ひょうきん懺悔室

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ひょうきん懺悔室(ひょうきんざんげしつ)は、かつてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組オレたちひょうきん族』のコーナー。

1983年10月1日放送『秋のひょうきんスペシャル』よりコーナー開始。当初のタイトルは『ひょうきんざんげ室』で、「懺悔」の部分が平仮名表記であった。同年10月15日放送のコーナー3回目から『懺悔室』と漢字表記になった。 1988年秋のリニューアルにより「懺悔室」は一旦終了[1]したが、翌1989年10月14日の最終回「タケちゃんマン忠臣蔵」の1コーナーで復活。その後、「新春かくし芸大会」(1993年)・「FNS888スペシャル」(1996年)・「笑っていいとも!」(2001年)・「SMAP×SMAP」(2003年・2013年)・「FNS27時間テレビ」(2008年)にも限定復活した。

なお「懺悔」という言葉は「さんげ」とも読むがその場合は仏教用語である。

電飾の施された教会の前面に腕を斜めにし張りつけにされた格好の、ブッチー武者扮する神様[注釈 1]が安置された懺悔室を舞台とし、番組プロデューサーの横澤彪が黒衣の神父に扮し[注釈 2]、出演者やスタッフなどが自分のNGを懺悔する。なお開始初期にはイエス・キリストのように十字架の電飾に合わせ十字に磔にされた形にしていたが、ブッチー武者曰く「始まって3週目に、どこかのキリスト教の団体からクレームがきた」ため「十字架を外し、はりつけで左右に平行に伸ばした腕の位置を、斜めの角度にする」形に変更された[2][3]

  1. 神父が『罪深き、迷える子羊よ、入りなさい』とNGをした出演者を呼ぶ
  2. 神父が『心ゆくまで懺悔をなさい』と懺悔を促す
  3. 出演者による懺悔、またはその出演者を連れてきた付添人による告発が行われ、出演者が許しを請う
  4. 神父が『祈りなさい。祈りなさい』と祈りを促し裁定に突入する。初期は『それは神のみぞ知ること。祈りなさい。祈りなさい』『神よ、許すならマル、許せぬならバツで、お答え下さい』と述べていたが簡略化された。このとき、BGMを流しながら画面では神様と出演者とが交互にクローズアップされる。
  5. 神様が裁定する。反省が足りないと神様が絶叫しつつ両手を交差させるように「バツ」のジェスチャーをして大量のを浴びせられ、逆に反省が認められれば神様が微笑みながら頭の上で両手で「マル」のジェスチャーをし、天井から紙吹雪が降る。なおブッチー武者によれば「○×の判定について、横澤さんが私に指示を出しているのではないかと思った方もいたようですが、すべて私の判断で忖度なくやっていました」とのこと[3]

「バツ」の水はバケツ一杯が通例であるが、

  • 抗議するなど反省していないと見なされ二杯、三杯とかけられる
  • 「マル」を出したにもかかわらず、余計な一言を言ったため「バツ」になり水をかけられる
  • 「マル」と見せかけて「バツ」を出す(その逆パターンもあった)
  • 「バツ」にもかかわらず水をかぶらないと思わせておいて時間差攻撃で水をかける
  • ADが水をかけた後、とどめにNGをした出演者やスタッフめがけて空になったバケツを落とす

などの変形パターンもあった。水をかけるADが悪ノリしてやっている姿も放映された。

その一方で、ADではなく被害者となった出演者が加害者となった出演者に水をかけた後、とどめに加害者となった出演者めがけて空になったバケツを落として報復するパターンもあった。

一回の放送につき三人ほどの懺悔の模様が放送されたが、実際には、たとえゲストであろうと番組でNGを出した者全員が懺悔室の対象であり、放送時間の関係で面白いものだけが放送されたと後に明された。「懺悔! 懺悔!」は当時流行語になり、後述通りパロディも多数登場した。なお神様の裁定時の判定における手の動きだが、「マル」のときはスローだったのに対し、「バツ」のときは逆に素早い動作だった。

また、NGを出さなくても懺悔室に送られるケースもあり、西川のりおは『金儲けしすぎ』という全く番組に関係ない理由で懺悔させられ、水をかけられたことがある。また、公開収録の『ひょうきん公開懺悔室』では、収録テープが入ったビデオデッキの操作ができなかったという理由で明石家さんまが懺悔するハメになったこともある。

また、出演者のマネージャー・「ひょうきんベストテン」などのゲスト出演者もプレイベートでミスを犯し懺悔室行きになったケースやフジテレビ以外の在京キー局の社員が懺悔室に行かされるケースもあった。

さらに懺悔室に送り込まれる対象は拡大して行き、オープニングナレーションを読み間違えた千葉繁、裏方である番組スタッフ、レギュラーが出演した番組、プライベート、営業(後述の出張懺悔室)に加えて、たけしのマネージャー(当時)菊池忠[注釈 3]、フジテレビの別の番組出演者、フジネットワーク所属の系列局の社員、フジテレビ乗り付けのタクシー運転手、間違えてテレビ朝日にスタッフ用の弁当を届けた仕出し店の配達員、収録中の客など一般人にまで広がり、当時フジテレビアナウンサーだった逸見政孝や同じく編成局長だった日枝久[注釈 4][3][4]が送り込まれた回もあった。時には神様がマルを出したのに水をかけられたという理由で、出演者の抗議で山田邦子と神様とが入れ替わり神様が水をかけられることもあった。

時にはNGを誰一人も出さなかった、NGでも面白かったからOKにしたためNG無しという回もあり、その際は「今日は懺悔の無い良い一日でした」と言うナレーションの後、マルの際と同様に紙吹雪が降って、エンディングの流れとなった。神様に大量の水を掛けるパターンもあった。

判決直前に使われていたBGMは、『宇宙刑事ギャバン』の「ギャバン蒸着」(作曲:渡辺宙明[注釈 5]

通常はこの『ひょうきん懺悔室』が番組の最後のコーナーで、これが終わるとそのままエンディング曲、提供クレジットが出て番組が終わる、という流れであった。

その他の懺悔室

エピソード

脚注

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