アズダルコ
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| アズダルコ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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右尺骨の一部 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 絶滅(化石) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 約9200万年前 (中生代後期白亜紀 チューロニアン) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Azhdarcho Nesov, 1984 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| A. lancicollis | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| アズダルコ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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A. lancicollis Nesov, 1984 (模式種) |
アズダルコ(学名:Azhdarcho)は、後期白亜紀のBissekty 累層(中部チューロニアン[1]:9200万年前、ウズベキスタン)と、Zhirkindek 累層(カザフスタン)から発見されているアズダルコ科の翼竜の属。非常に伸張した頸椎を含む部分的な骨格から知られるが、この伸張した頸椎によってケツァルコアトルスなど多くの巨大翼竜を含むアズダルコ科の一員であることが特徴づけられている。Azhdarchoという属名はイラン神話に登場する竜型の怪物アジ・ダハーカを表すペルシア語 "azhdar" (اژدر) から取られている[2]。模式種はAzhdarcho lancicollis。種小名lancicollis はラテン語の "lancea"「槍」、"collum"「首」に由来する。
アズダルコの化石は1974年から1981年にかけての中央アジア遠征調査の際に、Lev Nesovによってキジルクム砂漠(Bissekty 累層のTaykarshinskaya 部層)から発見された。標本番号ЦНИГРмузей 1/11915 が与えられた模式標本は一本の前部頸椎からなっている。12のパラタイプ標本が参照されており、それには数本の他の頸椎・翼と脚の構成骨・顎の欠片、等が含まれている。これらの標本は(遠征の間に集められた他の脊椎化石と共に)サンクトペテルブルクにあるF.N. Chernyshev Central Geologic Exploration Museum に保管されている[3]。
Azhdarcho lancicollis の模式標本の記載において、Nesovはその特徴的な頸椎(非常に伸長しており、長径中央での断面は丸形をしている)に言及している。彼は他のいくつかの翼竜の同様な特徴について指摘し、この特徴によりプテラノドン科内に含まれる新しい亜科 Azhdarchinae(アズダルコ亜科)を設立した。Nesovはケツァルコアトルスやアランボウルギアニア(当時はティタノプテリクスという名で知られていた)もこの亜科に含め、その後 Azhdarchidae(アズダルコ科)として再分類された。彼はまた、ワイオミング州・ランス累層産の同じように骨壁の薄い翼竜化石もアズダルコ属の1種ではないかと考え、これを後期白亜紀の中央アジアと北アメリカ西部の動物相の間にある共通性の証拠であるとした。しかし、その後の研究ではこの推測は支持されず、今のところA. lancicollis がアズダルコに属する唯一の種であるとされている[4]。
