに玄関先に出して靴屋さんごっこをしていた。ひろしの靴は悪臭が酷く、庭に置いていおり、自分やみさえの靴ばかり置いていた。靴屋さんごっこの最中にかすかべ防衛隊の面々がやって来る。庭にも箱に入った靴があるのを見付けたトオルが箱を開けようとしてしんのすけから「それは駄目」と言われたが、箱を開けてしまい、ひろしの靴の悪臭にやられてしまう。しんのすけは庭に置いていた理由を友人たちに「オイニーがゴイスーなんだぞ」と業界用語的に表して話した。
- しんのすけとは2歳の頃に会っていた。野原家が今の家に越す前、家の内覧に来た時にたまたま母と通り掛かったが、その頃は何の接触もなかった。
- アニメ版ではトイレとの相性が非常に悪く、高校の文化祭や塾の帰り道などで何度かおもらしをしている。また、おねしょグセが抜けきれておらず、幼稚園のお泊まり会では母の勧めでパンツ型おむつを渡された。
桜田ネネ(さくらだ ネネ)
- 声 - 林玉緒
- しんのすけの友人で、かすかべ防衛隊の紅一点。アクション幼稚園ひまわり組の園児。5歳。一人称「ネネ」「私」(2歳時は「ネネちゃん」)。髪はキャラメル色(アニメでは赤茶色)で二つ分けである。特技はピアノ。
- 見た目は美少女だが、性格は出しゃばりかつ自分勝手で、しんのすけたちはおろか大人も出し抜いたり、様々な局面でおいしい所をちゃっかり持って行こうとする狡猾さや抜け目のなさも兼ね揃えている。常人が理解し難い発言や矛盾した発言も極端に多く、相手(特にマサオ)を混乱させることも多い。初期はおしとやかでおませな女の子で、少々泣き虫な面があった[注 23]が、後に性格が凶暴化。しんのすけがふざけていると彼の母親であるみさえのようにげんこつやグリグリ攻撃、頬抓りなどのお仕置きをすることがある他、風間を「バカザマ」、「風間じゃなくて無様」、マサオを「オニギリ」と脅すことがある。特にマサオに対する扱いは一際荒く恫喝したり、おならをした瞬間を見ていたマサオを脅迫、プロレス技をはじめとする暴行を加えたりしている[注 24]。原作、アニメ共に酢乙女あいが転園してからは、より凶暴性に拍車がかかっている[注 25]。原作では彼女の性格の悪さ・凶暴さは母・もえ子からの遺伝であることが判明しており、もえ子も心配したみどりに報告された際、「遺伝だなんてとても言えない……」と心の中で呟いていた。
- 自らを「アクション(ふたば)幼稚園のアイドル」と自負し、ひまわりが生まれた時「素直な子になるように」と言って、ひまわりの名前を「ネネ」や自分の名前から取って「ネネ美」にしたらいいと言ったり、トオルがしんのすけたちを他の幼稚園の女子たちとの合コンに誘ったことを知ると、「ネネというアイドルがいるのに合コンなんて(許せない)」と身勝手な自論を振りかざし、男装して妨害を目論んだり、あいやきゃりーなどの自分以外の女の子が周囲からチヤホヤされているのを見ると、露骨に嫉妬心や敵愾心を露わにするなど、トオルに劣らないほどのナルシストぶりや、もえ子譲りのプライドの高い一面も見せる。しんのすけが年上の美女を好むように、年上のイケメンに目がない面食いな一面もある。しかし、しんのすけのように同世代の異性に一切の興味がないわけではないようで、しんのすけが自ら陰茎を露出した際には手のひらで目隠しをしながらも、指を開いた間からしんのすけの下半身を凝視している描写がしばしばなされている。
- さらに、芸能ジャーナリストの如く他人のゴシップを好み、嬉々と首を突っ込んで周囲を巻き込んででも徹底的に調べ上げようとする野次馬根性の持ち主でもある[注 26]。たまにその行動がエスカレートし、騒動の原因となってしまうことがある。低血圧で寒さに弱く、朝早く起きるのが大の苦手で、雪が降った日には仮病をしてまで幼稚園を欠席し、椎造先生に会う機会を逃したことがある。
- 常にうさぎのぬいぐるみを懐に潜め、嫌なことがあると殴ってストレスを発散している。それを目撃したよしなが先生が心配のあまり家庭訪問をする始末であった。この癖は元々もえ子のもので、当初はネネもその光景を見るたび「いつものママじゃなーい!」と泣きわめいていたが、いつしかその対象はネネに移り、周囲から「いつものネネちゃんじゃなーい!」と言われるようにまでなってしまう。さらにアニメでは、埼玉紅さそり隊のふかづめ竜子が幼稚園に連れてきた本物のうさぎをも殴ろうとし、よしなが先生が止めに入ろうとしたが、そのうさぎが瞬時によけたため、彼女は思いきり手を痛めてしまい、泣きわめいていた[21]。
- 凶暴かつおませな性格の反面、ババ抜きで負けた時や、予防注射を受けたときなどに泣いてしまうなど年相応の女の子らしい一面もある。そのため、優しくされたマサオ・風間(途中からボーちゃんも)がネネを好きになったことがあり[22]、年上が好きなしんのすけがネネに照れているような描写もあった。
- 自分の行いが原因で取り返しのつかない事態へ発展してしまったり、思いもしていなかった結果を招いた時には反省することもある。また、自分の非を認めた時には強い責任感を見せる一面もある[注 27]。一方両親(特に父親)がいる場では、横暴な言動は鳴りを潜め、比較的素直な態度でいることも多く猫を被る。
- 趣味は「リアルおままごと」という、脚本が用意された昼ドラ仕立てのリアル(現実的)なおままごとである。内容は「ドメスティックバイオレンスに耐える美人妻」、「離婚をしてくれない酔っぱらい夫」など内容は様々だが、結局最後は実家に帰るか離婚という結末となる。しんのすけたちを「リアルおままごと」に参加させるためには手段を選ばず、巧妙な手段でほとんど強制的に参加させている。そのため、他の男4人はネネが提案する前にそろって却下してしまう[注 28]。参加者の都合は一切考慮せず強引に誘い込み、配役に関してもしんのすけや風間が夫の場合待遇の良い扱いを受ける(しんのすけは「ダンサー、夫婦ラブラブ」、風間は「エリート社員」など)が、マサオの場合安月給や無計画などのポジションが多い。このリアルおままごとが、仲間内で嫌悪の対象[注 29][注 30]になっていることに対しては多少自覚はあり[注 31]、他の目的を達成させるための脅迫に用いることもある。大抵はしんのすけたち4人(主にマサオ)がリアルおままごとの被害者だが、チーターこと河村率いるばら組の男子(ひとし、てるのぶ)も強引に巻き込まれてリアルおままごとを嫌っている被害者であり[23]、実際しんのすけたち4人とばら組が強豪チーム相手とのサッカー対決で「相手チームに負けたら毎日リアルおままごと」とネネに脅迫された際は決死の気迫の末、相手チームに勝利した[24]。他にも、ひろしなどの事情も知らずに参加した者も少なからずいる。ミッチーとヨシりんをリアルおままごとに誘った時には、2人に何度かストーリーのシナリオを勝手にアドリブで幸せな家族物語に進行させられたり、2人のラブラブっぷりに初めての敗北感を味わうが、2人に影響されたおかげで新作おままごとの台本を書くこともできた[25]。
- 酢乙女あいとは犬猿の仲だが、時折意気投合して共同戦線を張ることもあり、その際には抜群のコンビネーションを見せている[26]。彼女からは基本的に「あなた」と呼ばれているが、普通に「ネネちゃん」と呼ばれることもある[27]。
- 熱繰椎造のことは当初は毛嫌いしており、大繩飛び大会の練習中にひまわり組の面々とも対立した結果、不登園になってしまったことがある。しかし、椎造が苦手としていたうさぎを克服しようと努力する姿を見て、彼のことを見直すと同時に恋をした。その後不登園から立ち直り、ひまわり組の面々と和解した。アニメ版では椎造が教育実習を終えた後に雪が積もった日に訪れた際に、奇しくもネネは外が寒くてズル休みをしたため会うことができず、後から事実を知った彼女はショックを受けていた[28]。
- 転んで怪我をした際に駆けつけて傷口の手当をしてくれた酢乙女あいのボディーガード・黒磯に恋をし、ラブレターを送ったが翌日にはコロッと忘れてしまった。
- 空間認識能力が高く、サッカーではジャンピングヘッドが上手い[29]。
- 嫌いな食べ物はベビーコーン、グリーンピース。
- 将来の夢は女優である。「若くしてスカウトされ、20代はアイドルから女優に転身、その後結婚のため引退するも、35歳で芸能界に復帰する」という、具体的なビジョンも持ち合わせている(アニメ「これが!青春らしいゾ」シリーズ(高校生編)では演劇部に所属)。また、歌手・アイドル志望であり芸能界に進みたいという意志がある。他にも「行列のできる店を経営するのが夢」と言って、幼稚園のバザーの時に防衛隊のメンバーに「訳あり商品」の用意を頼んだことがある[30]。映画『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』では、未来でふたば幼稚園の先生となっているが、さらに捻くれた性格になっており、園児に暴言を浴びせているシーンがあった。5歳のネネはその姿に幻滅していた。
- しあわせうさぎ / なぐられウサギ
- 声 - 矢島晶子
- ネネが所有しているウサギのぬいぐるみ。初登場時は些細なことでしんのすけに激怒したネネに夢の中で「しんちゃんを許してあげて」と諭す優しい性格だったが、ネネが凶暴な性格に変化した時期からサンドバッグ代わりにされるようになる。アニメではその怨念によって性格が変化し、自分を殴りつけるネネやもえ子に対して復讐を企てたり、マサオを睨み付けてビビらせるなど、凶悪で恐ろしい冷酷な性格へと変貌した。赤ん坊のひまわりにも容赦しない[注 32]。彼女が動く際には、夜空に不気味な赤い月が浮かぶ怪奇現象が起こる。
- 2003年6月7日放送「殴られうさぎの逆襲だゾ」以降はシリーズ化され、同年12月6日放送「ネネちゃんのうさぎがしゃべったゾ」、2006年8月25日放送「なぐられウサギたびたびだゾ」では、ひとりでに動く、シロと会話する、ネネに憑依し金縛りにかけるなど、ホラー要素の強いキャラクターとして描かれている。2014年8月29日放送の「レジェンド オブ なぐられウサギだゾ」で久しぶりに登場し、翌年2015年9月11日には「なぐられうさぎ〈泡〉だゾ」が放送された。また、2017年8月18日には「なぐられうさぎ〈醒〉[注 33]だゾ」が放送された。しんのすけの声が矢島晶子から小林由美子に代わってからは登場していない。
佐藤マサオ(さとう マサオ)
- 声 - 一龍斎貞友 [31]
- しんのすけの友人。アクション幼稚園ひまわり組の園児。身長106.2cm[1]。5歳。坊主頭と丸い顔からあだ名は「オニギリ(頭)」。
- 友人たちからは「マサオ君」と呼ばれているが、原作の初期では「マー君」、「まーちゃん」とも呼ばれていた。
- 風間トオルと同じような常識人の感性を持っており、基本は優しく素直だが、気が弱く非常に泣き虫で、極度の怖がり。その一方で後述のような卑怯な一面を持つ。運動が苦手で要領も悪く、いじめっ子の標的にされることが多い。防衛隊のメンバーからも不遇な扱いをされ、ネネの横暴の一番の被害者でもある。足の大きさはかすかべ防衛隊の男子の中では一番小さく、しんのすけが3 - 4歳の頃に履いていた靴もピッタリ履けるほどである。
- また、女の子好きで貫庭玉サキやばら組のメグミ[注 34]や大原ななこにも惚れたことがある。特に、酢乙女あいには恋の生贄である[注 35](彼女が幼稚園に来ることは少ないため、来た際夢中になって他に目が行かなくなるほど)。彼女がしんのすけのために作った弁当が不測の事態[注 36]によってマサオの手に渡った時には、弁当箱を開けたら「大スキ」と海苔で描かれてあって[注 37]、彼女と自身が両思いであると勘違いしてしまうことが多い。しかし当のあい本人からは一向に相手にされることもなければ、冷たくあしらわれることも多い。あいがしんのすけに恋心を向けていることが気に入らず、彼女の恋心を潰すためしんのすけを貶める行為を何度もしている[注 38][32][注 39]。映画『伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』では、いつも自分に対して無関心な酢乙女あいが優しく振る舞ってくることに不信感を抱き、あいが偽者ということを最初に気が付くが、一度は彼女の言葉に誘惑されて捕まりそうになるも風間の言葉で涙ながらに思い留まった。一度しんのすけがあいの投げキッスを拒否した際にあいを泣かしたと勘違いして激怒し[注 40]、しんのすけに決闘を申し込んだが、しんのすけの言葉で思い留まり、泣きながら謝罪した[注 41]。他の女の子にも恋をしたことが何度かあるものの、自身の性格が原因でいずれも失恋に終わるなど、基本的に女運は悪い。
- しかし、時々ふとしたきっかけ(園長のサングラスをかけた時や[33]、劇場版『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』でバスのハンドルを握らされた時など)や、酢乙女あいへの恋心、恐怖心がある一線を超えた場合、今までの気弱な性格が一転して変貌し、野性味と男気溢れる熱血漢な性格に変わり、口調もヤクザ風に変化し、運動能力も大幅に向上する。臆病さ故か卑怯な行動を取ってしまう一面もあり、『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』では、しんのすけへの不信感からスウィートボーイズの作戦に従ってしまい、しんのすけをマサオの家に誘い込み、しんのすけ捕獲の手助けをするという完全な裏切り行為を働いたこともある[注 42]。そのためしんのすけから裏切り者呼ばわりされた。また、映画以外でもいざとなった場合は周りを見捨てて自分が真っ先に逃げるなど、利己的な部分も多い。
- 普段はあまり態度に見せないもののネネに対する怨恨はしっかり持っており、日頃のネネの横暴な振る舞いを増長させたモノマネを本人の前で披露[34]したり、自作の紙芝居を作成した際にネネを物語の悪役に仕立て上げ、普段の意図返しの如く散々な目に遭わせる[35]など、陰湿な形で仕返しをする。アニメではネネに対して一時的ながらも強気な態度に転じることもあるが、大抵の場合はすぐに形勢逆転され、倍返しで報復される[36]。
- 泣き虫な反面、それを利用して自分の言い分や要求を無理矢理にでも押し通そうとしたり[37]、煽てられるなどするとすぐに調子に乗りやすく[38][注 43]、図々しい言動や空気を読まない発言をして周囲の怒りを買ってしまうなどの軽薄な一面[39]や、大げさなくらいに落ち込むなどして周囲を困惑させるなど卑屈な一面[40]を見せることも多く周りからもあきられるほどである。また、調子に乗った場合は碌な展開にならず、マサオ自身にとってはバッドエンドで終わることがほとんどである。
- 映画『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』では大人になった彼が登場する。髪を伸ばしており臆病な面は全く無くなったが、性格や言葉遣いが乱暴になっており、一人称も「俺」を用いている。しかしながら、根本的な優しい性格は変わっていない。
- 姓の佐藤は元々アニメオリジナルの設定だったが[41]、2011年4月に出版された「クレヨンしんちゃん大全」においてはマサオの姓は佐藤だとされ、後に原作にも登場した[注 44][42]。
- 母親譲りの几帳面な性格で、散らかった部屋とスケジュールを破ることを嫌い、しんのすけとネネにスケジュールの邪魔をされると非常に落胆する[43]。整理整頓好きが大きく出たせいで一時的に「お片づけ症候群」になってしまい、その際は自分の部屋だけでなく家中の片付けもして、真夜中に眠りながらでも無意識に片付けをして、さらには他人の家の掃除までしようとして母親を心配させたことがあり、数日間野原家に預けられた時に何度片づけてもキリがないことを知って最終的に物を散らかす方が落ち着くズボラな性格になったこともある[44]。
- 手先は不器用で、初期の話では粘土遊びをしていて動物を作っている時に、よしなが先生に違う動物を作っていると勘違いされた(例:犬を牛、虎を豚に間違われるなど)。
- 編み物とものまねの才能があり、周囲から絶賛されるほど。また、普段は運動は苦手としながらも、ふとしたきっかけで活躍を見せることもある。
- しんのすけ同様、アクション仮面が好き。趣味はコレクション。使用済みのテレフォンカードをカードホルダーに数多くコレクションしている[45]。菓子の付属のキャラクターシールやカードはたくさん持っていて、レア物が手に入るまでのめり込んでしまうタイプ。他にもカブトムシやカエルなどの動物も好きであり、しんのすけやボーちゃんを誘ってたびたび虫取りに出かけたり、カブトムシの飼育も趣味である。ハムスターも大好きで、知り合いにもらって自分のペットとして飼い始めたが母親には飼うのを反対されており、自分が幼稚園に行っている間に母親に捨てられるのを恐れて幼稚園の鞄に入れて幼稚園に連れて来てしまったこともある[注 45][46]。一方で、ミッチーと同じくクモが大嫌いな所もある[47]。
- 好きな食べ物はグラタン、ハンバーグとプリン[14]。フルーツの中ではイチゴが特に大好物[48]。おでんの具は半片が好物[49]。嫌いな食べ物はナスとキャベツ。一時期、ピーマンも嫌いだった。
- 将来の夢は漫画家。既にオリジナルの作品も描いており、自身をモデルにしたヒーローを主人公にしたことが災いし、しんのすけたちに酷評された(その際、ボーちゃんの方が漫画家に向いているとも言われてしまい、落ち込んでしまう)[注 46]。しかし漫画家を目指しているだけはあり、画才はある。「少年忍者吹雪丸」の大ファンで、作者のよしいうすとを尊敬しており(ただし、彼の人間性に関しては軽蔑している)、自分の書いた漫画を持ち込んだり、アシスタントになりたいと自ら懇願したこともある。
- 一度みさえからしんのすけと間違われて[注 47]、グリグリ攻撃をされたことがある。
- しんのすけから見て、かすかべ防衛隊の4人の中ではマサオと遊ぶことが最も多く、しんのすけが出かける理由としてマサオと遊ぶことを理由にすることが多い。その際しんのすけはマサオの家ではなく、向かい側の家に向かって声をかけて、しんのすけに「いつ引っ越ししたの?」などと言われることが毎度のお約束である。中ではしんのすけの気まぐれでマサオの家に行くのをやめて、マサオ本人が最後まで出番が無いこともある[注 48]。
ボーちゃん
- 声 - 佐藤智恵[50]
- しんのすけの友人。アクション幼稚園ひまわり組の園児。5歳。
- 名前の通り『ボー』っとしており防衛隊メンバーの中では最も大柄な体格である男の子。たまに鋭い指摘をしたり幼稚園児にはできない作業をこなすことができる。隊員では唯一本名不明[注 49]。自己紹介時も「ボーちゃんと呼んでください!」などと言うだけである。
- 趣味は珍しい形をした石集め(理由は石は人間と同じく唯一無二であるため)。自分の歯に似ている石も集めており、それに伴い自分の歯も白く輝くほどに大事にしているので、幼稚園の歯科検診では「なかなか手入れが行き届いている」と褒められた[51]。かくれんぼの時には灰色の布を用意して「花壇の大きな石」に擬態して隠れたこともある[52]。得意技は「気配を消すこと」。普段は無口で目立たないが、鼻水や石集めを馬鹿にされると激昂する[注 50]。他にも渋い趣味を好み、庭の石の苔の水やりの時間を決めていたり[53]、京都旅行で体験したことがある茶道が好きな風情のある和の心の持ち主でもある[54]。また、酢乙女あいの第三の恋の生贄。
- いつも垂らしている鼻水は意のままに操ることができ、一発芸や武器として利用する。ティッシュで鼻水を拭き取っても大抵は次の瞬間に元に戻るが、時間がかかることがある。鼻づまりで鼻水が止まった時に鼻水が出ていないと体のバランスが悪くなってしまう[55]。また、普段あまり使わないがポケットティッシュは持参している[注 51][56]。たまに鼻水が止まった時にはティッシュをドリル状にしてから鼻の穴をくすぐってクシャミと共に鼻水を出すために使うようにしている[57]。夏の暑い日には鼻水が蒸発して通常より短くしか鼻水が出ず、クーラーのおかげで涼しくなれば通常の長さに復活する[58]。冬の寒い時には鼻水が胸の高さまで長めに垂れてしまうが、暖まれば元の長さに戻る[59]。幼稚園の書道の時間には墨で鼻水を黒色にイメチェンしたこともある[60]。鼻づまりをしている時も、ひろしの靴の臭い匂いを嗅いだ時には焦りながら嫌がっていた[61]。
- モーターボートの起動ができる[62]、免許はないが幼稚園の送迎バスの運転(MT車)に関する知識があり、かすかべ防衛隊の面々に教える[注 52][63]、湯呑みに書かれた魚の複雑な漢字を次々に読破する[64]、野球のボールが自分の横を通り過ぎる一瞬の間にボールの縫い目の数を数える、プロの書家顔負けの達筆で習字を書くなど、知識技能は大人をも軽く凌駕するものがある。ピアノが凄く上手な所もある[65]。裁縫も得意で、ポケットに「裁縫道具セット」を入れて持ち歩いている[66]。几帳面であり、集めた石を綺麗に並べたことを機に整理整頓好きになり、野原家で片付けをした時には少し曲がったリモコンもキチンと戻さなければ気が済まない一面がある[67]。現在は隠れた才能を発揮したりするが、アニメ初期は動きが鈍いキャラクターで2代目OP「夢のENDはいつも目覚まし!」では防衛隊5人で踊るシーンで、ボーちゃんはしんのすけ、トオル、ネネよりも遅く踊っていた(マサオは「付いていけてない」踊りをしている)。運動神経も優れており、リレーの1走で普通に走って(鼻水を使った技など使わず)足の速いばら組・さくら組の園児に勝つほどである[68]。ひまわりが生まれて以降も、時々だが動きや反応が鈍いことがあり、ばら組の「耳フーラグビー」の天才児の「耳吹カケル」に耳に息を吹きかけられた時には反応に少し遅れて立ち止まった後にラグビーボールを落として彼に敗北したり[69]、学園ドラマに影響されて「生徒会長」になったネネにより「書記」を任された時にはノートに字を書くのが遅く、本人も早く書けなくて焦っていたこともある[70]。
- 一度しんのすけたちかすかべ防衛隊がボーちゃんを探ろうとする話が原作第10巻で登場しており、メンバー全員がボーちゃんの母親や家の場所を知らないことを暗示している。なおこの話で母親が影だけで登場しており(台詞あり)、年の離れた姉の存在も明らかになっている。『新クレヨンしんちゃん』第7巻では母親と父親が(顔は台詞によって隠されている)登場し、蝸牛のツム郎を飼っていることも明らかとなっている。容姿は不明だが、祖母の存在も確認されている回がある[71]。現在、防衛隊メンバーは皆、ボーちゃんの自宅を知っている。
- しんのすけ・ネネ・マサオが想像したボーちゃんのお母さんはボーちゃんをそのまま大きくし、髪型を変えただけで口調もそのままなお母さんだったが、トオルの想像はしんのすけ好みの綺麗なおねいさんであった。
- 死体ごっこをはじめ、しんのすけと奇妙な遊びをしたり、協力技を見せたりと馬が合い、未来でもしんのすけとはかすかべ防衛隊のメンバーの中で一番の親友である描写がある。また、しんのすけと組んで、マサオ君や動物をいじめる者を撃退することもある[72]。カメレオンが好きな所もあり、カメレオンの目つきも好き[73]。
- 懸賞当選品が当たる運の良さもあり、劇場版1作目『アクション仮面VSハイグレ魔王』ではチョコビとコラボした「アクション仮面カードコレクション」のカードホルダーが当選したり、毎週9名様にしか当たらない『銀賞ワニ山さんぬいぐるみ』の「金歯のワニ山さんのシークレットぬいぐるみ」が当選したことがある[74]。
- 原作初登場時は何一つ言葉を話しておらず、髪型や体型は現在と異なっており、当時はややボサボサしており、ぽっちゃりしていた。
- 手を火傷した所を竜子に助けられた時に竜子に惚れたこともあり[注 53][75]、まつざかに惚れたこともある[注 54]。
- 朝は公園にラジカセを持参して、ラジオ体操の替わりにカンフー体操をする習慣もある[76]。
- 嫌いな食べ物はあまりないが、くさやが苦手。2009年2月13日放送の「ママサミットだゾ」では、ピーマンを丸ごと食べたこともある。おでんの具では大根が好物の1つ[77]。
- 料理が得意な所があり、得意料理は「卵焼き」[78]。卵焼き以外にも「フランスパンのサンドイッチ」[注 55]を作ってひまわり組の生徒たちを感心させたこともある[79]。
- その一方でうっかりしてしまう所もあり、「ポケットに石を入れっぱなしにしてしまったズボンを洗濯機で洗濯した」時に洗濯機を壊してしまったことがあり、その話を聞いたかすかべ防衛隊の全員が驚いていた[80]。
- 将来の夢はパイロット、ビジュアル系ロックバンドのボーカルになって大ヒットを飛ばしたり、発明家(『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』の大人ボーちゃんが発明家になっていた)など様々。抽象画の才能がある。また別の回では、石の博物館を開きたいと言っていた。
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- 演者による言及
- 佐藤は2018年の「V-STORAGE」とのインタビューの中で、ボーちゃんは普段無口な分、一言で核心を突いたり、その場をまとめられるため、演技に際しては気持ちが伝わるよう大切に発言していると語っており、説得力がある分周囲から「ボーちゃんが一言で全部持って行ってずるい」と言われることも多いと話している[50]。
- 放送が進むにつれてしんのすけの声がボーちゃん並みに低くなったため、ボーちゃんもそれに合わせて初期のエピソードよりも声を低くしている[50]。ボーちゃんの声は普段の佐藤の声とは全く異なることから体力を消耗しやすく、長台詞では息が続かないと佐藤は2018年のインタビューの中で語っている[50]。
準隊員
酢乙女あい(すおとめ あい)
- 声 - 川澄綾子
- 2010年代以降登場頻度が増え、現在ではふたば幼稚園ひまわり組のなかではかすかべ防衛隊の5人に次いで登場頻度が多い。アニメにおいては過去に隊員になったことがある。原作では第25巻、アニメでは「嵐を呼ぶ園児・酢乙女あい登場だゾ」(1999年11月12日放送)から登場。2000年代までは年に一度程度と登場頻度は比較的少なかった。一人称は「わたくし」。アニメでは「わたし」または「あたし」ということもある[81]。
- 東京都世田谷区の一等地から庶民の生活を知るために春日部市に引っ越し、ふたば幼稚園に転園してきた(やかんの麦茶の実写版CMでは、世田谷ナンバーを装着したトヨタ・センチュリー(2代目)が巣乙女家のリムジンとして登場する)。登場初期は通園時(車から出る時)にBGM(モーリス・ラヴェルの『ボレロ』)をかけて通園。常にSPの黒磯を引き連れている。無自覚にも一般庶民を見下す発言を繰り返していたことから特にネネといさかいを起こしていた。ただしその美少女な容姿や素質の良さから、しんのすけを除く全ての男児からの男受けがよく人気は絶大。そのような事情からネネとは、あいが想いを寄せるしんのすけの取り合いになるなど基本的には犬猿の仲だが、時と次第によってはネネと仲良くしていることもある[注 56]。
- また、ネネと多くの男子園児(作中ではマサオ、トオル、ボーちゃん、河村が堕とされ、特にマサオは現在でも虜になっている)を恋の虜とし、ただ一人まったく興味を示さなかった元来大人の若いおねいさん好きなしんのすけをも虜にしようと苦心するも、「オラ、子供には興味ありません」と断られ、逆にその言葉がキッカケでしんのすけに恋をするようになる。それ以来はしんのすけを「しん様」と呼んでおり、しんのすけがすることなら、例えおならや立ち小便でもプラス思考に感動するなど、完全にしんのすけに心酔している。ただし、しんのすけが記憶喪失になった際には元の好きだった破天荒さがなくなったために「魅力がない」とがっかりしたり、彼がトオルと入れ替わった時にはいつもと違う真面目な姿[注 57]を見て幻滅するなど、状況によってはしんのすけのことを嫌になることもある。
- 靴下を履かずに登園したしんのすけのことを、「元野球選手のお嬢さまで女子プロゴルファーの人と結婚した俳優の方みたい」(石田純一のこと)と評している[注 58]。また、しんのすけにお弁当を作ってあげたこともある[注 59]。しかし、しんのすけはこれらの口説きに全くと言っていいほど動じていない。
- 非常に運動能力や思考力に優れている。そしてしんのすけからも「なんてマイペースなんだ…」と言われるほど自由奔放な女の子[注 60]。アニメ「ネネちゃんの告白だゾ」[注 61]では、壮絶なすれ違いと行き違いからネネちゃんが書いた黒磯宛のラブレターがあいの手に渡り(名前は書かれていなかった)、しんのすけが自分に贈ったものだと勘違いし喜びのあまり抱き着いていた。
- まつざか先生のためを思うネネの気持ちに応えてFBIを要請して徳郎を探すための手助けをしたりパーティードレスのまま防衛隊の面々と泥遊びに興じるなどと友情は深まってきている。ただ、マサオに対してだけは快く思っておらず、「文句あるなら置いていきますわよ!」と激怒したこともある。
- 好きな食べ物は「甘い物」。お菓子なら何でも好きで、ケーキは毎日食べているが、「庶民的なお菓子」を喜んで食べる[注 62][82]。
- 自分が太り気味なことを気にしてダイエットを始めることを決めた[注 63]時には、昼飯を食べなかったり、車から降りでウォーキングで移動することを決意して「1日で1万歩」歩くことにして山道を歩くが、疲れと空腹で倒れてしまい、ネネが持って来たお菓子[注 64]を食べて元気になったこともある[82]。
- 原作・アニメ共に黒磯に無理難題なミッションやワガママを要求する場面が多く、拒否された時は黒磯の不祥事の証拠写真を突きつけ脅し、弱みを握らせることで黒磯を協力させる(この時黒磯は弱みを握られ、大抵の場合素直に渋々従う)。
- アニメ「あいちゃんと駆け落ちだゾ」[注 65]では母親の後ろ姿のみ登場しており、容姿や年齢は一切不明である。また、アニメ「あいちゃんの家出だゾ」[注 66]では祖母の存在も確認されている[注 67]。アニメ「あいちゃんとお鍋だゾ」[注 68]では、「(買い物で)迷った時は全部買え」と祖父に教えられたと語っている。
- アニメでは彼女により、キャンピングカーを秘密基地としたりオリジナルのコスチュームを作ったりしたが、漫画を読んだりお菓子を食べるだけの防衛隊になってしまい、その後普段のかすかべ防衛隊に戻った。
- また、しんのすけの親族に気に入られようと野原家を頻繁に黒磯のリムジンで訪れ、みさえ、ひろし、ひまわりと接したことがある。両親からはそのマイペース振りや世間知らずぶりで「疲れた」「苦手」と評されたが、本人はすっかり仲良くなったと思っている[注 69]。しかし野原家では唯一ひまわりにだけは比較的懐かれており、30万円位のネックレス [注 70]を気前よくプレゼントしたことで「ねーたん」と懐かせることに成功した[83]。アニメではあいの素性を知ったみさえが、将来的にしんのすけと結ばれるのなら悪くないと考えている[注 71]。
- 少々高飛車でいかにもわがままなお嬢様という性格であるが、みさえのことを家政婦扱いして失礼な態度を取ったことをすぐに詫びるなど、素直な面も持ち合わせている。ただしアニメ版では、ネネちゃんと口喧嘩の際、しんのすけ以外に興味がなく、トオルたちにアイスを驕ったりしているのは「ついで」だと言い切っている[84]。
- 原作では、しんのすけを賭けてななことフェンシング対決をしたり、事業に失敗して一気に貧乏人になったりした。その際には庶民を馬鹿にしていた報いだとネネから言われるが、あいは否定。むしろ憧れており、今の状況をどこか楽しんでいる様子だった(最終的に事業に成功して前以上の大富豪となって復帰する)。
野原ひまわり
- →詳細は「野原ひまわり」を参照
- 劇場版で防衛隊メンバーとして入ることがある。
シロ
- →詳細は「シロ」を参照
- 劇場版で防衛隊メンバーとして入ることがある。
元隊員
桜 ミミ子(さくら ミミこ)
お色気(おいろけ)
- 声 - 三石琴乃
- 劇場版第6作『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』に登場。
- SML[注 72]の隊員。しんのすけのスカウトによって補欠隊員として入隊。
ザキヤマさん(ザキヤマ)
- 声 - 山崎弘也
- アニメに出演したゲスト。補欠隊員として入隊。
- 園児服の上にレモン色のネクタイを付けており、二人称は君で、しんのすけたちより年上のように見えるが、実は4歳で、年少のさくら組である。
貫庭玉サキ(ぬばたま サキ)
- 声 - 川田妙子
- 劇場版第24作『爆睡!ユメミーワールド大突撃』に登場。
- 同作で転園生としてふたば幼稚園にやってくる。集団悪夢シンドロームでマサオが精神的に疲労し、活動に支障が出たため追加隊員として入隊。同作のラストでサキは再び外国に転園するが、エンディングではその後も夢の世界でしんのすけらと交流を続けている描写がある。
- 詳細はクレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃#貫庭玉家を参照。
隊長について
隊長は正確に決まっておらず、時折その座を巡って隊員同士で揉めることがある[86]。発足当初、トオルは「リーダー」、しんのすけは「隊長」、ネネは「女王様」、マサオは「キャプテン」、ボーちゃんは「ボス」となっていた。その他、「社長」「会長」「筆頭株主」などの肩書きが「隊長」と併用されるケースもある。
その他
- 結成前からこの5人はひまわり組のお道具係である[87]。
- 1994年発売のスーパーファミコン用ソフト『クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲』においては、しんのすけ以外の4人が映画の第1作目に登場したハイグレ魔王に捕まり、敵として改造された。
- 1998年4月24日放送「ケータイ電話はおもしろいゾ」でかすかべ防衛隊の最終目標総員は1327人であることが判明し、現在員数は5人(達成率は0.38%)である。
- ライバルとして、「かすかべガーディアンキッズ」というクローバー幼稚園に通う園児5人組が数回登場していた。初登場は1998年4月10日放送「防衛隊のライバル登場だゾ」。
- 2013年公開の『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』では意見の違いから5人それぞれに衝突し、解散の危機に一時的に陥ったが、ギリギリで踏みとどまれたため、事なきを得た。
- 映画第18作『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』ではかすかべ防衛隊と映画オリジナルキャラクターの金有タミコ、未来のひろし、みさえ、ひまわり、しんのすけ以外のカスカベ防衛隊でカスカベ最強防衛隊を名乗った。
