ちゅうバス
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| ちゅうバス Chu Bus | |
|---|---|
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ちゅうバスの車両(京王バス B21555) | |
| 運行開始 | 2003年12月1日 |
| 自治体 | 東京都府中市 |
| 委託事業者 |
京王バス(下記路線を除く全路線) つくば観光交通(よつや苑西ルート) 三和交通多摩(新府中街道ルート) 京王自動車(武蔵台循環) |
| 登録番号 | 多摩ナンバー |
| 所管系統数 | 11路線 |
| 外部リンク | ちゅうバスについて(概要・路線図・時刻表など) |
ちゅうバス (Chu Bus) は、東京都府中市が運行するコミュニティバスである[1][2]。
2003年12月1日に4路線で運行が開始され[3][4]、数度の改編を経て2026年以降は11路線が運行されており[1][5]、府中駅を中心に市内各所を結んでいる[5]。
運行事業者

府中市内の交通不便地域を解消し、各公共施設・市中心部(府中駅周辺)へのアクセスを向上させ、市民生活の利便を図ることを目的として運行されている[1]。担当部署は都市整備部計画課。
「ちゅうバス」の名称は、府中市の「中(ちゅう)」と、ねずみのように機敏で小回りが利くイメージから命名された[2]。キャッチフレーズはローマ字の"Chu"から、"Community bus in Heartful and Useful"(優しさと利便性をもつコミュニティバス)。
車体は市のキャッチフレーズ「ほっとするね 緑の府中」に基き、緑色の木々を基調とした図柄が採用されており、そこにシンボルマークとしてねずみとバスを組み合わせたキャラクター「ちゅう太」が描かれている。ちゅう太はバス停の標柱などにも描かれている[2]。
1994年(平成6年)に京王電鉄バス(当時)の府31系統の経路変更について府中市が積極的に提言を行い、その後1998年(平成10年)には同系統の延伸に際して小型バス2台を寄贈したのが府中市におけるコミュニティバス計画の端緒となっており、そこまで含めると30年以上の歴史を有する。
沿革
府中市からの寄贈車両、競艇場前駅南口にて(2006年撮影)
トップドア車、車椅子用ステップリフトなし(除籍済)
府中市議会では1990年代初頭からミニバス運行に関する提言が上がっていたが[注 1]、既に多数の鉄道・バス路線があったことから、市はこれを実施しない方針が続いていた[7][8]。しかし市南東部の西武多摩川線沿線では府中駅方面への乗継が非常に不便で[注 2]、武蔵野市(吉祥寺)方面への流動が多いという実態があるなど、市が再開発や公共施設を新設しても、その恩恵が市民全体に行き渡らない可能性が指摘されていた[9]。
この当時府中駅~市南東部方面を結ぶバス路線は、京王電鉄バスが小型車両を用いて運行する【府31系統:府中駅(旧甲州街道経由)車返団地】1路線のみであったが、一連の議論を受けて市が京王と協議した結果、1994年(平成6年)4月に旧甲州街道経由から生涯学習センター経由に変更された[10]。同時に車返団地より先、競艇場前駅方面(押立町・小柳町地区)への延伸要望もなされたが、採算性の問題で協議は難航し、最終的に市がバス車両を京王に寄贈するという形で1998年(平成10年)に延伸が実現された[11][注 3]。
府中市はこれ以降の交通不便地域への路線バス対策も、府31と同様「京王と積極的に協議を行うが、運行にかかる費用の補助(赤字補填)は行わない」という方針で継続する意向であったため、採算性の問題からその他の地域への対策が遅れていた[12]。なお同時期に府中市が京王に要望を出し、採算上問題ないと判断されて開業した路線には、武75系統(1997年)と寺92系統(1999年)がある[13]。
しかし、武蔵野市のムーバスや先述した府31の延伸が利用者に好評であることが追い風となり、2000年(平成12年)には初めてコミュニティバス事業調査にかかる予算が設けられ、府中市がバス運行費用を負担する方式に関する検討が正式に開始された[13][14]。その後の推移は以下の通り。
- 多磨町方面の北東ルート
- 是政方面の南東ルート
- 四谷方面の中河原駅での乗り継ぎを含めた南西ルート[注 4]
- 北山町方面の北西ルート
- 市中心部の循環ルート

- 府中駅から北東方面へ、東府中駅を経由し多磨町へ至る多磨町ルート
- 府中駅から南東方面へ、是政駅を経由して循環する是政循環
- 府中駅から北西方面を循環する北山町循環
- 府中駅から南西方面へ、中河原駅を経由して循環する南町・四谷循環


- 府中駅から東南東方面へ、競艇場前駅を経由し武蔵野台駅へ至る押立町・朝日町循環 押立町ルート(以下「押立町ルート」)
- 府中駅から東方面へ、東府中駅・武蔵野台駅を経由し多磨駅へ至る押立町・朝日町循環 朝日町ルート(以下「朝日町ルート」)
- 同日、ダイヤ改正が行われ終車時刻が延長された。同時に南町・四谷循環、北山町循環でも経路変更・路線延伸されている。
- 2010年(平成22年)3月29日 - 中河原駅より北西方面を循環する南町・四谷循環 四谷六丁目ルート(以下「四谷六丁目ルート」)を新設。同時に、従来の南町・四谷循環は南町・四谷循環 よつや苑西ルート(以下「よつや苑西ルート」)に改められ、中河原駅において無料乗継扱いを始めた。
- 2017年(平成29年)4月17日 - 北山町循環、是政循環、四谷六丁目ルート、朝日町ルートで、ダイヤ改正と経路変更が行われた[18]。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 北山町循環、よつや苑西ルートで、ダイヤ改正と経路変更が行われた[19]。
- 2020年(令和2年)3月23日 - 北山町循環、よつや苑西ルートで、停留所名の変更と停留所新設が行われた[20]。
- 2020年(令和2年)10月1日、京王電鉄バスの子会社3社(京王バス東・京王バス中央・京王バス南)が合併したことにより、運行事業者・営業所の名称が「京王バス中央・府中営業所」から「京王バス府中営業所」へ変更。
- 2024年(令和6年)3月11日~3月25日 - 府中市が実施する価値促進事業の一環として、RYDE株式会社と市計画課の提携で、スマートフォン用アプリ『RYDE PASS』を利用したちゅうバスデジタルチケット実証実験が行われた[21][22]。
- 2025年(令和7年)3月21日 - 府中市公共交通協議会により府中市地域公共交通ネットワーク再編計画(答申案)が市議会に提出された。この再編計画は京王の乗務員不足への対応や利用実態との乖離軽減を目的としており、ちゅうバスについては大規模な改編が示唆された[23]。
- 2026年(令和8年)4月1日 - 全路線で経路変更やバス停の廃止・新設を伴う大規模なダイヤ改正を実施(同年2月19日発表)。上述の答申案に基づき、主には以下のような変更が行われた。
- 京王の一般路線と重複する区間については、極力どちらかに統一することとなった。
- 全路線30分間隔を崩し、道路状況や乗務員の労働時間など、実情に合わせたダイヤに変更された。
- 新たに京王バス以外の事業者が運行に加わり、ワゴン車(ハイエース)で運転する路線の実証運行が開始された。
運行内容
各路線の概要は下表の通り。詳細な経路と沿革は#現行路線と#車両の節を参照のこと。
| 路線名 | 発着1 | 発着2 | 事業者 | 運転間隔 | 使用車種 | 台数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ■ 多磨町ルート | 府中駅 | 多磨町 | 京王バス | 30分 | 日野・ポンチョ(乗客定員35名) | 3台 |
| ■ 是政循環 | 府中駅 | 府中駅 | 京王バス | 60分[注 5] | 中型バス(乗客定員58名) | 3台 |
| ■ 郷土の森ルート | 府中駅 | 分倍河原駅 | 京王バス | 60分[注 5] | 中型バス(乗客定員58名) | |
| ■ 本宿町循環 | 府中駅 | 府中駅 | 京王バス | 35分[注 6] | 日野・ポンチョ(乗客定員35名) | 1台 |
| ■ 押立町ルート | 府中駅 | 武蔵野台駅 | 京王バス | 30分 | 日野・ポンチョ(乗客定員35名) | 3台 |
| ■ 朝日町ルート | 府中駅 | 多磨駅 | 京王バス | 45分 | 日野・ポンチョ(乗客定員35名) | 2台 |
| ■ 南町ルート | 府中駅 | 中河原駅 | 京王バス | 35分[注 6] | 日野・ポンチョ(乗客定員35名) | 3台 |
| ■ 四谷循環 | 中河原駅 | 中河原駅 | 京王バス | 40分 | 中型バス(乗客定員58名) | 1台 |
| ■ よつや苑西循環 | 中河原駅 | 中河原駅 | つくば観光交通 | 45分 | トヨタ・ハイエース(乗客定員10名) | 1台 |
| ■ 新府中街道ルート | 中河原駅 | 総合医療センター | 三和交通多摩 | 90分 | トヨタ・ハイエース(乗客定員9名) | 1台 |
| ■ 武蔵台循環 | 西府駅 | 西府駅 | 京王自動車 | 60分 | トヨタ・ハイエース(乗客定員9名) | 1台 |

運賃
運賃は全線均一、1乗車につき100円。大人・子供同額で、未就学児は無料である。料金は乗車時に支払う。府中市内の一般路線バスのほとんどが区間制運賃の中乗り後払い方式であるのに対し、ちゅうバスは均一運賃の前乗り先払い方式を採用している。
運行開始当初よりバス共通カードや交通系ICカードには対応していなかったが、2018年(平成30年)4月1日より、PASMO・Suicaなど交通系ICカードが利用できるようになった[24][25]。ただし、2026年4月より運行開始したワゴン路線は、物販での取り扱いとなるため、PiTaPaの利用は不可。
東京都シルバーパスは利用できず、各種障害者手帳提示による割引制度も存在しない。専用の定期券や一日乗車券の発売はなく、京王バスの金額式IC定期券「モットクパス」や京王バスIC全線一日乗車券なども利用できない[1]。
ちゅうバス専用回数券が発売されており、ワゴン路線を除くちゅうバス車内または京王バス府中営業所で購入できる。21枚つづり2000円で100円分割引となっている。緑色の券面にマスコットの「ちゅう太」が描かれている。
乗継制度
以下の場合のみ乗継券の発行対象となり、乗り換え先のバスで再度運賃を支払うことなく無料で乗り継ぐことができる。
利用の際は、最初に乗車したちゅうバスの乗務員から乗継券を受け取り、次に乗車するちゅうバスの乗務員に手渡しで回収してもらう。車内の自動放送でも案内がある。
両路線が乗り入れる停留所であっても、上記指定停留所・方向以外での無料乗継は行っていない[注 7]。また各ルートで発行される乗継券は、それぞれ外見が異なるため誤用できないようになっており、発行時に乗務員によって日付が記入されるため当日中しか使用できない。
ワゴン路線
ワゴン車で運行される路線(よつや苑西循環・武蔵台循環・新府中街道ルート)については、以下の制約がある。
- 座席定員は9人までで、立席乗車は不可。ただし、よつや苑西循環のみ立席1名可。車椅子乗車時は2席使用する。
- 定員超過となった場合、各事業者が代替車両(乗客定員4名:タクシー車両)を手配する。代替車では、現金のみ取り扱う。
- 車内での専用回数券の販売は行われていない。
現行路線
市内各駅を拠点に、以下の11路線が運行されている。概ね8時台~19時台に運行される。各ルートごとにラインカラーが設定されており、バス停や路線図での案内に使用されている。かつては方向幕の地色もラインカラーに合わせられていたが、行先表示機のLED化(単色LED)に伴い消滅した。
多磨町ルート
■ 府中駅 - 緑町二丁目 - 東府中駅 - 生涯学習センター - 浅間山公園入口 - 多磨霊園表門 - 多磨町
- 府中駅から東府中駅・浅間町を経由し、市北東部の多磨町へ至る路線。運転間隔は30分。終点の多磨町は京王バスの一般路線(武85など)と共用。
- 府中駅行きのみ「人見街道入口」「府中町二丁目」に、多磨町行きのみ「若松町二丁目」に停車する。
- 沿革
- 2003年12月1日 - 以下の経路で開業。多磨町行きは中央文化センター経由、府中駅行きはルミエール府中経由。
- 2026年4月1日 - 経路変更。
是政循環

■ 府中駅 → 清水が丘二丁目 → 中央道府中バス停下 → 鶴巻公園 → 是政 → 是政駅 → 鶴巻公園 → 清水が丘二丁目 → 府中駅
- 府中駅から東京競馬場を経由し、市南部の是政へ至る路線。運転間隔は60分(郷土の森ルート重複区間は30分)[20]。府中駅周辺と是政地区で循環運行を行っており、上記順で府中駅~府中駅の通し運行を行う。ただし府中駅発最終便のみ是政駅止め。中型バスで運行される。
- 沿革
- 2003年12月1日 - 開業。
- 2012年~2015年1月まで、中央道府中バスストップの府中スマートIC併設工事のため、一部区間を迂回して運行された。
- 2017年4月17日 - ダイヤ改正時に経路を一部変更。是政五丁目 - 是政駅で是政橋高架下を経由し、府中街道西側へ延伸。これにともない是政停留所を府中街道東側から府中街道西側に移設した[18]。
- 2026年4月1日 - 郷土の森ルート運行開始に伴い、ダイヤ改正。府中駅へは旧甲州街道経由で出入りするようになり、「府中町二丁目」を経由しなくなった。
郷土の森ルート
■ 府中駅 - (是政循環と同経路) - 鶴巻公園 - 是政駅 - 是政 - 郷土の森総合体育館 - 大東京綜合卸売センター前 - 分倍河原駅
- 府中駅から市南部の是政駅、郷土の森、矢崎町経由で分倍河原駅へ至る路線。運転間隔は60分[20]。区間便の設定はないが、府中駅~是政間は上述の是政循環が重複して運行されている。中型バスで運転される。
- 府中駅行きのみ「市営矢崎第二住宅」「是政六丁目」に停車。分倍河原駅行きのみ「是政文化センター」「是政二丁目北」「是政二丁目」「中央道府中バス停下」「中央道下」に停車。「郷土の森正門前」は往復とも北向き車線の標柱でのみ客扱いをし、夏季休暇期間中は経由しない[26][1]。
- 是政循環の「是政五丁目」は経由しないが、府中駅発の便も「是政駅」に停車する。あじさいまつり等のイベント開催時のみ、京王の分52急行便が運行される。
- 沿革
- 2026年4月1日 - 開業。
- 「是政六丁目」「大東京総合卸売センター前」「市営第二矢崎住宅」の3停留所を新設。従来府中駅~分倍河原駅~郷土の森公園を結んでいた府52(廃止)および分52(休止)の代替であるが、過去に一般バス路線の運行がなかった大東京綜合卸売センター(府中市場)前を経由する。
本宿町循環
■ 府中駅 → 片町文化センター → 東芝南門 → 本宿小学校東 → 本宿町三丁目 → 東芝南門 → (往路と同経路)→ 府中駅
- 府中駅から本宿町(エフ・ユニバース)を循環し、府中駅へ戻る路線。全便が上記順で府中駅~府中駅の通し運行を行う。運転間隔は平日35分、土日祝40分。
- 沿革
- 2003年12月1日 ー 「北山町循環」として、以下の経路で開業。本宿町三丁目停留所付近はすれ違い困難な狭隘区間のため、交通警備員が路上に常駐して誘導し、両方向のバス乗務員が警備員と無線で連絡しながら交互に通行する形態となった。
- 府中駅 → 第一小学校 → 東芝南門 → 本宿町三丁目 → 西原町北 → 第七小学校正門 → 北山町四丁目 → 西原町北 →(往路と同経路)→ 府中駅
- 2017年4月17日 - 経路を一部変更[18]。従来北山町地区を循環した後新府中街道で府中駅方面に戻る経路だったのを、武蔵台文化センター西 - 西原町北でJR武蔵野線手前まで東八道路を往復する経路に延伸し、延伸区間に4箇所の停留所を新設した[18]。
- 2018年10月1日 - 経路を一部変更[19]。国道20号(甲州街道)の渋滞を避け定時性を確保するため、往復ともに旧甲州街道(大國魂神社前)経由に変更し、府中駅手前の「第一小学校」(府中駅方向のみ停車)を経由しなくなった[19]。これら2回の改正により、以下の経路となった。
- 府中駅 → 片町文化センター → 東芝南門 → 本宿町三丁目 → 西原町北 → 第七小学校正門 → 北山町四丁目 → 武蔵台一丁目 → 西原町北 →(往路と同経路)→ 府中駅
- 2020年3月23日 - 停留所名を変更。京王バスの一般路線と共通の「JAマインズ北山支店前」を「横街道」に改称[20]。JAマインズ北山支店は2015年3月13日に閉店し西府支店へ統合されたが[27]、その後も停留所名に残っていた[20]。また、同時に、「分倍河原駅」を「分倍河原駅北」に改称。北山町循環の「分倍河原駅」はロータリー内ではなくMINANO裏手の旧甲州街道沿いに所在する[20]。
- 2026年4月1日 - 運行内容変更。
- 北山町・武蔵台方面への運行(本宿小学校 - 北山町四丁目 - 本宿小学校間)を取りやめ、名称を「本宿町循環」に変更。北山町方面は既に京王バスの一般路線である府46(第七小学校循環)が運行されている。武蔵台方面は後述する武蔵台循環に引き継がれる(「武蔵台南公園前」は廃止)。
- 車両の運用が後述の南町ルートと共通になり、運行間隔が従来の30分から平日35分・土日祝40分に変更された。本宿町周辺の経路が一方通行の循環となったことにより、交通整理員の配置を終了。
押立町ルート

■ 府中駅 - 清水が丘二丁目 - 小柳町二丁目 - 小柳公園 - 競艇場前駅南口 - 小柳公園 - 押立町西公園 - 府中東高校 - 車返団地 - 武蔵野台駅南口
- 沿革
押立町ルートと朝日町ルート(後述)の源流となった府31は90年代以降、府中市の要請や車両寄贈により上述の#沿革にある通りの変遷を辿ってきたが、依然として以下のような問題を抱えていた。
- 府中駅~競艇場前駅までの運賃が380円(1999年時点)と高額な上[注 10]、所要時間50分・運行間隔60分と、シルバーパスを持たない市民の足として使うには不便である[28]。
- 2003年のちゅうバス開業時に多磨町ルートが生涯学習センター経由で運行を開始したのと入れ替わりで、府31系統は旧甲州街道経由に戻された[注 11]が、この影響で府31の営業収入がちゅうバス開業直前の30%程度にまで落ち込んだ[29]。
こうした状況から、2007年(平成19年)2月の府中市コミュニティバス検討協議会の提言に基づき、ちゅうバスへの転換が決まった。
- 2008年3月25日 - 従来運行されていた府31系統を再編する形で、「押立町・朝日町循環(押立町ルート)」として開業[30][31]。運転間隔は60分。小柳町~白糸台方面は路線が分断されたことから、武蔵野台駅での無料乗継が設定された。
- 2012年4月1日 - 開始当初より30分間隔での運行が目指されていたが、要望により2011年11月1日~2012年3月31日の実験運行を経て、同日より正式に30分間隔での運行開始[32]。
- 2026年4月1日 - 路線名を「押立町ルート」に変更。往復とも旧甲州街道で府中駅に出入する経路となり、「府中町二丁目」を経由しなくなった。「押立町四丁目」を新設。朝日町ルートとの無料乗継は継続。
朝日町ルート
■ 府中駅 - 八幡町二丁目 - 東府中駅 - 白糸台一丁目 - 武蔵野台駅南口 - 白糸台三丁目 - 榊原記念病院 - 朝日町 - 多磨駅(東口)
- 沿革
上述の押立町ルートと同様の経緯で開設された。
- 2008年3月25日 - 従来運行されていた府31系統を再編する形で、「押立町・朝日町循環(朝日町ルート)」として開業[30][31]。運転間隔は60分。
- 2012年4月1日 - 開始当初より30分間隔での運行が目指されていたが、要望により2011年11月1日~2012年3月31日の実験運行を経て、同日より正式に30分間隔での運行開始[32]
- 2017年4月17日 - 経路を一部変更。府中駅方向は榊原記念病院の東側から旧甲州街道へ入る経路に変更し、旧甲州街道に白糸台六丁目・白糸台三丁目東停留所を新設。また白糸台三丁目 - 武蔵野台駅南口間では京王線の高架をくぐる経路に変更し、押立町ルートのみ停車していた車返団地内郵便局に朝日町ルートも停車するようになった[18]。
- 2026年4月1日 - 路線名を「朝日町ルート」に変更。運転間隔を30分から45分に変更。押立町ルートとの無料乗継は継続。往復とも旧甲州街道で府中駅に出入する経路となり、「府中町二丁目」を経由しなくなった。
南町ルート

■ 府中駅 - 府中市役所 - 分倍河原駅 - 武蔵府中税務署 - 府中南町アパート - 中河原駅
- 府中駅から市南西部の南町を経由して中河原駅へ至る路線。第三小学校 - 武蔵府中税務署間は、両方向共に分倍河原駅→いきいきプラザ東の順に運行。運転間隔は平日35分、土日祝40分。
- 中河原駅では四谷循環及びよつや苑西循環との無料乗継制度があり、車内で乗継券が発行される(#乗継制度を参照)。
- 沿革
- 2003年12月1日 - 「南町・四谷循環」として、以下の経路で開業。開業前の計画段階で既に中河原駅乗継で2ルートに分けることが決まっていたが、京王バスの既存の路線との兼ね合いや四谷一丁目地区の反対運動により、本来中河原駅で終点となる予定だったものをよつや苑西まで運行する形態となった。
- 府中駅 → 府中市役所 → 分倍河原駅 → 郷土の森西 → 中河原駅 → 住吉町三丁目 → 稲荷神社 → 四谷駐在所西 → よつや苑西 → 四谷三丁目 → 四谷駐在所西 →(往路と同経路)→ 府中駅
- 2010年3月29日 - 路線名称を南町・四谷循環(よつや苑西ルート)に変更。南町・四谷循環(四谷六丁目ルート)開業に伴うもの。同時に、中河原駅での四谷六丁目ルートとの無料乗継取扱を開始。
- 2011年8月15日 - 延伸。よつや苑西から四谷駐在所西へ戻らず、四谷一丁目地区経由で中河原駅へ向かうようになった。
- 2018年10月1日 - 経路を一部変更。往復ともに国道20号(甲州街道)ではなく旧甲州街道(大國魂神社前)で府中駅に出入するようになり、府中駅行のみ停車の「第一小学校停留所」を経由しなくなった[19]。この時点で、以下の経路となる。
- 府中駅 → 府中市役所 → 分倍河原駅 → 郷土の森西 → 中河原駅 → 住吉町三丁目 → 稲荷神社 → 四谷駐在所西 → よつや苑西 → 四谷一丁目 → 中河原駅 →(往路と同経路)→ 府中駅
- 2020年3月23日 - 停留所の新設・名称変更[20]。停留所の間隔が長かった四谷一丁目東 - 中河原駅間に「住吉町四丁目」停留所を新設[20]。また、同年3月26日の市立四谷さくら公園の拡張部分開園(整備工事2期)に伴い、「四谷五丁目」を「四谷さくら公園」に名称変更[20][33]。
- 2026年4月1日 - 「南町ルート」に名称変更し、中河原駅以西の循環部分を「よつや苑西循環」として分離。府中駅~中河原駅の経路は変更なし。

四谷循環
■ 中河原駅 → NEC正門 → 西府駅下 → 日新小学校 → 四谷六丁目 → デュオヒルズ前 → 稲荷神社 → 四谷新道 → 中河原駅
- 中河原駅から日新町・四谷を循環する路線。上記順で中河原駅 - 中河原駅の通し運行を行う。運転間隔は40分。中型車(定員58名)で運行される。中河原駅では南町ルートとの無料乗継制度があり、車内で乗継券が発行される。
- 沿革
- 2010年3月29日 - 「南町・四谷循環(四谷六丁目ルート)」として以下の経路で開業。同時に中河原駅でのよつや苑西ルート府中駅方面との無料乗継取扱を開始。
- 2011年8月15日 - 経路変更・バス停名変更。中河原駅→公会堂前の経路を、東大山道経由から中央道北側のくすのき通り経由に変更。「四谷二丁目東」「日新町三丁目」を新設。「公会堂前」を「日新町中央」に改称(併設されている中03系統の停留所は改称なし)。
- これらの変更以前は中河原駅~稲荷神社前間で2ルートの両方向とも重複する運行となっており、市議会でも非効率的な運行として指摘されていた。また、同じ路線の中に「公会堂前」「四谷公会堂」と似た名前のバス停が並存していた。
- 2017年4月17日 - 経路変更。三屋通り南経由から四谷四丁目経由に変更し、四谷通りに「四谷四丁目[注 12]」を新設。これに伴い「三屋通り南」「四谷駐在所西」は経由しなくなった[18]。
- この経路変更は、京王バスが2014年に中02の経路を四谷四丁目経由から三屋通り南経由に変更したことで発生したちゅうバスとの経路重複を解消するために行われたものである[35]。この時点で、以下の経路となった。
- 中河原駅 → 四谷二丁目東 → 日新小学校 → 四谷六丁目 → 三屋通り中 → 四谷四丁目 → 稲荷神社 → 住吉町三丁目 → 中河原駅
- この経路変更は、京王バスが2014年に中02の経路を四谷四丁目経由から三屋通り南経由に変更したことで発生したちゅうバスとの経路重複を解消するために行われたものである[35]。この時点で、以下の経路となった。
- 2026年4月1日 - 路線名称を四谷循環[注 13]とし、運転間隔を30分から40分に、車両はポンチョから中型車に変更。京王の一般路線である中02減便と中03/桜08/桜19廃止による対応。経路も以下の通り変更された。
- 北側は前日に運行を終了した中03と概ね同じ経路となる。四谷二丁目東経由(くすのき通り)からNEC正門前経由(日新通り)となり、旧四谷六丁目ルートが通過していた「住吉町」に停車するようになった。NEC北門前に「西府駅下」を新設。中03の「NEC裏門」と旧四谷六丁目ルートの「四谷二丁目東」は廃止し、日新町三丁目経由を継続。
- 南側は中02と同じ経路となり、三屋通り中を発車後左折せず野猿街道(府中四谷橋北)まで直進する。「四谷四丁目」は廃止。中02の経路上でよつや苑西ルートのみ停車していた「住吉町四丁目」に新たに停車する。

よつや苑西循環
■ 中河原駅 → 住吉町三丁目 → 稲荷神社 → 四谷駐在所西 → よつや苑西 → 四谷一丁目 → 中河原駅
- 中河原駅から住吉町・四谷を循環する路線。ハイエースで運行される。上記順で中河原駅~中河原駅の通し運行を行う。運転間隔は45分。中河原駅では南町ルートとの無料乗継制度があり、車内で乗継券が発行される。
- 沿革
- 2026年4月1日 - よつや苑西循環として運行開始。前日まで運行されていた旧よつや苑西ルートの内、府中駅方面への乗り通し利用が少なかった中河原駅以西の循環区間を独立させる形で、経路の変更はない。車両が小型バスからワゴン車に、運転間隔も30分から45分に改められた。
武蔵台循環
①: ■ 西府駅 → 西府町三丁目 → 本宿町四丁目 → 西府駅 → 本宿町西 → 西原町 → 武蔵台文化センター → 武蔵台一丁目東 → 西原町 → 本宿町西 → 西府駅
- 西府駅(北口)から本宿町の西側を循環し西府駅に戻った後、武蔵台を循環して再度西府駅へ戻る実証運行路線。運転間隔は60分。ハイエースで運行される。上記順で西府駅~西府駅~西府駅の通し運行を行う。
- 沿革
- 2026年4月1日 - 実証運行開始。前日まで運行されていた京王の西府01系統(西府駅~総合医療センター)および旧北山町循環の武蔵台地区を代替する。旧北山町循環の「武蔵台南公園前」を「武蔵台文化センター」に移転・改称し、「泉苑前」を移転。「武蔵台一丁目東」を新設。
新府中街道ルート
■ 中河原駅 - 分梅町四丁目 - 西府駅 - 本宿町西(→第七小学校入口 / ←西原町)- 武蔵台学園 - 総合医療センター
- 中河原駅から分梅町・西府駅(北口)経由で総合医療センターへ向かう実証運行路線。運転間隔は90分。本宿町西~武蔵台学園は上下線で経路が異なっており、総合医療センター行きは第七小学校通り、中河原駅行きは新府中街道を経由する。ハイエースで運行される。
- 他の中河原駅発着路線とは異なり、他路線との無料乗継制度はない。
- 沿革
車両


- 現在の車両
- 日野・ポンチョ(2代目、HX系)
- 小型ノンステップバス。2ドアロングボディ。
- 日野・レインボーII(KR系)
- 三菱ふそう・エアロミディ
- 中型ノンステップバス。
- トヨタ・ハイエースコミューター(200系後期)
- 14人乗り仕様の助手席と後部客席を撤去し、車椅子用リフトを設置して乗客定員9名としたもの。つくば観光交通が保有する車両(よつや苑西循環用)のみ立席対応用に天井が高く改造されている。
- 過去の車両
- 小型車、ステップリフトバス
- CNG車は開業~2009年まで導入。ディーゼル車は2011年に1台のみ導入
2003年の運行開始時にリエッセが新車導入され、2011年の生産終了まで増備が続いた。環境に配慮し、リエッセは全て燃料に圧縮天然ガスを使用するCNG車として導入された(末期の1台を除く)。リエッセのCNG車は、ガスボンベが屋根上にあるものと、車内後部に積んだ室内CNGタイプの車両があり、後者は後部座席付近が狭くなっていた。中央自動車道の低いガードをくぐる南町・四谷循環は室内CNGタイプの車両が使用されていたが、その他は区別なく各ルートで運用されていた。
リエッセはツーステップバスであったが、降車口に車椅子用リフトを装備したステップリフトタイプが使用されており、車内には車椅子優先スペースも設けられていた。その後さらなるバリアフリー対応のため、ノンステップバスとしてポンチョ(HX系、2ドアロングボディ)が導入され、経年車のリエッセが順次代替された。
是政循環では、運行開始当初はリエッセが投入されていたが、他の区間に比べ経路の道路幅に余裕があり利用者も多いため、中型の一般路線車両が代走することがあった。2012年からは是政循環専用車として、日野・レインボーII(ノンステップバス)がちゅうバスカラーで導入されている。
車両整備などで専用車両が使用できないときは、京王バスカラーのポンチョが代走することがある。この場合も通常時と同じく前乗り・運賃先払い方式で運転される。是政循環専用車が検査などの場合は一般路線用の中型車(または大型車)が代走に入り、ちゅうバス専用の小型車は使用されない。
2017年8月より府中市郷土の森公園交通遊園内に、ちゅうバスに使用されていたリエッセ(B20803号車・室内CNGタイプ)が展示車として保存されている[37]。
2019年4月、同じ京王バス府中営業所が担当する国分寺市ぶんバスと同時に車両が更新され、CNG車のリエッセはポンチョに代替されて消滅した。ディーゼル車のリエッセは2021年4月に廃車。
2026年4月からの中型バス路線増加に伴い、京王の一般路線車として使用されていたエアロミディ2台が塗装変更の上、ちゅうバス専用車化された。是政循環、郷土の森ルート、四谷循環の間で区別なく運用されている。
写真
- 多磨町ルートの路線図(2026年3月31日まで)
- 是政循環の路線図(2026年3月31日まで)
- 北山町循環の路線図(2026年3月31日まで)
- 押立町・朝日町循環の路線図(2026年3月31日まで)
- 南町・四谷循環の路線図(2026年3月31日まで)
- 2026年3月31日までは、南町・四谷循環の各方面が30分に1回中河原駅に集合するダイヤが組まれていた。
- 2026年3月31日までは、隘路である本宿町循環の本宿町三丁目付近で交通警備員による誘導整理が行われていた。
- 押立町ルート(B21317)
日野・ポンチョ - 是政循環(B21207)
日野・レインボーII
リア - 押立町ルート(B20901)
※除籍済 - 押立町ルート
日野・リエッセ
一般路線車による代走(B20220) - 是政循環
日野・レインボーII
一般路線車による代走(B20916) - 交通遊園で保存されている
日野・リエッセ
(B20803)